テレフォン人生相談 2020年12月14日(月)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:塩谷崇之(弁護士)
『男と女、嘘みたいな現実2020』身近に起きている信じられない出来事。立派で尊敬できる夫が居るのに、近所のだらしない39歳の独身男性との不倫関係が断ち切れないという54歳の奥さまからのご相談。
相談者は54歳女性、夫55歳、長男22歳(学生)、不倫関係の男39歳(独身)
加藤諦三氏の〆の言葉『自己実現している人は矛盾に耐えられる』
目次
立派で尊敬できる夫がいながら
加藤諦三:もしもし?
相談者:もしもし、はじめましてぇ、
加藤諦三:はい、テレフォン人生相談です。
加藤諦三:最初に、年齢を教えてください。
相談者:あたくし54歳です。
加藤諦三: 54歳、結婚してます?
相談者:してます。
加藤諦三:ご主人何歳ですか?
相談者: 55歳です。
加藤諦三: 55歳・・お子さんは?
相談者:学生で22歳の男の子です。
加藤諦三:わかりました。それでどんな相談ですか?
相談者:実は2年、ほど前から、
加藤諦三:はい。
相談者:ごく近所の方、男性、独身の方と、
加藤諦三:はい。
相談者:不倫の関係にありまして、
加藤諦三:はい。
相談者:苦しんでるんですけれども、
加藤諦三:はい。
相談者:相手の方の年齢は39歳・・なんですけれども、独身です。
加藤諦三:はい。
相談者:まっ、かなり気難しいところもあったり、見た目、的にも、服装とかもそんな、かっこいいわけでもなくてだらしがない方なんですけれどもそれでも、気持ち、の上では、わたしの方が、そちらのほうに、惹かれてしまって、いるんですけれども、
加藤諦三:はい。
相談者:ただ、わたし・・のほうの生活も、主人のことが、愛とかそう言うよりも、尊敬してます、子供のことも、よく育ってくれたなと思ってわたしは、尊敬しております。
加藤諦三:うん、
相談者:ひたすら真面目にやってきたんですが、
加藤諦三:うん、
相談者:なぜ?けっしていい方ではないのに、そういう人の、のことを思ってしに行ったのか、以前からその不倫・・っていうことはもう、絶対他の人にあっても私には、絶対ありえないって、思っていたんですね、でも、
加藤諦三:うん、
相談者:なぜ・・今の状態は、こう未練がましく、その男の・・
加藤諦三:うん、
相談者:人に、合わせようとして、気持ちを、留めようと必死になってる自分が・・います。
加藤諦三:うん、
加藤諦三:よくわかります・・って言ったら怒られますけど、よく、わかります。
相談者:ええ、
加藤諦三:あなた・・表面上は非常にり・・っぱ(立派)、
加藤諦三:社会的には見事な・・適応をしてきたんですよ。
相談者:はい。
加藤諦三:だけれども・・
相談者:はい。
加藤諦三:実は、
加藤諦三:本能衝動の防衛というね、
・・
加藤諦三:あなたの、ご自身の中の、
相談者:はい。
加藤諦三:女としての欲求、
相談者:あ、はぁい、そうですねぇ、
加藤諦三:そういうものは、まったく、満たされてないんです。
相談者:あ、そうですね、はい。
相談者:満たされてません。
加藤諦三:だけど、人間・・が生きていくのにはね、
加藤諦三:社会的には適応しなきゃならない。
・・
相談者:あ、
加藤諦三:だけれども・・もう1つ人間っていうのは、
相談者:はい。
加藤諦三:本能衝動・・があるわけです。
相談者:そうですねぇ、
加藤諦三:で、この本能衝動を、
相談者:はい。
加藤諦三:全部・・・抑えて、
相談者:はい。
加藤諦三:社会的適応・・を、してく・・人っていうのは、
相談者:はい。
加藤諦三:疑似成長という言葉を使うんですけどね、まず、**という人は、
相談者:はい。
加藤諦三:極めて危険な土台の上に立っていると、
相談者:あっ・・はぁぁ・・うーん・・
加藤諦三:不倫なんかありえない。
加藤諦三:とんでもない。
相談者:はい。
加藤諦三:そういう、生活をしていたんですけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:あなたの本能衝動は・・
加藤諦三:もっと女としての、生々しい欲求があったんです。
相談者:うーーん・・
加藤諦三:ところがそれをあなたは全部、
相談者:はい。
加藤諦三:抑えていた。
相談者:あ、ああ・・うん・・
加藤諦三:つまり、本能衝動の防衛と、
相談者:はい。
加藤諦三:社会的適応という2つが・・ 54歳の、あなたの、女の中に、上手く統合されてなかったんですよ。
相談者:はあ、ああ・・
加藤諦三:だから、
相談者:はい。
加藤諦三:非常に危険な土台の上に立ってたんです。
・・
相談者:はい。
加藤諦三:そこに、その、あなたの言葉で言うと、「だらしがない」
相談者:はい。
加藤諦三:たいていですよ、これ、
相談者:そうですねぇ、はぁい。
相談者:はい。
加藤諦三:それなのになんで断ち切れないかって言いますけれども、
すん、
加藤諦三:断ち切れません。
・・
・・
加藤諦三:だってあなたは、
