テレフォン人生相談 2020年10月23日(金)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:野島梨恵(弁護士)
夫に35年前から家に監禁され、紐で縛られ無理矢理セックスされてきたが、ようやく別居、両親から譲り受けた土地(自分名義)に、夫と2分の1ずつの共有名義で家を建てた。今は夫と子供2人が住んでいるが、これを売ってケア付き老人ホームへ入居する資金にしたいという相談です。
相談者は74歳女性、夫74歳、子供2人、長男50歳、次男38歳、別居中で一人暮らし(相談者が家を出る)
加藤諦三氏の〆の言葉『サディズムとマゾヒズムは現象は正反対ですけれども心理は全く同じです。無力感。』
目次
夫に監禁され紐で縛られていた
加藤諦三:もしもし?
相談者:はい、
加藤諦三:はい、
相談者:お願い致します。
加藤諦三:はい、テレフォン人生相談です。
加藤諦三:最初に、年齢を教えてください。
相談者: 74歳・・です。
加藤諦三: 74歳・・結婚しています?
相談者:はい。
加藤諦三:ご主人何歳ですか?
相談者:夫も、同じ、歳です。
加藤諦三:ななじ・・
相談者: 74歳です。
加藤諦三:74歳ですか、
加藤諦三:でお子さんは?
相談者: 2人おりま、す。
加藤諦三:はい。
相談者: 50歳と、
相談者: 38歳です。男の子です。
加藤諦三:で今4人で暮らしてるんですね?
相談者:今現在は、
加藤諦三:はい。
相談者:わたしだけが、
加藤諦三:あっ、ひとりで暮らしてる・・っていうのは、なんでですか?
相談者: 1年前の、夫からの、DVにより、
加藤諦三:はい。
相談者:わたくし自身が、
加藤諦三:はい。
相談者:耐え切れなくなって、
加藤諦三:はい。
相談者:別居することにしました。
加藤諦三:どの程度の暴力なんですか?
相談者:テーブルの上にあるものを全部、
相談者:鉄パイプでもって壊したり、
相談者:それからまぁわたくしにも、包丁を持って「殺してやる」ということで、追いかけられてもおりました。そういうことです。
相談者:でぇDVっていうのは、 35年ぐらい前に、
相談者:友達の、旦那様がですね、
加藤諦三:ええ、
相談者:「これ見たらどうですか」っていうことで、テープを持ってきたんです。
加藤諦三:はい。
相談者:中を見ましたら、いかがわしい、テープだったんですね。
加藤諦三:はい。
相談者:それでまぁ、すぐ返そうと思って置いておいたら「これはなんだ?」ということで、
加藤諦三:はい。
相談者:夫に、見つかりました。
加藤諦三:はい。
相談者:浮気をしてるというようなことで、 1週間、わたしを監禁しました。
加藤諦三:夫はその間は、そうすると外に、出ないの?
相談者:行かないです。
加藤諦三:出ない・・
相談者:仕事も休んで・・いました。
加藤諦三:あ、仕事も休んでいたんですか?
相談者:はい。
加藤諦三:そうするとそのぅ・・ 1週間っていうのは、 2人の生活は、どんな生活なんですか?
相談者:子供が、学校へ、行った留守・・は、
相談者:わたしを縛り付けるんです。
加藤諦三:何で縛り付けるですか?なにか縄・・
相談者:うん、紐でした。
加藤諦三:紐ですか?
相談者:はい。
加藤諦三:でぇその間、あなたに何かするって事はないんですか?
相談者:いやいや・・毎日ではなかったですが、 1週間のうちに、
加藤諦三:はい。
相談者:「一回、やらせろ」と言ってきました。
加藤諦三:性ですね?
相談者:はい。
加藤諦三:その性は・・
相談者:はい。
加藤諦三:かなり暴力的な、性ですねぇ?
相談者:無理矢理です。
加藤諦三:とにかくあなたが身動きできないようにして、
相談者:はい。
加藤諦三:あなたを、自由にするわけですねぇ?
相談者:結局、〇〇〇わけです、そうですね、はぁい。
相談者:手だけ縛ってるわけだから。
加藤諦三:手足を縛ってセックスをしてるわけですよね?
