テレフォン人生相談


テレフォン人生相談2019年8月29日(木)
パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:マドモアゼル・愛(エッセイスト)
22歳の女性から、父親との関係が上手くいっていないので、仲良くしたいが受け入れられない。マドモアゼル愛に似た者父娘と言われた相談者。父との関係が嫌で1、2ヶ月前に家を出るも、仲良くなりたいという矛盾。自分勝手で、他人の悪口を言う父親、と言う自分も父の悪口を・・

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5分で読める今日のまとめ

相談者は22歳女性、父50歳、母50歳、姉26歳。
社会人の相談者、1、2ヶ月前に家を出て一人暮らし。

父との関係がうまくいってなくて、もう自分自身は仲良くしたいと思っているのだが、父を受け入れられないところが何点もあって、どうしても仲良くなれない、心を開けない。

ー現在の父親との関係

一緒に居るのが嫌になって、一人暮らしをしている。
1ヶ月、2ヶ月前から。

父の考え方とか発言とか、価値観が全部自分と違う。
なんでも自分の都合のいいように考えるタイプ。

近所にいるおばさんのことをいつも悪く言う。
2年前、転職した時に「いいところを紹介するよ」と、そのおばさんが、言ったときだけいい顔をして、今もまた悪口を言っている。

そのおばさんの口添えによって転職をした。
だけどいまだに悪口を言っている。

父が悪口や愚痴がすごく多い。
全部否定するというか、自分が正しいっていう言い方をする。
自分勝手な正しさ。

自分の中でいちばん許せなかったのが、母が家庭内のストレスで、片耳が聞こえなくなった。
それで1ヶ月ほど入院していた。

父が1人で病院にお見舞いに行った。
その時に父が、「家庭内のストレス」と聞いて、反省して謝ってくるかなと思っていたが、「お前が倒れたせいで、家が大変なことになってるじゃないか」「全部お前のせいだ」っていうふうに怒ったりしたらしい。

何も優しい言葉もかけてくれない、自分の事しか考えてない。
自分自身も悪いところばかり見てしまう。
また違う考え方を持てば、父の良いところも見えてくると思うのだが、どうしてここまで父のことを嫌なふうに見てしまうのかな?というのが自分の中ですごく嫌い。

ーお母さんが倒れているのに労りもしないで、酷いお父さんだなと思う。
ずっと悪口ばかり言っている人、嫌だなと思う。
でも、ひっくり返してみると、今、あなたはお父さんの悪口を言っている。

ーお父さんのいいところ、とおっしゃったが、あえて無理して言えば、どういうところ?

・・・いいところ?・・・

仕事は真面目に行くタイプ。
女性関係、不倫とかそういうことは聞いたこともない。

ー話す言葉、人当たりによって、あなたやお母さんが傷つけられてきた。

姉は昔からしっかりしてたので、父もあまり姉には言わなかった。

ーあなたが一人暮らしを始めた理由というのは、主にお父さんと会いたくないという部分ですか?

親不孝なことを言ってしまうんですけれども、そうなりますね。

ーあなた自身もお父さん言葉によって、傷つけられてきた訳ね?

言葉というか・・父が、結構、あのぅ・・アダルトビデオが好き、男性だから好きなのは当たり前なんですけど、小さい頃から、家族が見えるようなところで、普通に見ていた。

ー娘さんが見えるようなところで、アダルトビデオを見ているんだ?
なかなか、厳しいですね。

娘だったら普通配慮するんじゃないかと、小学生の頃から思っていた。
それでもしない(配慮)ってことは、男性って、そうやって女性を見てるんだ、っていう気持ちがすごく昔から根付いていた。

なかなか男性と長続きしない、今も。

ー何に対しても否定的と、さっきおっしゃった。
あなたに対しても否定的だった?

わたしに対しては、口に出しては言わないが、何か言うと、どっかへ行ったりとか。
面と向かって、「お前はダメだ」と言われたわけではない。

ー今、父親との間に途方もない距離があって、許せない部分もいくつかあって、なので家を出たけれども、本当に正しかったかどうか心が揺れ動いている部分もあるということですね?

ー根本的に、どうしたらいいのか?
回答者の先生と話してみてください。




マドモアゼル愛アドバイス

ーお話だけだとまだちょっとわからない。
1つだけわかったことは、お父さんのことを毛嫌いし続けていたのは、あなたの方だった。

ー一方、仲良くしたいとか訳の分からないことを言う。
お父さんのことを嫌いで、家を離れて、それだけだったらこれで、「ああ、良かったね」って話。

ーそれでも気持ちが終わらない。
一人暮らしは楽しい?

相談者:正直、気は楽ですけど、逃げてきた自分が嫌・・ってところもあるし・・

ー逃げてきたってどういうこと?だって、嫌なところから逃げるのは当たり前じゃない?
何も悪くないじゃない、それ。

相談者:本当は親孝行して、一応・・

ー毛嫌いしてるんだよ、あなたがお父さんのことを。
それで親孝行?何したいわけ?
そこがよくわからないんだよね、だから。

ーお姉さんは、しっかりしていたので・・さっき言われたのが気になった。

相談者:姉は昔から自分の意見をもってはっきり言うタイプだったので、父親もあまり言い過ぎると、正論で返ってきてしまうというのもあって、あまりいい加減なことも言えなかったので、姉に対しては、こういうことはなかった。

相談者:私は感情的になったりして、姉と違ってふわっとしてるので、あまり言ってもそこまで言い返せないのもあって、わたしにもちょっと言ってくることもあった。

ーあなたの悩みの根底にあるのが、一人くらしになったのはいいけれども、一人で社会で生きていく自信がないんじゃないの?
仕事やってるからそんな事は無い?

相談者:それはないと思うんですけど。

ー人間関係という意味では?

