テレフォン人生相談


テレフォン人生相談2019年8月14日(水)
パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:大迫恵美子(弁護士)
50歳女性から、モラハラ夫と離婚を考えている。一度は家を出てシェルターまで考えたが出来なかった。言葉の圧力が酷い人、言う事を利かないとモラハラの後に性的圧力があり、それでも言う事を利かないと暴力をふるわれた。家に戻ると生活費も貰えなくなってしまった。会社経営する夫の汚いやり方が気に入らなく憎しみしかない。もらえる物を貰って離婚したいのだが、そのためにはどうすればいいか?

目次

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5分で読める今日のまとめ

相談者は50歳女性、夫は50歳、結婚して26年 息子二人は大学生で家を出て、娘25歳は結婚して家を出ている

離婚を考えているのですが、どうしたらいいでしょうか?
モラハラ、言葉の圧力がすごい人で、言う事を利かないとモラハラの後に性的圧力があり、それさえ言う事を利かなかった時は、暴力があった。

ずっと別れようと思っていたが、子供が居たし別れられなくて、去年、暴力が原因で家を出た。
その時、シェルターに入る入らないで悩むも、結局、入る勇気がなくて、家に戻る。

半年ほど経ち、お金がもらえなくなった。
生活費、どうしたらいいの?と訊くと、「言ったらやる」とか言われた。
使った額だけやる・・という形。

今までは、お金がもらえていたので我慢できたが、もう我慢する理由もなく、辛いこと・・常に、「こんなこと言ったら怒られる」と思って生活する必要もないので別れようと思った。

去年、家を出て弁護士を中に入れて話し合いたいと、何度も言ったが、全て無視され、弁護士からの封書に対しても見て見ぬふりをしていた。

子供の結婚式もあり、暴力だけは止めてという感じで家に戻ったら、お金がもらえなくなってしまった。
50歳、今さら新しい仕事にもという気にもなれない。

夫婦の会話は全然ない。
お金の請求も、言わなきゃいけないと思うが、怖くて言えない。
貯蓄もあって、切羽詰まってないというのが自分の中にはあるのだろうけど、やっぱり怖くて言えない。

言葉の暴力、性的な暴力に気付いたのは2年ぐらい前。
結婚前は、こういうことはなかったけど、後から思えば、自分に対してでなく、自分の思うようにならなかった時に、そんなことまでするかな・・ということはあった。

車でおっかけられたことがあった、さっと逃げればいいのに、それを、自分も執拗に追い返すというようなことがあった。
応戦かけてくる、その時は、怖い人だなと思った。

会社経営してるので、社員に対するやり方を見ていても、汚い、怖いなというところがある。
自分の気に入らない人は徹底的に潰す。

インフルエンザで休んだ人に対して、インフルエンザの予防接種のお金を払っているのに、休むのはおかしいとか言って、欠勤扱いにした。

今は憎しみしかない。

離婚したいが、離婚したいとはまだ言ってない。
弁護士を挟んだ時も、離婚の話は出さなかった。

離婚したいが、前みたいに無視されたりとか・・自分は嫌だが、貰えるものはしっかりもらいたい。

スムーズな離婚、慰謝料は貰いたい。
その為にはどうしたらいいですか?っていう、そういう電話。




大迫恵美子アドバイス

ーとても深刻、まず、あなた自身が、今のあなたを助けてくれる人はいますか?
とにかく、あなたを助けて庇ってくれる人。

相談者:どこまでだろうというのはある。
親も歳を取ってきて、病気抱えていて、というのはあるが、話は聞いてくれる。

ー話を聞いてくれるだけでは足らない。
あなたが逃げ込んだ時、盾になってくれる人。

相談者:へぇ?・・そんな人はいないです。

ーあなたの娘さんはどうなんですか?

相談者:子供なので中立的、ママの悪いところもある、お母さんがはっきり言わないから。
というところはあるけど、なんかあったら言ってね・・っていう感じでは、いてくれる。

ーあなた自身が、この人だけは頼れるって人はいませんか?

相談者:いない・・です。

ーずっと、50歳まで、20何年間も結婚生活を続けてきた方の、離婚問題で一番難しいのは、本人なんですよ。

ーご本人が何度も戻ってしまう。まったく自信がないから。
自尊心が少なくなってる、低くなってる、そういう状態なんです。
自分を守る事が自分で出来ない。

泣き始める。

ーそういうタイプの人を狙ってると思います。モラハラタイプの男性というのは。
自分に自信の無い人に、元々付け込んでいる。
長い間に、あなたの方もそういうふうに訓練されてしまっている。

ー離婚することが、いい事なのかどうかも自信がないから、相談してる。
どこか、自分も悪いところがあるんじゃないかと思っているでしょう?

