テレフォン人生相談


テレフォン人生相談2019年8月31日(土)
パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:三石由起子(作家・翻訳家)
27歳の女性から、脱サラして印刷関連の仕事を始めた父60歳、資金繰りが厳しく自分にお金の無心をしてくる。1回あたり50、60万をかしてトータル300万、最初の頃は返してくれていたが、残り150万ほどは返済が滞っている。父の所で働く姉には家庭があるのでお金を貸してとは言わない父、法的にどうこうしたいわけじゃないが、気持ちがモヤモヤしてしまう。

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5分で読める今日のまとめ

相談者は27歳女性、独身で働いている。脱サラして印刷関連の仕事を始めた父60歳、母は別で仕事をしており、家庭をもっている姉は父のところで働いている。

両親というか、特に父との関係なんですけれども、金銭的なトラブル・・トラブルにはなってないけれど、関係でちょっとご相談したい。

父が自営業を6、7年前から始めた。
年に何回か、資金的に苦しくなる時に、「お金を貸してほしい」ということで連絡がある。

姉も父と同じ会社で働いているのと、家庭もあるので、姉には頼りにくいというのがあるらしく、相談者に3、4年前からまとまった額を借りている状態。

大学を出してもらったりとか、今まで育ててくれた恩もあるので、当たり前だと思っているが、気持ち的にどうしてもモヤモヤしてしまうので、相談者がこう感じてしまうのは変なのかな?

法的に対応したいというわけではなくて、今は普通に話してるけれども、どういう心持ちで親と関わっていけばいいのかなということをご相談したい。

お父さんは脱サラして自営業を始めた。
仕事は印刷関連。

年に何回か無心してきて、一回につき、50、60万円ぐらいを貸している。
27歳の相談者も、ギリギリで貸している状況。

ドリ助:年にそのぐらいのお金を借りてきて、一番問題なのは、返してくれているの?

最初の約束では、月に5万ずつ返すからとか、取引先から振込みがあったらちゃんと返すということで、確かにその通り返してくれてたこともあった、最初の1、2年は。
最近、ちょっと不景気というのもあって、しょうがないかなとは思っている。

トータルで、300万円ちかくは貸していた。
半分ぐらいは返ってきている。

ドリ助:あなたの貯蓄もなくなっちゃいますね、こんだけ貸したら。

ちょっと、かなりもう厳しくなってきた。

ドリ助:お母さんはどうしてるの?

母は別で仕事をしてて、父は母からもお金を借りてるが、母から借りたお金ではちょっと難しい・・ので、相談者に借りにきている。

父の会社には、社員は姉だけ。

ドリ助:そうしたら、あなたが貸したお金は、お姉ちゃんに給料として行ってるんじゃないの?

実際、そういうところもあると思います(笑)。
ただ、姉はたぶん知らない。
相談者から会社にお金を渡してるということを。

相談者は一回、姉に話したことはあるが、一度、何万円か貸したというふうに思っていると思う。
何回も貸してるというのは知らない。

ドリ助:お父さんとの関係云々の前に、この会社が問題。
どうしてこういう行為になるんだろう?
銀行とか、そういうところは貸してくれなかったのかな?

そこら辺は詳しく分からないが、そんなに借りれなかったのか、親戚とかにも頼んだみたいだが、断わられてしまった。
一回、相談者から借りれて、うるさく言われなかったので、だんだん借りるのが簡単になってきたのかな・・と思う。

お金を貸す時は振り込み。

ドリ助:さぁ、どういう態度、やり方・・が望ましいのか、今日の先生に紹介致しますので・・




三石由起子アドバイス

三石:振り込みだったら、借用書は取らなくても証拠があるから、それはいいと思うんだけれど、わたしが気になるのはね、どうしても何か嫌だなと思うのは・・

三石:あなたのお姉さんには言ってないと。
お姉さんには気は使わせまいとして庇って、給料払って、家庭があるからという気を使って、妹のあなたに「金貸せ」はないと思う。

三石:そこがものすごく気になる。
あなたはお姉さんに言った方がいいと思う。
「今こういう状況になっているのを知っているのか?」って。

三石:お姉さんは、じゃあ自分が辞めるとか、これお父さん1人でやればいい話であって・・
人手不足であろうがなんであろうが、この会社は人を雇える状態じゃない。

三石:だからそれは従業員がお姉さんだけだったら、わたしは、あなたがお姉さんに言うっていうのが第一だと思うよ。

三石:もう一つね。
わたしが、「言った方がいいんじゃないか」というのは、一つ。

三石:別なことが言いたい。
あなたお金、お父さんに貸したと言うけど、あったから貸したわけで、なければ貸せなかったわけで、無理な時は無理なんだから、あったから貸した。

三石:わたし、問題ないと思います。

三石:というのは、あなたが何か使うことがあって、「これを我慢して貸した」とか、「あれを買わないで貸した」とか、「こうしたかったのに、出来ないで貸した」だったら、相談になるんですよ。

三石:でもそうじゃない、あなたが言ってることは。

三石:例えば貸さなかったとして、あなた貯金していたわけだね。

相談者:そうです、はい。

三石:貯金してどうすんだよ?っていう話なんだ、わたしに言わせると。
わたしだったら、もし自分が使う目的がなければね、あるもんだったら貸せばいいと思うんだよ、親だもん。
そんなことでくよくよしなくていいと思うの。