相談者:それは大丈夫・・

ー親友は居る?

相談者:友達はいないですね。

ー友達いないのになんで平気なの?

相談者:仕事が楽しいからですかね?

ー仕事の楽しさを共有する仕事仲間とか、そういう人は居る訳ね?

相談者:そうですね。

ー普通、22歳で、一人暮らしをして、友達がいなくて、かといって今仕事があるから、大丈夫だって筋は一見、通っているけど、あなたがこだわってるのは、お父さんとの人間関係に関してなんだよ?

ーここが終わってなくて、今友達もいないわけよ。
友達がいなくても生きていけるという強がり、おっしゃるような状態じゃない。

ー父との関係だとますます関係ないけれども、こだわっているわけだよ。
自分が友達ができないのも、異性とも深い関係なれないのも、お父さんとのギクシャクした思いが、根底にあるからだって、どっかで感じてるわけでしょう?

ーお姉さんとお父さんはもっと自然だったの?

相談者:そういうわけでもなく、姉も、父から母に対する態度とか見ているので、良くは思ってないですよね。

ー普通の意味では暴力を振るったわけでもないし、変な趣味があるとは思うけれども、お母さんとお父さんとの関係は、絆は浅いけれども、仲は悪くないってことなの?

相談者:些細なことで喧嘩はよくしてますけれども。

ーそれによってあなた達姉妹が、非常に深く傷ついたってことはないわけだよね?

相談者:母を見てというのはありますけど、自分自身が傷つくということはないですね。

ーあとそうなると、あなたお父さんと似てるんじゃないの?

相談者:そうですね・・

ー似てるところが、自分にとって、決定的な劣等感になってるんだと思うよ。
それで、22歳で友達がいなくて大丈夫だなんていうのは、あんまりありえない言葉だと思う。

ー一番、生き方とか、考え方とか結婚のこととか、恋人のこととか、話し合いたい友達がいるのが、その年齢的なわけじゃない。

相談者:あ、そうなんですね?

ー一般的にはね。
そうじゃなくてもいいんだけれども。

ーでもあなたには友人がいないんだから、友人がいなくてもいいんだけれども、少なくとも心が開いてる人が、家庭でもいなかったし、外にも居ないってことだよね。

ーじゃあどうやって生きていこうか?

ーそれはそれでいいと思うんだけれども。
つまらないよね。
お父さんも実は、どこにも、本当は心繋がってるところなかったんだよね、きっと。

ーだから人が、自分の心を出して、さらけて、誰かとつながるという感覚が、あなたの中にもないんだと思うのね、きっと。

相談者:うんうんうんうん、そうですね。

ーそれで、仕事が面白いからっていうのは、お父さんが職人としてやっているのと同じ世界だよね。

ー結構世界観が似てるよね。
だからこのままもし、結婚してもきっと、お父さんとお母さんのような、結婚の感じになっていっちゃう可能性もあるよね。

ーそういう人生が嫌なんだと思うよあなた。
だからよく思い切って一人暮らしをしたと思うのよ、僕。
お父さんと違った視点で・・お母さんとはまた違った、我慢するだけじゃない視点で・・また自分の人生作っていくしかないと思う。

ーその時、そこに目を向けないで済むのは、家の事を悪く言っている間は、自分の生き方のほうに目は向かない。
家を出たという事は、とりあえず問題解決もできないし、一応、捨てるんだってことで、位置づけていいんじゃないかと思うんですよ。

ーそれでもう仲良くしたいと思わない。本当に仲良くしたくなった時はいいけれども、理想で仲良くしたいなんて言ったって意味がない。
だから、理想のところの話と、本音のところの話、という境目がいつもなくなってしまって、都合よく理想を使うときは理想を使う、本音というのをうまくごまかすという、性格があるような気がする。

ーもうちょっと自分の本音を見つめてあげないと、自分が可哀想だと思うよ。
そういう意味では家を飛び出したという行動は、見事だったと思う。
そこから始まると思う。

ー自分を出せないから家の中で変なことをやっちゃっている、お父さんって。

相談者:そうですね、結構ずっとひとりだったので。

ーたからだと思うよ、孤独がそういう変質的な行為にまで走らせたんだと思うよ。
それだけ関心を持ってもらいたかったんじゃないの?

ーあなたも本当は、いろんな人から、もしくは誰かから関心を向けてもらいたいんじゃないの?本当は?

ー1番の願いは。

ーそれには自分を出すしかないよ、正直な。




ドリアン助川まとめ

ドリアン助川:子供である以上は、親を愛さなきゃいけないとかね、すべての子は親孝行じゃなきゃいけないとか、社会って常識はこうでしょうみたいな、多すぎるんですよ。

ドリアン助川:と、そこから、外れちゃった自分はおかしいんじゃないか?ということに悩む人はいっぱいいるんです。

ドリアン助川:だからあなたも、いろんなお父さんのこと反感持っているけど、でも私、子供なんだからいつか親孝行しなきゃいけないとか、そういった考えがあったんだよね多分。

相談者:そうですね。

ドリアン助川:そこと自分との乖離というのがあるわけですよ。
でもさ、100人いたら、100人の感じ方があるわけで、まさに独り暮らしを始めて、自分がこれからどういうふうに生きていくのか、ある意味好きなように生きていってやるってことで、自分自身の考えを培っていったらどうですかっておっしゃってくださった思うんだけど。

相談者:あっ、そうですね。

ドリアン助川:それものすごく大事なことだと思います。

相談者:すごいすっきりしました。

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コメント一覧

  1. マドモアゼル愛さんのアドヴァイスは非常にわかりにくかったし、説得力もゼロ。
    最後のドリアンさんのフォローでようやく納得できた。
    今日の相談は、ドリアンさんだけのほうが良かった。

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