テレフォン人生相談 2020年5月22日(金)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:大迫恵美子(弁護士)
69歳女性から、定年になって10年、攻撃的な言葉と高圧的な態度の夫が家に居て自分の居場所がない。時に暴力をふるわれることもあって、穏やかな老後を送りたいと思っているのだが・・
Dependent hostile relationship(依存的敵対関係)
加藤諦三氏の〆の言葉『人を批判するのは、人を批判しているのではありません。「俺はこんなに凄いんだぞ!」と叫んでいるだけです。』
目次
穏やかな老後が送りたい
相談者は69歳女性、夫は73歳の2人暮らし。子供は2人、長女45歳と長男43歳。
加藤諦三:もしもし?
相談者:あっ、もしもし?
加藤諦三:はい・・
相談者:はい。
加藤諦三:テレフォン人生相談です。
相談者:はい、お世話になります。
加藤諦三:最初に、年齢を教えてください。
相談者:はい、わたし69歳。
加藤諦三: 69歳・・
相談者:はい。
加藤諦三:結婚してます?
相談者:はい、してます。
加藤諦三:え、ご主人何歳ですか?
相談者:はい、 73歳。
加藤諦三: 73歳・・
相談者:はい。
加藤諦三:お子さんは?
相談者:長女が45で・・長男が43歳です。
加藤諦三:はい・・そいでぇ、 2人で生活してるの?
相談者:そうです、はい。
加藤諦三:はいわかりました。それでどんな?
・・
相談者:主人との、関係でぇ・・悩んでるんですけど。
加藤諦三:はい。
相談者:非常にあのぅ・・攻撃的な言葉を(苦笑)、投げつけてきたり、高圧的な態度だったりとかあるんですけど。
相談者:わた・・
加藤諦三:その高圧的な態度っていうのは、具体的に言うと例えばどんな態度ですか?
相談者:うん、普通に何か話していても、気にいらなく・・なると。
加藤諦三:ええ。
相談者:お前はあのぅ・・さげまんだとかうるさいだとか、黙れとかって言い出したり。
相談者:俺の金でね。
加藤諦三:はい。
相談者:生きているくせに・・
加藤諦三:うん。
相談者:俺に逆らうのか・・ってこういう風になっちゃうんですねぇ。
加藤諦三:はい、はぁい・・
相談者:うーーん・・
加藤諦三:まさに高圧的な態度と、攻撃的な言葉が・・多いって言ったんですけれども。
相談者:はい。
加藤諦三:具体的に言うとどんな言葉ですか?
相談者:例えば・・主人の、他の人に対して・・
相談者:「あいつはこうだな」とか・・「生意気だな」とか言うと、わたしが「そんなことないんじゃない」なんて言うと・・「俺に対して意見するのか」とかね。
加藤諦三:うん。
相談者:そういう感じで言ってくるんですね、うーん・・
加藤諦三:でぇ、なんでそんなに怒んなきゃなんないんだと思います?
相談者:わからないですねぇ、なんかイライラしたら・・
加藤諦三:だから、まぁある・・AならAはねぇ。
相談者:はい。
加藤諦三:加藤諦三なら加藤泰三をものすごく批判してぇ。
相談者:はい。
加藤諦三:「あいつは愚かだ」、「もうアホだ」って、批判・・
相談者:はい。
加藤諦三:してるのはねぇ・・何も加藤諦三がアホだ・・なんだって言ってるんじゃなくってぇ。
相談者:はい。
加藤諦三:俺はこんなに偉いんだぞ。
相談者:ああ・・
加藤諦三:俺はこんなにすごいんだぞ・・
相談者:はい。
加藤諦三:っていうことを言ってるわけですよ。
相談者:ああ・・そうですねぇ・・そうか・・
加藤諦三:その時に・・
相談者:**、ええ、ええ・・
加藤諦三:「そんなことないんじゃない」って言われたらぁ。
相談者:うん。
加藤諦三:自分のプライドズタズタに傷つけられるわけですよ。
相談者:あ、ああ・・はぁい。
加藤諦三:だから・・
相談者:はい。
加藤諦三:劣等感の強い人っていうのはものすごい・・
加藤諦三:攻撃的で人を批判・・
相談者:ああ・・
加藤諦三:しますからぁ。
相談者:はい。
加藤諦三:人を批判してるときに同調して乗ってこないでぇ。
相談者:はい。
加藤諦三:「あの人にもいいとかあるんじゃない」・・
相談者:はい。
加藤諦三:なんて言ったらぁ・・
相談者:そうなんです。
加藤諦三:ものすっごい傷ついちゃうんですよねぇ。
相談者:あ、ああ・・***・・
加藤諦三:だからすっごい怒っちゃうんです。
相談者:そう・・
加藤諦三:もともとだから傷つきやすいわけですよ。
相談者:あ、ああ・・そうかもしれないですねぇ・・
加藤諦三:最初のうちからそうだったの?それとも・・
相談者:いやぁ・・だいぶ経ってからですね、20年ぐらい経ってから・・
相談者:やっぱちょっとなんか、会社・・でも大変な位置で。
加藤諦三:うん。
相談者:仕事もバリバリしなきゃいけなくってぇ。
加藤諦三:うん。
相談者:まっ、そういうののストレスもあったかもしれないですけど。
加藤諦三:うん。
相談者:その時に・・殴られたりしましたけどね。
加藤諦三:どの程度ですか?
