テレフォン人生相談 2020年10月19日(月)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:マドモアゼル愛(エッセイスト)
4月から働きだした23歳の娘が、コロナ禍で仕事が忙しくなり死にたいと言っているのだが、どうしたらいいかと心配している55歳のお父さんからのご相談。
相談者は55歳男性、妻49歳、長女24歳、次女23歳(社会人1年目)
加藤諦三氏の〆の言葉『I love you because you are you.あなたがあなただから、わたしはあなたを愛しています。これが、愛です。』
目次
コロナ禍で仕事が忙しくなり死にたい
加藤諦三:もしもし?
相談者:もしもし?
加藤諦三:はいテレフォン人生相談です。
相談者:よろしくお願いします。
加藤諦三:最初に、年齢を教えてください。
相談者: 55歳です。
加藤諦三: 55歳・・結婚してます?
相談者:はい結婚してます。
加藤諦三:奥さん何歳ですか?
相談者: 49歳です。
加藤諦三: 49歳・・
相談者:はい。
加藤諦三:お子さんは?
相談者: 24と、23の娘が2人います。
加藤諦三:はいわかりました、それでどんな相談ですか?
相談者: 23の娘の方がですねぇ、 4月から・・あの働きだしたんですが、
加藤諦三:はい。
相談者:コロナ・・の影響もあって、 3月ぐらいからこう非常に敏感になってまして、
加藤諦三:はい。
相談者:その、勤め先でもですねぇ、頑張ってやってたんですけども(涙声)、
相談者:先週、の日曜日ですかねぇ、いきなり、「もう行きたくない」と、ほんで、「死のうと思った」と、
加藤諦三:「死のうと思った」って?
相談者:はい。
相談者:っていうのはですねぇ、あのぅ・・夜に、妻に、あの話をしたらしくてですねぇ(泣)、
加藤諦三:はい・・
相談者:へんであのぅ・・ぅ、ぅぅ(泣)・・
相談者:一応まぁ、それは、思いとどまった・・んですが(涙声)、
加藤諦三:はい。
相談者:もう・・仕事には行けないような感じになってましてぇ(涙声)、
加藤諦三:ええ、
相談者:娘に対してですねぇ(涙声)、
相談者:どういうふうに対応したら、やったらいいかなと(涙声)、
相談者:いうあたりと、
加藤諦三:ほう・・
相談者:ちょっとお聞きしたいと思って電話しました。
加藤諦三:今、コロナの時期ですから、それこそ、
相談者:ええ、
加藤諦三:どこの・・会社でも・・どこの家庭でも、敏感になってるっていうところはあると思うんですけども、
相談者:はい。
加藤諦三:この、23歳の、下のお嬢さんの方ね、
相談者:ええ、
加藤諦三:4月から働きだしたって言いますけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:学生時代から、なんか敏感だったんですか?
相談者:例えば受験のときですとか、
加藤諦三:うん、
相談者:もうそういう何かイベントがあると、非常にセンシティブになって、部屋から出て来なかった・・っていうのが昔からありましたんで、
相談者:うちの妻もですねぇ、それに関してはですねぇ、「気持ちがよくわかる」というんですかねぇ、
相談者:でぇ、ずーっとこう、
相談者:***、一緒にやってきたんですけども、
加藤諦三:ええ、
相談者:今回も、その妻が一生懸命話を聞いている状況ででしてぇ(泣)、
加藤諦三:うーん・・
相談者:ハァァ・・
加藤諦三:その気持ちがよくわかるっていうのは、
相談者:はい。
加藤諦三:いつも、緊張していたっていうこと?
相談者:そうですねぇ、あのぅ・・非常に周りに気を使っている性格っていうんですかねぇ、あのぅ・・2人ともですね、
加藤諦三:うん、
相談者:上の娘のほうは、
加藤諦三:うん、
相談者:わりともう、おおらかで、
加藤諦三:うん、
相談者:あまりこう、気にしない、感じで、どちらかというと、わたしに似たんだと思いますけども、
加藤諦三:うん、
相談者:下の娘のほうは、妻に似てましてぇ、周りが例えば落ち込んでいたら、それをこう励ますような感じでですねぇ(涙声)、
加藤諦三:うん、
相談者:やってくれるような、いい、すごいいい子なんですね(涙声)。ズズズッ・・
加藤諦三:うん、
加藤諦三:おそらく。ずーーっと、真面目で、
相談者:うん、
加藤諦三:いろいろと努力をしていたんでしょうね。
相談者:そうですね、はい。
加藤諦三:で、いろいろ努力はするんだけれども、報いられないって言うのかな、
相談者:そうですね、それで出来ない事だけが、非常にこう、自分の中で大きくなってるようで、
加藤諦三:そうですそうです。
相談者:自分はダメだな・・っていう感じになってしまっていたみたいです。
・・
加藤諦三:あなたの・・ほうは、
相談者:うん、
加藤諦三:あまり気を使ってないけども、結果として上手くいってる方・・
相談者:そんな感じに、進んでいます。
加藤諦三:そうですよねぇ?
