テレフォン人生相談 2021年1月29日(金)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:マドモアゼル愛(エッセイスト)
40歳独身の長男が、まったく結婚する気もない女性に毎月6万5千円のお金を送っている。詐欺ではないかと思い心配しているという70歳女性からのご相談です。
相談者は70歳女性、夫は10年前に他界、長男40歳(独身)と2人暮らし。次男38歳(結婚し子供がいる)
加藤諦三氏の〆の言葉『お互いに嫌いで、お互いに関心を欲しくて、お互いに離れられない、共依存、Codependenceと言います。』
目次
毎月女性にお金を送っている長男
加藤諦三:もしもし?
相談者:はい。
加藤諦三:テレフォン人生相談です。
相談者:あ、お世話になります。お願いします。
加藤諦三:最初に、年齢を教えてください。
相談者: 70歳・・
加藤諦三: 70歳、
相談者:はい。
加藤諦三:結婚してます?
相談者:主人は、 10年ほど前に、亡くなりました。
加藤諦三:ああそうですか、
相談者:はい。
加藤諦三:そうすっと、今・・お一人で暮らしてるの?
相談者:いいえ・・長男と2人で、暮らしています。
加藤諦三:長男と2人?
相談者:はい。
加藤諦三:で長男は何歳ですか?
相談者: 40歳です。
加藤諦三: 40歳・・はいわかりました。
相談者:はい。
加藤諦三:で、どんな相談ですか?
相談者:5年ほど前に、
加藤諦三:はい。
相談者:長男に、彼女ができて、月に1回、電車で1時間ぐらいのところに、会いに行ってたんですよ、
加藤諦三:はい。
相談者:でぇ・・今は全然、行ってないんですけど、
加藤諦三:はい。
相談者:お金をなんかすごい、送ってるみたいなんですよ。
加藤諦三:その女性のところに?
相談者:そうです。
加藤諦三:はいはい。
相談者:はい。
相談者:でぇ・・ 1週間ほど前でしょうかねぇ、子供の部屋に掃除に行ったら封筒見つけて、
加藤諦三:はい。
相談者:中をちょっとわたし、開いてたから、
加藤諦三:はい。
相談者:ちょっと見たんですよ。
加藤諦三:はい。
相談者:そしたら・・家6万・・5千円とかが入っててぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:ええ?!こんな大金を・・とか思ってたんですけど、
加藤諦三:はい。
相談者:でぇ、2、3日経ってから、その封筒・・を、子供が、持ってぇ・・彼女に送ってるみたいなんですよ、
加藤諦三:送った、はい。
相談者:その前に、わたしも、「もう5年も付き合ってるなら、結婚・・は、どう?」って、聞いたことがあるんですよね。
加藤諦三:はい。
相談者:したら、「もう、そんなん・・ない」とか言うんですよ。
加藤諦三:結婚する意思がないと、
相談者:意思がないのか、知らないけど、そのお金だけはずっと送ってるんですよ。
加藤諦三:うんうん、
相談者:うんだから・・え・・ひょっとしたら、なんか・・詐欺に遭ってるのかな?とか、
加藤諦三:ああ、詐欺とかそういう意味で、
相談者:ええ、そうですね、
加藤諦三:うーん・・
相談者:うん、だから、
相談者:どういうふうにして、
相談者:聞くのか?そのまま放っておくのか、
相談者:っていうことも心配なんですけど、
相談者:ただもう会社から帰ってくると、もうさっさと2階上がって、ご飯・・時に降りて来て、また上がってくっていう感じなんですよね、
加藤諦三:食事を、するときには、一緒に食事するんではないんですか?
相談者:一緒にはしないんです。
加藤諦三:そうすると今のあなたの関心はねぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:小さなことまで、この長男に、
相談者:はい。
加藤諦三:向いているわけですよねぇ?
相談者:そうですねはい、そうです。
加藤諦三:ですから・・封筒、見るわけですよねぇ、
相談者:気になっちゃうんですよねぇ、すごく(苦笑)。
加藤諦三:建前としては結婚してもらいたいって言ってるけれども、
相談者:はい・・はい。
加藤諦三:本音の部分としては、
相談者:はい。
加藤諦三:このまま居てもらいたいんじゃないの?