相談者:そうです、はい。その後、何十回となく、
加藤諦三:うん、
相談者:わたくしに、要求することは、ずーっとあります。
加藤諦三:ですからぁ・・夫はあのぅ・・大変失礼な言い方ですけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:サディストって事は認めます?夫は?
相談者:はい。
加藤諦三:夫はサディストで、
加藤諦三:大変な、無力感を持っていた。
相談者:はい。
加藤諦三:それもわかります?
相談者:はい。
加藤諦三:すごい無力感を持っていたって事は?
相談者:はい。
加藤諦三:だから夫は、
加藤諦三:全くの無力感を持っていて。
加藤諦三:その無力感を解消するために、
相談者:はい。
加藤諦三:あなたを、
加藤諦三:縛り上げて、
相談者:はい。
加藤諦三:身動きできなくして、
相談者:はい。
加藤諦三:自分の、思う通りに、して、
相談者:はい。
加藤諦三:性の対象として、
相談者:はい。
加藤諦三:性をすることでよって夫は自分の心の傷を癒していた。
相談者:ああ・・それが・・当たってるかもしれない。
・・
加藤諦三:それが35年間続いてるなかで、
相談者:はい。
加藤諦三:大変失礼な言い方なんですけど、
相談者:はい。
加藤諦三:あなたはこの、
相談者:はい。
加藤諦三:夫の性の、暴力の中に、
相談者:はい。
加藤諦三:冷静に聞いてください。
相談者:はい。
・・
加藤諦三:なんかの、
・・
・・
加藤諦三:満足はなかったですか?
相談者:うーーん・・っと・・
相談者:それをしなければ、
相談者:また暴力を・・したり、
加藤諦三:うん、でも、
相談者:嫌がらせを・・あとでするので、それらも、嫌だったです。
・・
相談者:それでぇ、
加藤諦三:ただ35年間ですねぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:生活は、
・・
加藤諦三:続きます?
・・
相談者:でも続いてきました。
相談者:ほんで、逃げ続けました。
相談者:「イチゴ狩りに行こう」と言って、ホテルへ連れて行かれ、
加藤諦三:はい。
相談者:「ドライブに行こう」と言って、
加藤諦三:うん、
相談者:ホテルに連れて行かれ、
加藤諦三:うん、
相談者:「一緒に風呂に入ろう」と言って、こ、断ったりすれば、
加藤諦三:うん、
相談者:またぁ・・嫌がらせが始まるんです。
加藤諦三:でぇこれ、サディストとマゾヒストの関係というのは、
相談者:はい。
加藤諦三:矛盾した関係なんですよ。
相談者:はい。
加藤諦三:一方で恐怖感を持ち、
相談者:はい。
加藤諦三:嫌悪感を持ち、
加藤諦三:この人とは・・死んでも、いいから離れたいと思いながらもう一方で、
加藤諦三:その人にしがみついてんです。
加藤諦三:このしがみつく**の、欲求っていうのがその人の無意識にあるんですよ。
加藤諦三:どこかであなたは、
加藤諦三:そのサディストの・・無力感の、その・・どうしようもない男に、
相談者:はい。
加藤諦三:意識しないところで・・惹かれていて、そこであなたは、心の癒しがあったんですよ。
相談者:いやあ・・それはなかったですねぇ。
相談者:惹かれてもいませんねぇ、
加藤諦三:じゃあ、
相談者:ホントに。
加藤諦三:それじゃあその縛り付けるっていうのは、どういう縛り付ける、かたか知りませんけどねぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:縛り付けられたまんま、
加藤諦三: 35年間続きますか?
