テレフォン人生相談 2021年7月24日(土)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:坂井眞(弁護士)
2ヶ月前に30年近く前から別居している夫が他界した。40年近く生命保険を掛けていたが保険会社より贈与税が掛かると言われ、名義を自分から娘と息子にした。2ヶ月前にお金が振り込まれたが、しばらく子供達は何も言って来ず話し合って3分割にしようという話をしてきた。自分に権利があると思っていたので、子供だけで話し合って決められた事にショックを受ける。お金の分配自体は問題ないが、そもそもは自分のお金と思うことは厚かまし過ぎるのか?私が間違っているのか?
相談者は70歳女性、一人暮らし。30年ちかく別居中の夫75歳は2ヶ月前に他界。娘と息子がいる
加藤諦三氏の〆の言葉『事実は一つです。その一つの事実をどう解釈するかは人の数だけ違います』
目次
厚かまし過ぎる?私は間違ってる?
加藤諦三:もしもし?
相談者:もしもし?
加藤諦三:はい、テレフォン人生相談です。
相談者:はい、よろしくお願いします。
加藤諦三:はい、最初に、年齢を教えてください。
相談者:はい、70歳、
加藤諦三:70歳・・結婚してますか?
相談者:はい、あ・・
加藤諦三:ご主人何歳ですか?
相談者:えっと、75歳なんですけど、
加藤諦三:はい。
相談者:2ヶ月前に亡くなりました。
加藤諦三:あっ・・はい、わかりました。そうすっと今はお1人で暮らしてんですね?
相談者:はい。
加藤諦三:はいわかりました。でぇ、どんな相談ですか?
相談者:はい・・えーっと、そのぅ、亡くなった・・主人の、
加藤諦三:はい。
相談者:生命保険の、件なんですけれど、
加藤諦三:はい。
相談者:そもそも、えーっと、主人とは30年・・近く、に、ちょっと別居をしても、おりましてぇ、それで結婚した当時から・・主人の生命保険を掛けてましてぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:そのままずーっと・・掛け続けてたんです。
加藤諦三:はい。
相談者:それでぇ、2、3年前に、保険・・会社の方が、
加藤諦三:はい。
相談者:えっと、家のほうに来られてぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:「贈与税が掛かりますよ」ってぇ、
・・
加藤諦三:はあ、ああ、ああ、
相談者:言われたんです。
加藤諦三:はい。
相談者:でぇ・・わたしは、あのぅ、勉強不足なのでぇ、そんなこともわからなかったのでぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:じゃあ、あのぅ・・「わかりましたぁ・・」ということでぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:贈与税が掛かるのってぇ、もったいないですやん?
加藤諦三:ええ、
相談者:わたしは、あたしはそう思ったんです。
加藤諦三:はい。
相談者:それでぇ、娘に相談したんです。
加藤諦三:はい。
相談者:「お母さん名義だったら・・」
加藤諦三:はい。
相談者:「贈与税が掛かるのでぇ・・」
加藤諦三:はい。
相談者:えっと・・娘と、
加藤諦三:うん、
相談者:息子がいるんです、2人、
加藤諦三:はい。
相談者:2人に・・えっと名義変更?
加藤諦三:はいはい。
相談者:をしたら・・贈与税が掛からなくてぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:そのままいただけると、それでぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:名義変更しました。
加藤諦三:はい。
相談者:でも・・これぇ、自分が虫のいい話なんですけど、
加藤諦三:はい。
相談者:ただ・・名義変更、を、
相談者:あの、娘・・と息子にお願いしただけでぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:もしか、亡くなったときは、
相談者:自分が、権利があると思ってたんです。
加藤諦三:ああ、なるほどね、
相談者:はい、
加藤諦三:はい。
相談者:厚かましい・・です・・が、
加藤諦三:いやぁ・・はい。
相談者:それまでぇ、40年近くねぇ、払い続けてたのでぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:それで今回、2ヶ月前に亡くなりましてぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:振り込まれました。あのぅ、2人に、
加藤諦三:ああ2人に、はい。
相談者:
それでですねぇ、わたしは、そのぅ、「振り込まれたけど、お母さんこれどうしたらいい?」ってぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:聞いてほしかったんです。
加藤諦三:はい。
相談者:でも、そうじゃなくてぇ・・なぜかわからないんですけど、3人でぇ・・分けようっていう感じでぇ、言われてぇ、
・・
相談者:なんていうか、すごく寂しい気持ちになったんです。
相談者:あのぅ・・
加藤諦三:つまりあなたとしては3人で分けようっていうんではなくてぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:もう、
加藤諦三:一応名義変更というのは、
相談者:はい。
加藤諦三:贈与税を、
相談者:はい。
加藤諦三:払わないためにやったことだから、
相談者:はい。
加藤諦三:3人で分けるんじゃなくてぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:そ、それは全部、自分がもらいたかったということですねぇ、
相談者:いえ・・あのぅ・・そのようには思ってなかったんですけど、
加藤諦三:はい。
相談者:えっと2人でそういうふうに相談・・先にしてから、こちらのほうに、言って来たのでぇ、
加藤諦三:ああ、ああ・・
相談者:寂しかったんです。初めに・・
加藤諦三:はい。
相談者:あのぅ、その声掛け?
加藤諦三:はい。
相談者:を・・あのぅ・・してぇ、くれてたら、
加藤諦三:はい。
相談者:もう全然それは、自分の気持ちの中で違ったんですけれど、
加藤諦三:はい、はい、はい、はい。
相談者:あのぅ・・「お母さん、これをどうしよう」ってぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:あの、40年近く掛けて来たお母さんの、あのぅ、それは、時々言ってくれるんですよ、
加藤諦三:うん、
相談者:「これは・・」あのぅ、「お母さんが全部掛けて来た・・保険だから」とか言ってぇ、
加藤諦三:うん、
相談者:言ってぇ・・くれてたんですけど、
加藤諦三:うん、
相談者:それを初めに・・言ってもらえなくってぇ、
相談者:あのぅ、それがすごく、寂しくてぇ、
加藤諦三:ん、ええ・・
相談者:でぇ、
加藤諦三:それは、息子と娘が、
相談者:はい。
加藤諦三:自分に相談なくてぇ、
相談者:はい。
加藤諦三:どうしよう・・っていうこと、そしてぇ、3人で分けようっていうような話をしたこと自体は、
相談者:はい。
加藤諦三:あなたの気持ちからすると、
加藤諦三:すごく・・面白くなかったということですよねぇ、
相談者:はい、すごい寂しく、感じたんです。
加藤諦三:うん・・
相談者:はい。
加藤諦三:まあ、だから・・いろんなことでぇ、実際に合う合わないは別として、このお嬢さんと、その息子さんが・・あなたが予想してき、たことと、違ったということは・・70歳のあなたにとっては、大変大きな事件なんですよねぇ、
相談者:はい、ホントにそうです。あのぅ、眠れない日が続きました。
相談者:それでぇ、
加藤諦三:うん、ええ、
相談者:今回・・テレフォン・・
加藤諦三:人生相談、
相談者:人生相談を、したのでぇ、
加藤諦三:はい。
相談者:あのぅ、わたしが、厚かまし過ぎて間違っているのか・・を・・あのぅ、お聞きしたくてぇ、お電話させていただきました。
加藤諦三:はい、わかりました。
加藤諦三:今日はスタジオにですねぇ、弁護士の、坂井眞先生が、いらっしゃってるのでぇ、伺ってみたいと思います。
相談者:はい。
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