テレフォン人生相談 2021年3月19日(金)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:中川潤(弁護士)
46歳女性から、15年疎遠になっている義理の父が好通事故で入院し身元引受人・身元保証人を頼まれたが夫の親族は全員断った。多少自責の念はあるというご相談です。
相談者は46歳女性、夫47歳、子供3人の5人暮らし。15年疎遠の義父76歳、義母とは15、6年前に離婚、夫の妹2人
加藤諦三氏の〆の言葉『運命を受け入れる。するとすることが見えてくる。』
目次
義父の身元保証人を断った
加藤諦三:もしもし?
相談者:もしもし?
加藤諦三:はい、テレフォン人生相談です。
相談者:はい、よろしくお願いしまぁーす。
加藤諦三:はい、最初に年齢教えてください。
相談者:46歳です。
加藤諦三:46歳、結婚してます?
相談者:はい。
加藤諦三:ご主人何歳ですか?
相談者:47歳です。
加藤諦三:47歳、お子さんは?
相談者:3人です。
加藤諦三:3人・・でぇ今・・そうすっと、5人で暮らしてんですか?
相談者:はい。
加藤諦三:はい、わかりました。でぇ、どんな相談ですか?
相談者:えっと、義理の父が・・疎遠になっているんですけれども、
加藤諦三:義理の父が、疎遠になってるっていうのは、どの程度・・
相談者:そうですねぇ、まぁ、15年ぐらい・・
加藤諦三:あ、
相談者:でぇ、
加藤諦三:15年ぐらい全然会っていない?
相談者:はい。
加藤諦三:ふぅーん、
相談者:そのぅ・・義理の父が・・先月、交通事故に、遭ってしまってぇ、
加藤諦三:はぁい。
相談者:寝たきりの状態になってしまったんですけれども、
加藤諦三:はぁい。
相談者:身元保証人に・・ちょっと心苦しいんですけども、なれなくてぇ、
加藤諦三:ええ、
相談者:心の持ちようと、今後本人がどんなふうに?・・して行くのか?っていうの伺いたいんですけれども、
加藤諦三:大変難しい、
・・
加藤諦三:相談の内容が、
相談者:はい。
加藤諦三:ドカンと来ましたけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:とにかく10年ぐら・・5年ぐらいというのはもう、ほとんど関係がなかったわけですよねぇ?
相談者:はぁい。
加藤諦三:それでぇ、交通事故ってのは、これ自分がうん、車運転していてぇ、それともそうじゃなくてぇ?
相談者:自分の車・・運転してです。
加藤諦三:あぁ、自分が車運転していてぇ、
相談者:はい。
相談者:でぇ、今、意識はあるんですけれども・・体は動かせない状態・・です。
加藤諦三:はい。
相談者:でぇ、病院のほうから、
加藤諦三:ええ、
相談者:まぁ、連絡先、だけは、聞くことができてぇ、夫のほうに電話が・・あったんですけれども、
加藤諦三:うんはい。
相談者:一応身元引受人・・
加藤諦三:ええ、
相談者:まぁ、お金と、まぁその後の・・ことですよねぇ、
加藤諦三:ああ、
相談者:そういうのを、まぁ・・一応お願いされたんですけれども、
加藤諦三:ええ、
相談者:夫の、
相談者:きょうだいなどと話し合ってぇ、
加藤諦三:ええ、
相談者:心苦しいんだけれども、引き受けできないっていうふうに、一応、お答えしてる状態でぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:そう言いながらもやっぱり、あのぅ・・みんな、気持ち的には、あのぅ・・辛い気持ち・・ですがぁ・・それもできないのでぇ、
加藤諦三:あなたの気持ちとしては・・本来・・義理の・・父親だから、
加藤諦三:身元引受人ぐらいは・・引き受けるべきだというふうに思っているんだけれども、
相談者:あ、残念なんですけども、みんな思っていないです。
・・
相談者:わたし、含めてぇ、
加藤諦三:あ、
相談者:きょうだい・・は(わ)、はい。
加藤諦三:ということは、
相談者:はい。
加藤諦三:あなたと15年間、関係がなかったっていうんじゃなくってぇ、
相談者:はい、はい。
加藤諦三:このぅ・・父親自身が、
相談者:はい・・家族と、
加藤諦三:あなたの親族・・
相談者:はい。
加藤諦三:誰とも・・関係がなかったから、みんな、引受人にはならないと、
相談者:はい。
加藤諦三:引き受け・・てほしいということを、
加藤諦三:病院側が何の、どの、範囲の人に頼んだんですか?
相談者:夫と、あと、親戚・・に・・一応連絡してくれたようです。
加藤諦三:親戚っていうのは?
相談者:義理の、父の、きょうだいです。
・・
加藤諦三:じゃあそれも全員断っていると、
相談者:そうです。
加藤諦三:事故に遭った方に対して大変・・失礼だけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:周りの人から、見てぇ・・問題な人だというふうに周りは思ってたわけ?
相談者:はい。
加藤諦三:何歳ですか?この、お父さんは?
相談者:76歳です。
加藤諦三:76歳、
相談者:はい。
加藤諦三:そうすると・・今日のあなたの・・相談というのはどういう・・
相談者:はい。
加藤諦三:ことですか?
相談者:多少の自責の念はあるっていうことですよねぇ、なんか、人としてぇ?
加藤諦三:はい。
相談者:うーん・・でもできないし、
加藤諦三:うん、
相談者:しないんだけれども、
加藤諦三:はい。
相談者:心の中でみんな・・辛いを思いをして判断をしなければならなかったし、
加藤諦三:はい。
相談者:心の・・収め方と・・保証人にならないことでぇ、本人が今後・・どんなふうに・・して行くのか・・っていうのを、
加藤諦三:自分が断ったことでどうなるんだろうかと、
相談者:はい。
加藤諦三:まぁいうことですねぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:わかりました。
加藤諦三:今日は、大変難しい、ご相談ですけれども、
相談者:はい。
加藤諦三:スタジオに、弁護士の、中川潤先生がいらしてんのでぇ、伺ってみたいと思います。
相談者:はい。
コメント一覧
厄介ごとを引き受ける気はない。だけど第三者から悪く思われたくない。
そんなムシの良いことは実現不可能だよ。
他者からの非難を受ける覚悟をしろってことさ。
メリット・デメリットは表裏一体。メリットだけを享受してデメリットは引き受けないなんて都合の良いことは無理なのさ。
選択するということは選択しなかった方を捨てるということだ。
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