三石:くよくよしなきゃいけない時は、どういう時かって言ったら、自分がしたいものを我慢して貸したんだって、わたしどうしてもしたいのにできなかったんだ、って言うんだったらこれ・・お悩みにもなると思う。

三石:あるのを貸しただけだから、あなた何も悩む必要ないと思うんですよ。

三石:それともう一つは、なければ貸せてないわけで、あったから貸したわけだから、それ悩むことじゃないと思う。

三石:お父さんだって男でさ、見栄もあるんだろうし、自営業やってみたかったんだろうから、その時に「ちょっと貸してくれないか?」って、ある・・だから借りたっていう感覚だと思うのね。

三石:だから、ないところから、「お前借金してこい」って話じゃないじゃないですか。
だからあなたね、あなたのお悩みは錯覚だと思うんだけど。

相談者:うーーーん・・

三石:もっとおおらかに構えたらどうですか?
「あるから貸したんでいいや」って、「別に今使うこともないし」って。

三石:あなたが言うように、自営業やりながら大学を出してもらったんだって思いがあれば、それとお金っていうのは、どんなに困っていても、なんか繋がるものなんだよね。

三石:繋がらない時というのは、ホントに繋がらないのよね。
だからあなたは、何の目的もなく貯金してたってさ、余計苦しいと思うよ。

三石:例えば今手元に300万ありますと。
でもお父さんからの借金は、断わっちゃいました。
お父さんしょんぼりしてます。
どっちがいい?という話なるじゃないですか。

相談者:うーーん・・はぁい(笑)。

三石:だからね、わたしが言いたいのは、あなたは決して力以上のことはしてないと思うのよ。

三石:力があったからしたんで、ない時は断わるっていうか、ないんだから断わざるを得ない。

三石:「ああ、まだ出来るんだ」「まだ出来るんだ」って、考えたらどうですか?

三石:ただそれは自分だけで抱えてちゃ駄目よ。
結婚したお姉さんのことは庇ってね、家庭があるんだからなんてこと言ってさ。

三石:それで給料払ってるようなことでは、これはちょっと話が違うと思うので、あなたはお姉さんには喋った方がいいと思う。

三石:まず最初に、「こういうことになってるけど知ってる?」って。
それはまずやったほうがいいね。

相談者:結構・・はいはい?

三石:わたし、お悩みじゃないと思う。
もっと自信持ってさぁ、これ姉に出来るか?って話なんだよね。
そうでしょう?

三石:これって、あなたが誇りにすればいいことで、悩む話じゃない。
悩むというのは、お父さんの借金のために「わたしはこれが出来なかった」とか、「こんな選択が出来なかった」とか、でも、本当にそれがしたければ、それも借金、断わっているはず。

三石:あなた何もない、今ね。
使い道が。

相談者:はい、うん。

三石:使い道がないお金考える必要ないと思うよ。

三石:わたしね、もう一つ言いたいんだけど、あなた27歳だから、60歳の男っていうのが、年寄りだと思ってるかもしれないけど、今、90まで生きますからみんな、100までも生きますから・・

三石:そうすると、 60歳の男をあなたが甘やかす必要は無い。

三石:わたしは、小さい子供を甘やかすのも好きじゃないけど、年寄りを甘やかすのはさらに好きじゃなくて、身のためにならない。
これから30年、甘えてきてもらっても困る。

三石:今までのことはね、あなたが出来たことだから、忘れてしまっていいと思う。
あれば返してくるんだから・・

相談者:はい、そうです。

三石:ないから返してくれないんだから、催促したって無駄なんだし、だいたい催促する必要がない、あなたしたいことないんだから。

三石:この150万あるのはね、借金ね。
この150万のことはもう忘れてさ、今後はもうだめだと。
言ったらどうでしょうか?

相談者:なるほど、はい。

三石:お姉さんにはちゃんと話をしてください。
なぜかって言ったら、お姉さんの耳には入れないで、妹のあなたに借金を申し込むっていう、この男が気に入らん、わたしは。

三石:甘やかしちゃダメです大の男を。

相談者:わかりました。




ドリアン助川まとめ

ドリ助:お父さんの会社が上手くいかない理由って、端的に言うとなんでしょう?

相談者:ちょっと頑固なところがあるというか、人間関係をうまくやっていけない。
外面っていうか、あまり上手く世渡りが出来ないってうところがあるので。

ドリ助:親といえども、反面教師。
あなた27歳でね、お父さんにこれだけのお金を貸してあげられるっていうのは、素晴らしいんですよ。

ドリ助:わたしあの、27歳の時振り返ると、たぶん、20万もってるかどうかだと思うの。

ドリ助:誰にもお金なんか貸せなかった。
だからそういう基礎力がある上に、お父さんを見ててね、自分ならという考えもあると思うんです。

ドリ助:だからあなたの未来は明るいですよ。

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コメント一覧

  1. いやいや、この三石さんの回答は違うと思いますよ。
    お父さんの会社はかなり危ない経営状況です。
    貸したお金は戻ってこないでしょう。
    貸すべきではありませんでした。
    そもそもお金を貸すのが商売の銀行が貸さないのは、返してもらえないと判断したからです。
    銀行が貸さないような人に貸すのは、金を捨てるのと同義です。

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