相談者:はい。
加藤諦三:ロボットじゃないんだもん。
・・
加藤諦三: 54歳の、女なんです。
・・
相談者:はぁぁぁ、
加藤諦三:だけど、もう・・あなたはまだ、 54歳で、大人じゃないんですよ。
相談者:ハァァァ・・
加藤諦三:大人っていうのは、
相談者:はい。
加藤諦三: 2つのものを、
相談者:はい。
加藤諦三:きちんと1つの自分の中に統合できる、
加藤諦三:統合、インテグリティ(integrity)、これが心理的健康の条件です。
・・
相談者:はい。
加藤諦三:社会的にうまく適応しているけれども、なおかつ元気でいられるっていう人。
相談者:あ、はい。
加藤諦三:それが、
加藤諦三:大人なんです。
相談者:はい。
加藤諦三:だから、
加藤諦三:あなたは、
加藤諦三:今、
・・
加藤諦三:社会的適応はしてるけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:その本能を衝動の防衛に、
加藤諦三:上手く、いかなくて、振り回されてるんですよ。
相談者:はい。
加藤諦三:だけど、極めて危険な土台の上に立っていますから、
加藤諦三:あなた処理間違えると、
相談者:はい。
加藤諦三: 54歳で人生終わります。
相談者:はい。
相談者:何に気をつけて努力をしていけば・・
加藤諦三:だから、
加藤諦三:こういう・・男に、
相談者:はい。
加藤諦三:と、不倫をする自分というのは、
相談者:はい。
加藤諦三:もう一方の社会的適応性っていうのは嘘だっていうことです。
相談者:あ、はい。
加藤諦三:夫を、本当には尊敬をしていません。
加藤諦三:ひたすら真面目って言うけど、ひたすら真面目ではありません。
相談者:はぁぁぁ・・あ、はい。
加藤諦三:真面目なフリをしていた。
加藤諦三:要するに全部がフリをして生きてきたんです、今まで。
・・
相談者:その通りです。もうそれは・・薄々わかっていながら・・どうにか、気持ちを、ごまかしながら、生きてきたんですね。
相談者:***・・***
加藤諦三:それがだから、マズローの疑似成長なんです。
相談者:はぁい。
加藤諦三:成長しているフリをしてきたんです。
加藤諦三:そこでこの変な、
加藤諦三:もう男としては、
相談者:そうです、はい、そうです。
加藤諦三:最低の男ですよね。
相談者:自分の将来のために、お金をくれるんだったらとか、そういうことも言います、はい。
加藤諦三:うん、だからお金と女なんですよ。
・・
加藤諦三:だから、
加藤諦三:あなた自身が、こういう男に、ひっかかるような、女なんです。
・・
相談者:すいません(苦笑)。
・・
相談者:そうです、そうです、それが、悔しいなと思いながら・・
加藤諦三:だから、
相談者:はい。
加藤諦三:もしあなたが、本当に夫を尊敬し、
相談者:はい。
加藤諦三:本当に、真面目であったら、
相談者:はい。
加藤諦三:好きになる男はいます。
相談者:はい。
相談者:スゥゥゥ・・だ**・・
加藤諦三:だからこれから54歳であったらしい人生生きましょうよ。
相談者:あ、はい。
加藤諦三:本当に夫を尊敬し、
相談者:あ、はい。
加藤諦三:本当に真面目になるためには・・
相談者:はい。
加藤諦三:自分を統合すること。
相談者:はい。
・・
加藤諦三:だから社会的に元気で、
相談者:はい。
加藤諦三:反社会的な行動をしないで、
加藤諦三:なおかつ元気でいられるためには、
相談者:はい。
加藤諦三:成熟する。
相談者:はい。
加藤諦三:でそのための方法はただ1つしかないんです。
・・
・・
相談者:はい。
加藤諦三:自己実現。
・・
相談者:はい。
・・
加藤諦三:自分の潜在的な可能性を、精一杯社会の中へ、で、いかして生きる。これ以外に・・
相談者:はい。
加藤諦三:この2つを統合する方法はないんですよ。
相談者:あ、はい。
加藤諦三:この問題は大変深い問題なんですけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:今日はスタジオにですねぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:弁護士の塩谷崇之先生がいらっしゃってます。
相談者:はい。
加藤諦三:深いところまで、人間性の心を理解して、アドバイスを下さる・・
相談者:はい、**
加藤諦三:先生です。では、塩谷崇之先生に・・伺ってみたいと思います。
コメント一覧
過去の人生相談も、今回の相談者の様に不倫から
抜け出せなくて悩んでる共通点は。
1.根は真面目で
2.経験人数が少ない
3.夫婦仲は悪くないのに
4.でもレス
5.しかも50代
いずれにしても、一概に言えないが上記の既婚女性が婚外Hに一端足を入れるとタガが外れ自分を制御できずやめ方が分からない程自分を見失い何年も
関係がズルズル。
夫婦感の問題なので、外野がとやかく言えないが
バレずに続けるか、バレる前に関係を精算するか、バレて大きな代償を払うか どれかでしょ。
せいぜいご主人にバレて捨てられない様に…。
コメントする