相談者:ええ、はい。
加藤諦三:という事は、あなたは・・
相談者:はい。
加藤諦三:ありのままの自分を、
相談者:うん、
加藤諦三:受け入れられながら、成長してきているけれども、
相談者:うん、
加藤諦三:奥さんと下のお嬢さんのほうは、
相談者:うん、
加藤諦三:あなたとはちょっと違った環境の中で成長してきてない?
相談者:なので、あのぅ・・わたし・・がですね、
加藤諦三:うん、
相談者:本当に2人の気持ちがわかってない・・ような気持でいるですね(泣)、ズズッ・・
加藤諦三:うん、本当にわかってない(苦笑)、気がするだなぁ・・
相談者:うん、
加藤諦三:「死のうと思った」っていうの、お嬢さん・・
加藤諦三:半分本気だと思うんですけれども、
相談者:はい、はい。
加藤諦三:うちだけが大変なんじゃなくたって、どこだって大変なんでぇ、
相談者:うん、
加藤諦三:これが、「死のう」と思ったなんて、「何言ってんだ?」と思う・・かもしれないけれども、
相談者:ええ、
加藤諦三:お嬢さんと奥さんの側からすると、
加藤諦三:それだけの事件なんですよねぇ、もう、消耗しちゃってもう、生きるのがもう嫌になっちゃった。
相談者:だと思います、はい。
加藤諦三:だけど・・ 4人は一応仲良く暮らしてるの?
相談者:家庭、内はいたって、何も問題ないと思います。あの、娘たちもですね、
加藤諦三:ええ、
相談者:「うちで、生まれてよかった」と、言ってくれて、ました。
加藤諦三:ああ、ああ・・先ほど部屋に引きこもるっていうようなことを、言って、それで、この娘の気持ちは、よくわかるって言いましたけれども、
相談者:うん、
加藤諦三:お嬢さんと、奥さんは、
相談者:うん、
加藤諦三:人と、会うのが好きじゃない?
相談者:もうその通りです。
加藤諦三:もっと言えば、
相談者:うん、
加藤諦三:人間嫌い。
相談者:ああ、そうだと思いました(泣)、ズッ・・
・・
相談者:ズッ・・
加藤諦三:という事はねぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:あなた・・は・・
加藤諦三:劣等感がないんですよ。
相談者:はい。
加藤諦三:だけど・・奥さんとお嬢さんのほうは、
相談者:ズッ・・
加藤諦三:劣等感があるんじゃないのかなぁ?
相談者:そうかもしれないですねぇ(涙声)。
相談者:ズズッ・・無意識のうちに、例えば姉と比べてるだとか、そういうのがあるんじゃないかと思います(涙声)。
加藤諦三:だから、上のお嬢さんは、
相談者:うん、
加藤諦三:ありのままの自分を受け入れてもらっていて、
相談者:うん、うん、
加藤諦三:下の・・お嬢さんのほうは、
加藤諦三:上との比較があって、
相談者:うん、
加藤諦三:もっと立派な自分でなければ・・
相談者:うん、
加藤諦三:自分は生きる価値がない・・っていうんで、
相談者:はい。
加藤諦三:いつも、緊張して努力して、
相談者:ズッ・・
加藤諦三:いる、
相談者:うん、
加藤諦三:そこでぇ・・コロナのような、こういう時代になってくると、
相談者:うん、
加藤諦三:より敏感になってきて、
相談者:うん、
加藤諦三:もう・・「会社行かない」って言い出してるわけ?
相談者:そうですね、はい。ズッ・・
加藤諦三:実際、行かないの?
相談者:もうちょっと、行けない・・だろうということでぇ、まぁ、そういう連絡を今、入れたところですねぇ。
加藤諦三:あっ、こっちから会社にもう・・「辞めます」という・・
相談者:はい。
加藤諦三:あなたの家にとっては大問題だよねぇ、だって、せっかく・・
加藤諦三:就職してぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:会社辞めちゃう・・と、
相談者:はい。
加藤諦三:で今日のあなたの相談というのは、
相談者:はい。
相談者:あのぅ・・まず、娘に対して、
加藤諦三:はい。
相談者:その、どういうふうな、接し方をしてあげて、病院に連れてったほうがいいと思うんですけど、心療内科・・みたいなところで、いいのかどうかっていうのがちょっとわからなくて、そのあとも、
加藤諦三:あっ、そうですか、
相談者:もし、***んだったら、ええ。
加藤諦三:はいわかりました、スタジオにですね、
相談者:はい。
加藤諦三:心についてのエッセイストとして、お馴染みの、マドモアゼル愛先生いらしてるので、
相談者:はい。
加藤諦三:いいアドバイスをいただけると思いますんで、
相談者:はい、よろしくお願いします。
加藤諦三:ちょっと待っとってください。
相談者:はい。
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