相談者: 35年間・・縛り付けているわけじゃなくって、
相談者:35年・・
加藤諦三:も、もちろんそう・・も、もちろんそうです。
相談者:ん、ん、ん、それがきっかけで、夫が嫌になって、夫から要求するもの、
相談者:要求は、
相談者:のめなかったということですよ、だから、それで、逃げ続けてた・・んです。
加藤諦三:で夫の要求を、
加藤諦三:拒否しても、あなたの自由を完全に奪いますよ。
相談者:はい。
加藤諦三:縛り付けて。
相談者:はい。
加藤諦三:その上でセックスするわけですから。
相談者:そうです、ああ・・
加藤諦三:そうすっと、
加藤諦三:相手の側の女性は、
・・
加藤諦三:その、
加藤諦三:強大な力を持った男性に同一化して、
加藤諦三:言いなりに縛られて、
・・
相談者:はい。
加藤諦三:性の対象にされる、ことで、
相談者:はい。
加藤諦三:全く自分は物として扱われてるわけですから、
相談者:愛情がなくなります。
加藤諦三:だけども、
加藤諦三:あなた自身の中に無力感っていうのがあるんですよ。
相談者:ありますよ。
相談者:嫌なんですから。
相談者:この人じゃない人と、
相談者:生活をしたいっていう願望は、起きてきますよね。
加藤諦三:だけど35年間一緒にいたわけですよねぇ?
相談者:そうです。
相談者:怖いからです。
・・
加藤諦三:だけれども、
・・
加藤諦三:それは、
・・
加藤諦三:普通の常識から言えば35年間子供がいて、
・・
・・
加藤諦三:続かないでしょう?
・・
加藤諦三:警察に頼めばいいわけですから。
相談者:去年は、初めて、警察に、相談しに行きました。
加藤諦三:うん、
相談者:そうしましたら、警察は、
相談者:距離を置いた方がいいって言う事と、別居という形をとったんです。
加藤諦三:うん、
相談者:ところが、
相談者:ここでひとりでは住んでいますが、
相談者:ただただ夫のそういう恐ろしいことから、逃れている、その幸せ、
加藤諦三:うん、
相談者:その、開放感は、
相談者:最高ですぅ♪
加藤諦三:うん、
・・
相談者:しかし、わたしが、残してきた、今現在、夫が住んでいる、土地と言うのは、実家からいただいた土地で、
加藤諦三:うん、
相談者:その土地を、担保に、
加藤諦三:うん、
相談者:夫が、
加藤諦三:うん、
相談者:ローンを組みまして、
加藤諦三:うん、
相談者:今から10年ぐらい前に、ローンを返済いたしました。
加藤諦三:うん、そうすっと、
加藤諦三:今日のあなたの相談というのは、
相談者:ほいでぇ、
加藤諦三:具体的にはどういうことですか?
相談者:はい。
相談者:今わたくし74歳ですので、もう老後のこと、そろそろ、心配しなければいけないのでぇ、
加藤諦三:ええ、
相談者:置いてきてるその土地を、子供2人と夫が住んでいるけれども、
加藤諦三:うん、
相談者:その、土地を売って、ケア付きの・・老人ホームに、引っ越したいです。
加藤諦三:わかりました、そうすっと、今日の、相談というのは、この今、 3人で暮らしてる子供・・お2人いるけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:法律的な問題として、そういうことが可能かどうかという、
相談者:そうです。
加藤諦三:ことですよね?
相談者:はいはい。
加藤諦三:はい、わかりました。今日はあのスタジオに、弁護士の野島、梨恵先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。
相談者:はいはい・・はい。
コメント一覧
「74歳、これから人生は開けます」って言われてもねえ・・・
遅すぎやしませんか?
と、思わぬでもないけど、まだ死ぬまでには何年かあるでしょうから、たとえわずかな期間でも離婚して自由な生活を送った方が今までよりもマシでしょう。
でも、子供たちが積極的に母親の味方になってないようなのは何故なんでしょうかねえ?ラジオでは語られてない数々の事柄があるのではないかという気がしないでもないですね。
この夏くらいからこの「テレフォン人生相談」を聞いているが、この加藤諦三というお爺さんの言は毎回、不快このうえない。この回も38年間、我慢に我慢を重ねてきて、夫との性生活などレイプ以外の何物でもなかったという老女をただのマゾヒストと決めつけ、老女自身気づかぬうちに被害的興奮と快感に酔っていたと決めつける。そしてそれに自身が気づけば問題は解決したも同然だという。「アホか」としか言いようがない。相談者は現に夫との同居が苦痛で辛いと断言しているのだ。この加藤という爺さん、元は大学教授だそうだが、ただ単に「俺はこんなにモノを知ってるんだ、俺の心理分析に間違いはないんだ」と誇示したいだけではないか。何しろ、毎回、不愉快このうえない。
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