テレフォン人生相談


テレフォン人生相談2019年8月26日(月)
パーソナリティ:ドリアン助川
回答者:高橋龍太郎(精神科医)
18歳の発達障害の男性から、特例子会社に就職が決まり来月から出社するのだが、やっていけるのか不安で不安でたまらない。ビニールハウスで水耕栽培をする仕事、1日6時間、座って作業。思ってもいないのに他人の悪口を言ってしまったり、差別的な行動、言動をしたりする自分、小さい頃、働けないと言われていたけれど・・

目次

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5分で読める今日のまとめ

相談者は18歳の男性、発達障害で就職が決まり来月から出社。
父49歳、母48歳、妹15歳の4人家族。

来月から就職する。
小さい頃、発達障害という病気と言われて、人と違う事を言っちゃったりとか、行動してしまうのが子供の頃からあって、ちょっと不安になっちゃった。

就職先は農業、ビニールハウスで障害を持った人たちと一緒に働く、6時間フルタイムで働く。
座ってやる仕事なので楽。

発達障害と診断されたのは2歳。
小児神経のお医者さんに言われて、字とか言葉とか運動とかの訓練したりとかした。

人と違うことを言ったり、やったりする。
具体的には、場違いな事を言ってしまったりとか、人の事を悪く言ってしまったりとか。

思ってもいないのに、「自分もそうなんだ」とか、差別的なことを言っちゃったりとか。

違う行動をして先生に怒られたりとか。

例えば全員で何かしないといけない時に、違うことをやっちゃったりして、それが不安になる。

通信制の高校に通っていた。
学校に3、4人の友達が居る。
「言ったことがないんだ」「言わないようにしていた」(自身が発達障害ということを)

違うこと、場違いなこと、薄々みんな気付いていたけれど、友達には言わなかった。

相談者:「ドリアンさんで良かったです」

友達とは、野球したり、フットサルをしたり、高校の時は部活でそれをやっていました。

友達は今でも友達、だから人と付き合うことはできる。
自分からグイグイ言っちゃったりとか、自分中心に言ってしまったりとか、センター(療育センター)から、小学校の時から、先生に直してもらったりとか、中学校、高校、保育園、学童の先生とかに。

病院の先生にも直してもらったりもした。

2週間、試しに働いてみたことはある。
楽しかった。
種の蒔き方とか、軽石を使った水耕栽培。
カイワレ大根の種を蒔いた。

一緒に働く人たちも障害があったりする。
何も言わなければ、自分はまだ普通の人間と思われている。
おかしな人もいる、重度の障害の人も。
特例子会社で、親会社ができない仕事をしている。

今の不安は、違うことを言っちゃったりとか、心がいつも不安になる。
泣いちゃったりとか。
親に、「俺は就職したくないんだ」とか言っちゃたりとか・・思ってもいないのに。

不安で言ってしまったりする。
でも本当は就職したい。
小学校の時、わたしは働けないと言われていたから。

就職決まったときは嬉しかった。

ー認めてくれた・・ってことも嬉しいし、自分の力を発揮できる場があるということも嬉しいですね。

ーでもその不安がある、その不安がどうやったら不安を消す・・消すのは難しいけれど、不安を小さくしていけるか?




高橋龍太郎アドバイス

ー小学校から高校生の間は、どこかの医療機関に結びついていたの?

相談者:療育センターで、少しお医者さんに訓練とか、総合施設があります。

ーお薬を少し使っていた?

