テレフォン人生相談 2020年12月7日(月)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:大迫恵美子(幼児教育)
大学2年生の娘が人間関係を作るのが下手で心許せる友達がいない。どう接したらいいか悩むという59歳のお母さまからのご相談。
相談者は59歳女性、夫59歳、長男24歳(医学生)、長女(大学2年生)
加藤諦三氏の〆の言葉『自分が認めたくない自分の性格を無意識に追いやって、それを他人だと言って非難すること、そして自分を救うこと、それが投影です。』
目次
自己肯定感の低い娘に対する罪悪感
加藤諦三:もしもし?
相談者:はい。
加藤諦三:はい、テレフォン人生相談です。
相談者:あ、お世話になります。よろしくお願いいたします。
加藤諦三:はい・・最初に、年齢を教えてください。
相談者:はい、59歳です。
加藤諦三:59歳、
相談者:はい。
加藤諦三:結婚してます?
相談者:結婚してます。
加藤諦三:はい、ご主人、何歳ですか?
相談者:はい。同い年で、59です。
加藤諦三:**歳、お子さんは?
相談者:息子が24歳長男で、
加藤諦三:はい。
相談者:大学の5年生です。医学部に行ってます。
加藤諦三:はい。
相談者:娘が、大学2年生です。
加藤諦三:あ、そうですか、
相談者:はい。
加藤諦三:でぇ、今、4人で、暮してるの?
相談者:はいそうです。
加藤諦三:はいわかりました。
相談者:はい。
加藤諦三:でぇ、どんな相談ですか?
相談者:はい、娘のことなんですが、
加藤諦三:はい。
相談者:人間関係を作ると、というのが、ものすごく、下手で、
加藤諦三:へい、
相談者:大学には、普通に通っているんですが
加藤諦三:へい、
相談者:心許せるお友達みたいなのも、いなくてぇ・・自己肯定値が、すごく、低くて、
加藤諦三:はい。
相談者:本人も、すごく劣等感が強くて、
加藤諦三:はい。
相談者:元をただすと、たぶん、わたしたち・・の、育て方というか、幼い頃からの接し方が・・原因だったんじゃないかっていう、確信って言ったら変ですけど、ありましてぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:高校・・1年生ぐらいの時に、
加藤諦三:はい。
相談者:リストカットをしたりとか、自分をすごくこう、「もう生きていても意味がない」とか「死にたい
」とかっていう時期がありました。
加藤諦三:はい。
相談者:その時に、育て方とか接し方が、本当に間違っていたっていうふうに、反省して、「あなたは、あなたのままでいいんだよ」っていうふうな、接し方に変えたんですね。
加藤諦三:うん、
相談者:でぇ、普通に大学受験もして、
加藤諦三:うん、
相談者:普通に生活をするようにな・・っているんですが、
加藤諦三:はい。
相談者:逆に、わたしとの居心地があまりにも、よくなり過ぎてしまってですねぇ、
相談者:どうしてもこう気を許せる・・人が、他に出来ない・・ようになってしまった・・ように思うんですね。
加藤諦三:はい。
相談者:それで、あの、今回・・たった二ヶ月だったんですけども、留学をしたんですが、
加藤諦三:はい。
相談者:ホントに、人間・・関係が上手くいかなくってもの凄く悩んで、帰ってきたっていう状況もありましてぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:仕事をするようになったら、わたし、こんなに人のことを気にしてたら、とっても鬱になって、やっていけるのかなぁ・・みたいなことを、半分まぁ、冗談めかして言うんですね。
加藤諦三:うん、
相談者:今後その、彼女らしくこう立ち直らせ・・立ち直らせるって言ったら変ですねぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:フォローしてあげたらいいのかな?っていう思いがあってぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:ご相談のお電話をさせていただいた次第です。
加藤諦三:はい・・
加藤諦三:あなた自身は非常に・・人に気を使って心を、許す、友達みたいなのが、
相談者:はい。
加藤諦三:いたんですか?