ーまだ50歳、あなた自身は、働く心配があるみたいにおっしゃっているが、今の世の中で50歳は、人生の折り返し地点ぐらい。
まだこれからも長いし、体力もあるし、高齢化している日本の中では、まだまだ、働き手として期待される年ごろ。

ーだけどあなた自身が、まったく自信が持てない。
そこが問題なんですよね。
誰かが助けてくれるかくれないかについても、あなたは自信がない。

ー助けてくれるというのは、あなたがそこに逃げ込む。
すると夫の何らかの攻撃を心配しながら逃げ込んでいる。
それで、あなたが後ろを振り返って、やはり帰らなくちゃいけないんじゃないか?という時に、あなたの手をしっかりつかんで、「何言ってるの!帰っちゃ駄目よ!」と、「がんばんなさいよ!」って言ってくれるってことなんですよ。

ーその人が、ご主人を暴力で追い払ってくれなくてもいい。
あなたの弱い心を支えてくれる人。
あなた、それを自分の親もしてくれないと思っている。
本当かどうかわからないが、そこも自信がない。

ーあなたの親御さんが、あなたの苦境を聞いて、それでもなお、「嫁に行ったんだから我慢したら」と言う人なのかどうかわからない。
でも、あなたは、あなた自身の決断を、誰かが受け入れて支えてくれるっていうふうに思えない。

ー離婚する、逃げていく、自分の我がままじゃないのかな?っていうふうに思っていますよね?

ーそういう精神状態に追い込まれていること自体が、あなた方の結婚生活のひどいところなんですよ。

-相談を受ければ、「それは離婚なさい」とは言いますけど、離婚するのはご本人、いろいろ迷って結局、家に帰ると言われた時には、弁護士はどうすることもできない。

ーなかなか、一人にして「頑張れ」と言ってるだけでは、あなたの方が行動に移れないというのもわかっている。

ーとにかく、あなたが迷う時に、手を掴んでくれている人がいるかどうか、おそらくは必要なんだと思う。

ー離婚する方はたくさんいます。
いろいろ苦しいことはある。常に迷いはある。
離婚が上手くいっても、それでも良かったのか?と悔やむことは当たり前なこと。誰でもそうなんですよ。

ーそういう時に、自分のした決断を、自分が信じられるならばね。
お金がなくて苦しいけれど、もう、決めたんだから仕方がないって、そう思えるならば、これからの人生、離婚して良かったってことになる。

ーそういうふうに、あなたが思えるようになる日が、いつなのかが不安なんです。

ーあなたの置かれてる状態は、本当に酷いと思う。
でも、その酷い状態からあなたが抜け出たことが、あなたの幸せになって欲しいと思うんですけど、今すぐそうはならないと思うと、わたしは、あなたにどういうふうにお話したらいいのかと思います。

ーシェルターに入るかどうかまで悩んでおきながら、離婚という事も言えずに家に戻れば、当然、ご主人はあなたの事を侮っています。

ーあなたは、自分のところから出て行けるはずがないと思っています。
お金をくれないのは、あなたを苦しめたいからです。
あなたをイジメることによって、生活が成り立っているから。

ーご主人、おそらくは非常に弱い人なんだと思う。
だから弱い者をイジメて、優位に立ってないとバランスが取れない、そういうことをする人というのは。

ー自分の未熟なところを気付かれたくないとか、欠点があって、それを補う為に、弱そうな人をイジメてバランスをとっているタイプの人なんじゃないかと思う。

ーそうだとすると、ご主人が改まることはないし、直ることもないし、反省はしないし、だからあなたが今の状況を壊そうと思ったら出て行くしかない。

ーこうやって人にそう言われてるだけではダメなんです。
あなたが自分の決断に自信が持てないと。
どうやったらあなたがその自信を取り戻せるかを、考えなくちゃいけない。

ーまずお金を隠しなさい。
家計簿をつけて、例えば大根100円だったら、大根150円というい家計簿をつけなさい。
そうやって、少しずつ、少しずつお金を貯めて、見つからないように隠さないと駄目ですが、お金を数えながら、「あっ、わたしこれだけお金をためられた」って、毎日考えてください。

ー「あっ、今日、これだけあの人にお金を隠して貯める事ができた」って。

ーそれから、外で収入を得られるような、自分が将来、生活をやり直す為に、必要なお金を作れるような、働いてお金を貰うことが出来るんだっていうような仕事に就けるといいですね。

ー少しずつ、小さいところから自分の自信を積み上げていくような事をして、自分も少しずつ出来るという感覚を、身につけていくことも大事かもしれない。

ー本当は、あなたが自分の自信を取り戻さないと、今から抜け出せていくことを、幸せだと感じられないですよ。

ー言うのは簡単だけど、とても心配で、出来るかなぁ・・って思いながら言ってます。
頑張って欲しいなと思います。




ドリアン助川まとめ

ーお父さんとお母さんには、離婚のとこまで気持ちが来てるってことは、話してない?

相談者:言ってない。

ーなんだかんだ言って、最後に立ち上がってくれるのは親だと思いますよ。
あるいは、気持ちをちゃんと理解してくれるのは。

ー今、話したようなことを、お父さん、お母さんに、離婚のとこまで来てるということを、話された方がいいと思います。

ーその後で、お金の戦いだったりなんなりは、頑張ってください。

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