相談者:いやぁ・・全然そんな気持ちはないですよねぇ、
加藤諦三:うーん・・
相談者:うん、だからわたしはお友達に、「早く結婚して・・1人で暮らしたいわ」とか言うと、「寂しいよ」とかねぇ、「その子が居るからいいんだよ」っていうことは、言ってもらうんですけど、
相談者:これぇ・・
加藤諦三:うん、1人で暮らしたいならね、
相談者:はい。
加藤諦三:6万5千円も封筒・・の、中に入ってたけど・・そんなに毎月渡してるの?ってあなたが本当に思ってること、ポッと、言うってことは出来ないんですよねぇ?
相談者:ちょっと・・怖いような気がするっていうか、
相談者:暴力までは、いかないですけど、物を投げたりとか、
加藤諦三:うん、
相談者:物を壊したりとか、わたしには・・全然手は出さないんですけど、
加藤諦三:うん、
相談者:怖いっていうとこもあってぇ、これ聞いたら・・
加藤諦三:だから・・あなたに向かってぇ、
相談者:うん・・はい。
加藤諦三:物は、投げないけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:怒りは、あなたに向いているわけですよ。
相談者:そうです。そして、うん・・
加藤諦三:そんだけ怒りが、あるんだけれども、
相談者:うん、うん、
加藤諦三:あなたからは、離れられないんですよ。
相談者:そうなんです。
相談者:はい。
加藤諦三:それで、
加藤諦三:あなたの側からすると、
加藤諦三:早く結婚してもらいたい、
加藤諦三:わたしは1人で暮らしたい。
相談者:うんうん、
加藤諦三:と、言いながら、あなたの、心の中は全部、この長男の一挙一動に、
加藤諦三:関心が持たれてるわけですよ。
相談者:子供で区別したらいけないんですけど、
加藤諦三:うん、
相談者:次男がすっごく可愛いんですよね(笑)。
加藤諦三:次男は何歳?
相談者: 38歳です。
加藤諦三:あ、ああ・・
加藤諦三:気になるのは長男に対する気になり方と、は、違うんじゃない?
相談者:はい違います。
加藤諦三:だから、
加藤諦三:長男は嫌い。
加藤諦三:だけど好き。
相談者:**
加藤諦三:次男は・・好き。
相談者:うん、うん、うん・・
加藤諦三:でぇ、今・・長男の方と一緒に居る。
相談者:はい。
・・
加藤諦三:それであなたは、
・・
加藤諦三:この矛盾の中で・・心理的に混乱しているっていうことですよね。
相談者:ああ・・そうですね、はいはいはい。
加藤諦三:だけど、ちょっとキツイことを・・聞きますけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:もし、
相談者:はい。
加藤諦三:もうちょっとあなたが歳をとったときに、
相談者:はい。
加藤諦三:どちらを頼りにしますか?
・・
相談者:次男ですね。
・・
加藤諦三:そうかな?
相談者:うーん・・
加藤諦三:だって・・次男は・・好きなだけで、
相談者:はい。
加藤諦三:別にあなたの心に矛盾がないけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:長男は、好きだけど嫌いなんですから、
相談者:え、ええ・・
・・
加藤諦三:だから・・今日の相談というのは、
相談者:はい。
加藤諦三:そういう状況になってた・・
相談者:はい。
加藤諦三:家庭の状況を、
相談者:はい。
加藤諦三:どうしたらいいかっていうことですよね?
相談者:そうですね。
加藤諦三:その中の一端としてぇ
相談者:はい。
加藤諦三:封筒の、中に、
加藤諦三:6万5千円入ってるっていうことを、
相談者:うん、
加藤諦三:どうやって、言ったらいいか?っていう・・ってことですね、
相談者:はい、はい。
加藤諦三:はい、それではあのぅ・・心についてのエッセイストとしてお馴染みの、
相談者:はい。
加藤諦三:マドモアゼル愛先生に、
相談者:はい、はいすいません、
加藤諦三:お話を、いただきたいと思います。
相談者:はい、お願いします。
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