テレフォン人生相談 2021年3月12日(金)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:野島梨恵(弁護士)
37歳男性から、1年前に父が他界し、その1週間後には母も他界、将来の設計を建てられず妻からも離婚を切り出された。死んだ方がましというご相談です。
相談者は37歳男性(独身・会社員) 結婚4年で1ヶ月前に離婚、1年前に父が他界、その1週間後に母が癌で他界
加藤諦三氏の〆の言葉『自分の人生を活性化する最も安易な方法、それは他人を巻き込む事です。』
加藤諦三氏のおまけの言葉『過剰なる虚偽の愛は、真実の愛の欠如よりも問題がある。』
目次
妻からは離婚を切り出され、死んだ方がまし
加藤諦三:もしもし?
相談者:あ、もしもし?
加藤諦三:はいテレフォン人生相談です。
相談者:よろしくお願いします。
加藤諦三:はい、最初に年齢を教えてください。
相談者:37歳です。
加藤諦三: 37歳、結婚してます?
相談者:えーっと、離婚しました。
加藤諦三:離婚は・・どのぐらい前ですか?
・・
相談者:先月・・になります。
加藤諦三:あっ・・
加藤諦三:離婚したばっかりですね?
相談者:そうですねぇ、はい。
加藤諦三:でぇ、結婚はどのぐらい続いたの?
相談者: 4年間の・・生活でした。
加藤諦三:あ、 4年間続いた・・
相談者:はい。
加藤諦三:でぇ、4年間の間にお子さんは?
・・
相談者:授からなかったですねぇ、
加藤諦三:あ、そうですか、
相談者:はい。
加藤諦三:でぇ、今・・お一人で暮らしてるわけですね?
相談者:ぅ、そうですね、 1人で、暮らしてます。
加藤諦三:はいわかりました。でどんな相談ですか?
相談者: 1年前に、
加藤諦三:はい。
相談者:父が他界しましてぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:その、 1週間後に、
加藤諦三:はい。
相談者:母が、他界して、
加藤諦三:はい。
相談者:心に、すごい・・穴が開いた気分で、
加藤諦三:それはなんか、心に空洞ができるでしょうねぇ、
相談者:そうですねぇ、
加藤諦三:どうやって・・自分を、立ち直らせていきました?
相談者:やっぱり支えてくれた妻がいたので、
加藤諦三:ええ、
相談者:まぁなんとか、立ち直れればなぁと思ってぇ、
加藤諦三:ええ、
相談者:やってたんですけど、
加藤諦三:はい。
相談者:母が他界してぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:まぁ半年ほど、将来、の設計がですねぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:立てられなかったんですけど、
加藤諦三:はい。
相談者:妻はその間、将来についてどうしたい、こうしたいとか、
加藤諦三:はい。
相談者:話し合いはしたかったんですけど、それに、まぁわたしのほうが、心に余裕がなくて応じられず、先月ですねぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:そのぅ、妻から離婚を切り出されましてぇ、離婚したんですけれども、
加藤諦三:うんうん、
相談者:わたしはまだ普通に・・
加藤諦三:うん、
相談者:これからも、ずーっと、一緒に居たいとは思っていたんですけど、
加藤諦三:うん、
加藤諦三:でその間、奥さんの何か変化は、気がつかなかったんですか?
相談者:ふふふ・・そう・・ですねぇ、イラつかなかったですねぇ、
加藤諦三:恋愛結婚でしょう?
相談者:恋愛結婚です。
相談者:ただ、付き合った期間が、半年・・ぐらいで、
加藤諦三:半年?
相談者:でぇ、あとその時にも父が・・介護状態でぇ、母親もちょうど妻と知り合った時に、
加藤諦三:はい。
相談者:末期がんの、もうホント、4のBっていうステージでぇ、
加藤諦三:はぁい。
相談者:そういったことも、理解して、
相談者:結婚したんですけど、
加藤諦三:うん、
相談者:わたしの立ち直りがですねぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:いつまでもくよくよ(苦笑)、しててぇ、「あなたは将来、どうしたいのか?」って聞かれても、
相談者:「ちょっと今は、もうちょっと気楽に・・」
相談者:「生活していたい」と、
相談者:そういったことを半年間言い続けていたら、
相談者:ちょっと愛想つかされた(苦笑)・・感じですねぇ、
加藤諦三:ああ・・
相談者:ただ、仕事も、その間も、もちろんしててぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:今まで以上、迷惑をかけないように、しっかり、やってぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:そこまで親の死を・・言い訳に・・ぐだぐだしてたってわけではないんですけど、
加藤諦三:うん、
相談者:まぁ実際もう、離婚は、もうしてしまったので、
加藤諦三:うん、
相談者:前向きにポジティブに生きようとは・・笑おうとはしてるんですけど、
加藤諦三:うん、
相談者:ちょっと最近やっぱり、
相談者:ふと・・
相談者:いろいろ考えると、いっそうのこと死んだほうが楽なのかもしれないって、
相談者:そういう感情が少なからずあるので、
・・
・・
加藤諦三:まあ・・
加藤諦三:それはわかりますよねぇ、だあれも、自分の、にとって親しい人がみんななくなってしまえば、
相談者:はい。
加藤諦三:死にたいって言うより生きるのはもう辛くなってきたってことだね、
相談者:辛いっすねぇ、
加藤諦三:うん・・して、半年で結婚したっていうけど、
加藤諦三:ホントに親しくなってから・・
相談者:はい。
加藤諦三:結婚したわけではなくてぇ
相談者:はい。
加藤諦三:なんかお互いの寂しさが・・原因で結びついたっていう点も、あったんじゃあなあい?
