テレフォン人生相談 2020年6月4日(木)
パーソナリティ:柴田理恵
回答者:高橋龍太郎(精神科医)
相談者は57歳女性、不幸な環境で育ち小学生の頃からずっと死にたくて、子供が大学を卒業したら死のうと思っているが、変だと思っているというご相談です。
目次
不幸な環境で育った私
相談者は57歳女性、夫は68歳、息子二人、長男25歳、次男18歳。
柴田理恵:もしもし、テレフォン人生相談です。
相談者:あ、よろしくお願いします。
柴田理恵:はい、こんにちは。
相談者:こんにちは。
柴田理恵:はい、今日はどんなご相談ですか?
相談者:小学生の時から、
柴田理恵:はい。
相談者:ずっと死にたくて、
柴田理恵:はい?
相談者:頑張って幸せを掴んでも、
柴田理恵:うん。
相談者:どうしても死にたくて、
柴田理恵:はい。
相談者:子供が大学を卒業して就職したら死のうと思ってるんですけど、
・・
柴田理恵:はい?
相談者:でも、そんなの変だと思うんです。
柴田理恵:はい?
相談者:あの、病気や事故で、
相談者:生きたくても生きれない方がたくさんいらっしゃるのに、
柴田理恵:うん。
相談者:わたし健康で、
柴田理恵:うん。
相談者:生活にも困ってないのに、
柴田理恵:うん。
相談者:死にたいのは変だと思って、苦しいから電話しました。
柴田理恵:はい。
柴田理恵:わかりました。あなた今おいくつですか?
相談者: 57歳です。
柴田理恵:はい。
柴田理恵:えっとご主人はいらっしゃるんですか?
相談者:はいおります。で、
柴田理恵:おいくつですか?
相談者:はい、 68です。
柴田理恵:お子さんが、
柴田理恵:今、何人いらっしゃるんですか?
相談者:はい、 2人おります。
柴田理恵:はい。
相談者: 1人は25歳です。
柴田理恵:はい。
相談者:はい男です。
柴田理恵:はい。
柴田理恵:でもう1人が?
相談者: 18で、男です。
柴田理恵: 18・・
相談者:主人はとても優しくて、
柴田理恵:うん。
相談者:家庭的で子煩悩で、
柴田理恵:うん。
相談者:どう考えてもわたしは幸せだと思うんですけど、
柴田理恵:はい。
相談者:でもわたし小学生の時からずっと死にたくて、
柴田理恵:ウン、
相談者:今もずっと死にたくて、
柴田理恵:ご主人とはいつおあい、出会われたんですか?
相談者: 28歳の時です。
相談者:子供の頃から、
柴田理恵:うん。
相談者:両親が、
柴田理恵:うん。
相談者:不仲で、その、父が母に暴力を振るっていて、
柴田理恵:うん。
相談者:あの、口論が絶えない家庭で、
柴田理恵:うん。
相談者:父の怒りが、その日の気分なので、
柴田理恵:うん。
相談者:基準がないので、
柴田理恵:うん。
相談者:息をひそめて、育ったんですね。
柴田理恵:はい。
相談者:それであの母は、よ、あの、わたしに八つ当たりをするんです。あと、父も母も2人でわたしを、頭のてっぺんから、
相談者:爪先まで罵倒して、それであの兄からは性的虐待を受けていました。
柴田理恵:(息をのむ)あらまぁ・・
相談者:性格もあの、友達は作りづらい性格で、
柴田理恵:はい。
相談者:学校も家も居場所がなくて、
柴田理恵:うん。
相談者:すごく苦しくて、
柴田理恵:うん。
相談者:子供の頃、マッチ売りの少女、絵本を買い与えられて、
柴田理恵:うん。
・・
相談者:毎日読んでたんですけど、
柴田理恵:うん。
相談者:死んだらおばあさんが迎えに来て天国に行って幸せになったから、
柴田理恵:うん。
相談者:あたしも死んだら幸せになれると思って(涙声)・・
柴田理恵:ふぅーん・・
相談者:**、救いが死しかなかったので、
相談者:どうもならなくなって、そのとき初めてちょっと、OD(オーバードース)みたいなことしたんですけど。
柴田理恵:オ・・オ、
相談者:あっ・・
柴田理恵:オ・・
相談者:ODですね。
柴田理恵:あっ、オーバードース、薬をたくさん飲む?
相談者:はい、そう、はい、はい、
柴田理恵:はい。
相談者:でもあの知識が足りなかったし覚悟も足りなくて、
柴田理恵:うん、
相談者:死ねなかったんですよね、それで、死にきれないなら生きてくしかならない、から、
柴田理恵:うん。
相談者:いろいろ思って、じゃあ、幸せって呼ばれる物を手に入れてみようと思って、
柴田理恵:うん。
相談者:結婚とか出産とかして、
柴田理恵:うん。
相談者:みたんですけど、
柴田理恵:うん。
相談者:子供産んだら、す、
相談者:すごく苦しくて、
相談者:子供って、
柴田理恵:うん。
相談者:あの、人に合わせないでしょう?