相談者:あ・・
加藤諦三:その暴力?
相談者:顔面殴られて、鼻の・・真ん中の筋ですかねぇ、あの、なに?鼻骨っていうんですかねぇ?
加藤諦三:うん。
相談者:それを・・(苦笑)・・折れたというか・・
加藤諦三:鼻骨が折れるほどの・・
相談者:ええ・・すごかったんですけどね、それは(苦笑)・・ちょっと・・
加藤諦三:うーーん・・
加藤諦三:でぇ、あなたの解釈だと、会社・・でストレスが強くなってていうことですか?
相談者:それもあると思いますねぇ、あと・・
加藤諦三:うん・・あなたは、だいたい、人をよく解釈する方ですよねぇ?
相談者:そうですどっちかって言うと、わたしは・・皆と仲良くしていきたいですけど・・
加藤諦三:うん。
相談者:主人はそうでもないですねぇ。
相談者:人に対して非常に厳しく、批判したりします。
相談者:だから・・
加藤諦三:厳しいと言うよりも・・
相談者:ええ・・思うように、やれない・・
加藤諦三:あのぅ・・怒りの対象ですからねぇ。
相談者:ああ・・そうですねぇ・・
加藤諦三:うん・・
相談者:だから子供達ももう全然寄り付かないっていうかねぇ。
相談者:こないですよ、家(うち)には。
相談者:でぇ、わたしにはメールしてきたりとか・・
加藤諦三:うん・・
相談者:写真送ってきたりとかぁ・・
加藤諦三:うん。
相談者:あるんですけど、一切ないんです、もう子供との接触が。
加藤諦三:でぇ・・その最初のうちはもうそうでもなかったんだけども、後半に・・攻撃的になったということですけれども。
相談者:はぁい。
加藤諦三:父親であることが、ある時期から非常に負担になったって事はないんですか?
相談者:あ、ああ、ああ・・そうでしょうかねぇ・・やっぱり「俺が食わしてやってる」っていう気持ちはすっごく、強かった・・みたいですねぇ・・
加藤諦三:うーん・・
相談者:うん・・
加藤諦三:というように感じて・・
相談者:はい。
加藤諦三:それで今日のあなたの相談というのは・・
相談者:ええ・・もうちょっと穏やかにね、もう・・今更、別れる・・っていうのもなんですから。
相談者:穏やかに過ごしたいんですけれども。
相談者:あのぅ・・
加藤諦三:要するに穏やかに過ごすにはどうしたらいいかと。
相談者:はい・・でぇ・・
加藤諦三:ったらもう、73歳ですからぁ。
相談者:はい。
加藤諦三:会社は定年・・
相談者:はい、もちろん、もう・・
加藤諦三:ですよねぇ。
相談者:ですねぇ、はい。
加藤諦三:でぇ、定年後は、不機嫌なんですか?
相談者:そうですねぇ、もうやることがないってぇ・・
加藤諦三:ないからねぇ・・
相談者:おかしいですねぇ(苦笑)・・
加藤諦三:うん。
相談者:でぇもう面白くないって、毎日なにしたらいいんだぁ!って・・
加藤諦三:うん・・
相談者:いう感じですねぇ。
加藤諦三:それはあのぅ・・
相談者:うん・・
加藤諦三:面白くないでしょうねぇ、社会的立場がなくなってきてぇ・・
相談者:はぁい・・
加藤諦三:子供もいなくなってしまってぇ。
相談者:はぁい。
加藤諦三:あなたが・・ご主人と一緒になってぇ、世の中アホばかりだねーっつってぇこう・・嘆いてくれてればいいんだけれども。
相談者:あ、あ(ため息)・・
相談者:(苦笑)・・
加藤諦三:あの人そんなことないわよって言われてぇ・・
相談者:え、ええ・・
加藤諦三:カアッ・・っとくるというような・・まぁ、そんな、毎日を・・なんとか穏やかに過ごしたいということですね。
相談者:そうですぅ・・はぁい。
加藤諦三:はい、わかりました。
加藤諦三:今日はあのスタジオに、弁護士の大迫恵美子先生が・・
相談者:あっ、はぁい。
加藤諦三:いらっしゃってるのでぇ・・
相談者:はい。
加藤諦三:いろんないいアドバイスいただけると思います。
相談者:はぁい、はい。
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