相談者:そうですねぇ、母親がそういう末期ガンってなってぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:弟がいるんですけど、弟はすでに孫を・・見せれてたんですよ、
加藤諦三:うん、
相談者:孫を見せたいっていう気持ちも、焦りの中であってぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:結婚するっていう・・一つの、大きい要員だったかもしれないです。
加藤諦三:だから、おそらく・・30過ぎてぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:一人で居てぇ、
・・
加藤諦三:寂しさを、紛らわすために、
加藤諦三:結婚したけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:あなたの心の奥の、底の底のほうでは、
加藤諦三:自分の孤独っていうのを、痛切に感じ始めたんじゃないの?
相談者:おっしゃる通りだと思いますねぇ、
相談者:妻も、いろいろ離婚する時に、
加藤諦三:うん、
相談者:出会った当時は、まぁ、やっていけるんじゃないのかって、
相談者:その程度のやっぱり、情熱しかなかったみたいでぇ、ええ、
加藤諦三:うん、あのぅ・・要するに女としての満足を求めながら、
相談者:うん、
加藤諦三:そっちのほう中心で、
加藤諦三:結婚したけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:実を言えば、
加藤諦三:満足は・・
相談者:うん、
加藤諦三:もっと不満になっていた。
相談者:そうだと思います。
・・
加藤諦三:ですからぁ、
相談者:はい。
加藤諦三:この結婚ねぇ、大変失礼な言い方ですけれど、
相談者:はい。
加藤諦三:あなたのほうとしてはより孤独を・・心の底の底では、確認してしまった。
相談者:はい。
加藤諦三:奥さんのほうは、
・・
加藤諦三:女としての、
相談者:はい。
加藤諦三:欲求不満が、
相談者:はい。
加藤諦三:もっと確認されてしまった。
相談者:はい。
加藤諦三:もう、別れたいと、
・・
相談者:はい。
加藤諦三:でぇ、あなたの方からすれば、そういう状況ですからぁ、
相談者:はい。
加藤諦三:死にたいっていうことは、
相談者:はい。
加藤諦三:その、感情はおそらく、あなたの無意識の中の、孤独感・・
加藤諦三:の、表現だと思いますよ。
相談者:そうですねぇ、あのぅ・・離婚してぇ、3ヶ月の仔猫を、ちょっと、迎え入れてぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:仔猫に救われてるっていうのは(苦笑)・・恥ずかしながらあるんですけど、
加藤諦三:いやぁ・・恥ずかしながらなんていうことないよ、
相談者:はい。
加藤諦三:動物と・・人間との関係の研究っていうの、随分あるんだけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:心臓病なんかの、
加藤諦三:患者の・・
相談者:はい。
加藤諦三:治療が上手くいくか・・深刻かするか・・犬を飼ってる人と、飼ってない人との違いを、
加藤諦三:ま、研究っていうのあるんですけどね、
相談者:はい。
加藤諦三:犬を飼ってる人の方が、
相談者:はい。
加藤諦三:病気になった時の治りや・・早いし、
加藤諦三:退院なら退院の期間が短いとかねぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:動物と人間との心の触れ合いっていうの、ものすごい大きいんですよ、
相談者:そうなんですねぇ、
加藤諦三:うん、
加藤諦三:だからあなた今・・猫が一番大切なんじゃない?
相談者:そうですねぇ、その子が・・まぁ幸せに・・
相談者:いてくれればっていうか、元気にいてもらえるように・・
加藤諦三:うん、
相談者:糧では、ありますねぇ、
加藤諦三:うん、
・・
加藤諦三:だから、今日のそうすっと相談というのは、
相談者:はい。
加藤諦三:離婚は成立しましたと、
相談者:はい。
・・
加藤諦三:はい、そ・・
相談者:ただその心の穴がですねぇ、
加藤諦三:心の問題としてぇ・・死んだほうがいいっていうほど、苦しいと、
相談者:そうです・・はい。
加藤諦三:どうしたらいいでしょう?・・っていうことですねぇ?
相談者:そ、そうですね、ちょっと前向きに・・なれるような、ポジティブな、なんかアドバイスをいただければという・・
加藤諦三:ああ・・そうですか、
相談者:そうです。
加藤諦三:ポジティブな・・アドバイスを、いただけると思います。
相談者:(笑)
加藤諦三:***ように、弁護士の、野島梨恵先生がいらしてんので、
相談者:はい。
加藤諦三:伺ってみたいと思います。
相談者:はい。
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