相談者:はい。
加藤諦三:いないんですか?
相談者:いました。どちらかというと・・性格的には、外向的というか、まぁ、もちろん、自分はどういうふうに思われてるか?っていうのはすごく・・気にするタイプだとは思うんですけれども、
加藤諦三:うん、
相談者:はい。
加藤諦三:僕が聞いてるのは、
相談者:はい。
加藤諦三:むしろ、そっちの方でぇ、(編集して繋げてる)あなた自身の心の中でね、
相談者:あ、ああ・・
加藤諦三:すごく、あなたは気にするタイプだったの?それとも、
加藤諦三:もっと言えば、外から見えるあなたと、
相談者:はい。
加藤諦三:実際のあなたとには・・かなり大きな違いがあった。
相談者:そうかもしれないですね、ものすごく気にするタイプでは、あったと思います。
加藤諦三:ん・・ですよねぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:それとあなた自身が、
相談者:はい。
加藤諦三:ものすごく気にするタイプであることに、
相談者:はい。
加藤諦三:あなた自身が、否定していましたよねぇ?
相談者:そうですねぇ、
加藤諦三:ということは、
相談者:はい。
加藤諦三:今、あなたがおっしゃったお嬢さんというのは、
相談者:はい。
加藤諦三:あなた自身の姿そのものじゃないの?
相談者:あ・・でも、あそこまで、気にするかな?・・っていう・・気はするんですが、
加藤諦三:うん、だから、すごくあなたは気にしていた、
相談者:はい。
加藤諦三:だけど、実際の行動は、あなたの言葉で言うと、外向的だった。
相談者:はい・・はい
加藤諦三:だから自分で自分の、実際の姿を・・自分の意思から追放してね,
相談者:はい。
加藤諦三:実際の自分と、あなたが外で、見せている自分との間に大きな違いが、
相談者:はい。
加藤諦三:昔からあった。
相談者:はあ、そうですねぇ、あると思います。
加藤諦三:でぇそのぅ、本当の自分を、あなたは否定していたんですよねぇ、
相談者:それは間違いないです。
加藤諦三:うん・・あなたは・・そういう、かつての自分を、絶対に自分が、自分を許していなかった。
相談者:ふぅーん・・
加藤諦三:その・・許してない自分を許すためには、
相談者:はい。
加藤諦三:このお嬢さんを、
相談者:はい。
加藤諦三:「あなたはあなたでいいんだ!」
・・
加藤諦三:というような、
・・
加藤諦三:激しい、言葉で言いながら、
相談者:はい。
加藤諦三:徹底的、にありのままのお嬢さんを否定していた。
相談者:うーん・・
加藤諦三:これがあなたとお嬢さんとの関係じゃないの?
相談者:あ・・
加藤諦三:つまりあなたはお嬢さんを否定することで自分の良心の呵責を、から逃れていたんです。
相談者:はああ・・っていうか、罪悪感みたいなのいつも持ってました。あたしはこういうふうに、娘をしてしまったんだっていう・・そういう思いがずうっと、今も、あるんですね。
加藤諦三:うん、わたしが、な、お嬢さんこうしてしまったっていう罪悪感よりもね、
相談者:はい。
加藤諦三:あな、たが、お嬢さんを・・否定することで、自分の良心の呵責から逃れていた。
相談者:はああ・・っていうかその・・どうしたら、いいのか、ホントに、分からなくてぇ、
加藤諦三:そうですよねぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:それで・・じゃあ、わたしどうしましょう?っていうことですよねぇ?
相談者:はい、そうです。
加藤諦三:はい、わかりました。大変今日は、あのぅ・・そういう意味で、素敵な・・先生が、スタジオに来ていただいています。
相談者:はい、ありがとうございます。
加藤諦三:幼児教育研究の、
相談者:はい。
加藤諦三:大原敬子先生です。
相談者:ありがとうございます。
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