相談者:小さい子供って。
柴田理恵:うん、う、うん、うん。
相談者:だから、あの、
・・
・・
相談者:叩いたり蹴ったりしてたんです、あたし。
柴田理恵:ふぅーん・・
相談者:で、なんでこんなことすんだろうと思って、
柴田理恵:うーん、
相談者:わたしそんなことしたくなくて、
柴田理恵:うん。
相談者:あの、自分が親に、
相談者:つ、辛い育て方、られたされたから、
柴田理恵:うーん・・
相談者:子供はとても大事にしたいはずなのに、
柴田理恵:うん。
相談者:叩いたり蹴ったり、なんか言葉の暴言とかひどいんですよね。
柴田理恵:うーん・・
相談者:それで、わたし何やってるんだろ?と思って、親への恨みを子供にぶつけてたんですよね。
柴田理恵:うーん、うんうん、
相談者:それで、これはダメだと思って、カウンセリングとか続けたんですけど、でもあの、
柴田理恵:うん。
相談者:あまりにもトラウマが多すぎて、
柴田理恵:ふぅーん、うん、
相談者:フラッシュバック、毎日毎日、
相談者:あの、
相談者:心の中で、両親があたしを罵倒してるんですよ。
柴田理恵:ふぅーん・・
相談者:の、毎日罵られて、
柴田理恵:うん。
相談者:あざ笑われ、て、せせら笑われて、
柴田理恵:ふぅん、
相談者:何から何までトラウマだらけ、で、
柴田理恵:うん。
相談者:でも、
相談者:治療してればいつかは治ると思ってたんですけど、
柴田理恵:うん。
相談者:どうにもならないってことがわかったんですね。でも、
柴田理恵:うん。
相談者:子供はなんとか、育ったし、
柴田理恵:うん。
相談者:就職したら親としての責任が終わるから、
柴田理恵:うん。
相談者:そのときに死んで、
相談者:あの、この苦しみから開放されたいと思って(涙声)、
柴田理恵:うんうん、
・・
相談者:お子さん、とか、旦那さんとは、
相談者:いろんなお話なさったりするんですか?
相談者:上の子は、
柴田理恵:うん。
相談者:わたしのことをとても嫌っていて、
柴田理恵:ご主人さんは?
相談者:主人は話は聞いてくれますねぇ。
柴田理恵:ふぅーん・・
相談者:であの、主人は、わたしにとって母親代わりの人なんですけど、
柴田理恵:うん、
相談者:優しいんですけど、
柴田理恵:うん。
相談者:でもあの、若いわたしが、初めて夫の一族に会って緊張してるときに、
柴田理恵:うん、
相談者:子供を連れて来なかったことで、な、
相談者:10何時間も責められ続けて、
柴田理恵:うーん・・
相談者:で、一斉に親戚が、わたしを笑い者にしたときに、笑った夫っていうので、なんかもう、ダメなんですよねぇ。
柴田理恵:どうして子供連れて来ないことでそんなに、あざ笑わらら、われな、ければいけないんですか?
相談者:あ、まだ結婚して1年だったから、妊娠してなかったんですよ。
柴田理恵:あ、ああ、はあ、はあ、はあ、
相談者:それで、
柴田理恵:うん。
相談者:妊娠してないってことで、
相談者:責めるんです。
相談者:話好きの、一族の長老みたいな人があたしを、はなす、さなくて、
柴田理恵:うん、うん、
相談者:ずーっと、「なんで子供連れて来なかった?」って、あの、エンドレステープのように繰り返すんです。
柴田理恵:あっ、だって妊娠してないんだもん、子供なんか連れて来るわけないじゃないですかねぇ。
相談者:あだからその妊娠してないのがダメだっていうんです、結婚して1年経ったのに。
相談者:最後に、この、「今度ここ来るときに、子供連れて来なかったら・・」
柴田理恵:うん。
相談者:「このうちの敷居はまたがせないし・・この町にも一歩も入れないから覚えておけ」って、せ、
柴田理恵:あ、あ、
相談者:啖呵切られてたんですよね、そのときに、
相談者:周りの人たちが一斉に笑ったんです。
柴田理恵:うーん・・
相談者:そのときに、夫も一緒に笑った、んですよね、夫は、
柴田理恵:旦那さんは、
柴田理恵:冗談だと思って笑ったんじゃないんですか?
相談者:あそうみたいです。冗談だと思って笑ったし、
柴田理恵:そうですよねぇ。
相談者:あれ、
相談者:あれは早く子供を作りなさいって言っただけだって言うんだけど、
柴田理恵:うーん・・
相談者:あ、た、しはなんかこう、
相談者:自分だけが他人で、
柴田理恵:うん。
相談者:夫は一族の中に逃げたんだっていうふうにと、ってて、
柴田理恵:うーん・・
相談者:お、っと(夫)のことはどうしてもそこで、
相談者:憎悪に近い憎しみがありますねぇ、夫には。
柴田理恵:わかりました。
柴田理恵:ちょっと先生に聞いてみましょうか。
柴田理恵:精神科医の高橋龍太郎先生です。
相談者:はい。
柴田理恵:先生お願いします。
相談者:あ、***・・
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