相談者:今も使っている。ストラテラとか、エビリファイとか、***です。

ー今使ってるお薬が典型的な、発達障害の人のお薬で・・

相談者:親が保健師だから、小さい頃からいろんな病院とか、耳とか目とか、診察しています。
病院に、療育センターへ連れて行ってくれて、そこで、小さい頃お医者さんに出会って、神経科の先生に会って、「訓練しましょう」とか、それが楽しくなって、学校にいたくなかった日もあって、楽しかったんです、僕は。

ーお医者さんやいろんな医療スタッフの人が、ずーっと、側にいてくれたおかげで・・

相談者:今の自分があると思っているし、居てくれたから、学童保育の先生も助けてくれた。

ー特例く子会社に就職できたということは、発達の問題を抱えている人にとっては、ある意味では理想的なコースだよ。

ー会社も特例子会社だから、利益をあげないと駄目だと言うような日本の一般の会社とは全然違って、あなたがどうやって社会に適応するかということの為に、会社があるようなものだからね。

相談者:「居場所があってよかった」って、親が・・

ー居場所があってよかった。
今あなたが不安を抱えて、これから新しい場所出て行かなきゃならない。
発達障害の人は、新しいことに弱い、すごく。

ー新しい局面にどうしていいかわからない。
だから今も一時的にパニックに近いくらいの不安を抱えているんだけれど、だからもし一時的に今、すごく不安でしょうがない、もう、会社にも行きたくないよということがあれば、主治医の先生に、少し気持ちを落ち着かせるようなタイプのお薬を、一時的にちょっともらうのもいいかもしれない。
そうすると、すごく落ち着いて・・

相談者:1週間前に行ったばっかなので。

ーその時に話した?「不安でしょうがないんです」って。

相談者:自分が、***すぐ言っちゃったりとか、言わないのにいっちゃったりとか、思ってなくてもいっちゃったりとか・・家から出たら・・

ーそう言うのは、言ってみれば、多動的な・・あるいは衝動的な、この病気の部分なんだけど、それについて主治医の先生はなんとおっしゃっていた?

相談者:わたしがですね・・「特にイライラしてるだけじゃないと思うよ」
小学校の時から言ってくれていたのは、そういう***でした。

相談者:保育園のときはガラス割ったりとか、***・・いわゆる支援が必要な子の事を殴っちゃったりとか・・それで怒られたりとか・・

ーその時に比べればもう、相当落ち着いてるから、「心配しなくていいよ」って話だったの?

ーじゃあ自信持っていいんじゃない。
長い間、10年近くあなたを診てくれる先生が、「心配ないよ」と言ってくれたんだから。

相談者:「引退するまでは診るって言ってくれたんです」

ー引退するまで診てくれるの?じゃあ全然問題ないじゃない。
じゃあ、心配ないと思うな。

ーあなたはすごく、ちょっと理知的なところがあって、人を傷つけちゃったってことを、すごく気にしてるようだけど、同じ発達障害でも、人を傷つけても全然気にしない人もいるのよ。

相談者:なんか自分がいつも、親とか妹とかに、変なことを言ってるとか、「妹が好きだ」とか、「犯してやりたい」とか、言っちゃったりとか、本当思ってないのに、言葉で・・

ー口で言っちゃうんだよね。

ーでもそういうのも、小学校や中学校、高校、それから今度職場になってくると、周りの人に少しずつ合わせていって、人のコミニケーションって、人と人が伝わる力って言うのを、どんどんどんどこれから勉強していく時期だから・・

ーこれからむしろ、そういうことを自分の目標に掲げていけば、心配ないよ全然。

相談者:人の事を平気で差別したりとか、なんか責めてるみたいな事、自分は思ってないのに、テレビで見た事を平気で言っちゃったりとか・・

ーちょっとね、発達障害の人は、「ちょいワル」みたいな発言するのが好きなのよ。
人をそうやって驚かしちゃうのは。

相談者:なんか楽しそうで言ってるのか、自分ではなにも***・・

ーうん、そうそう。
だから本気で言ってなくても、人がギョッとするのを見て、ちょっと喜んじゃうところがあるので・・

相談者:なんか、自分が何か、***とか好きだとか、人が***そうにして、笑っちゃったりとか、***・・

ーそれはね、そういう人は、発達の問題がある人の中にたくさんいて、特例子会社の会社の人は、全部そんな事は分かっているし、それから仲間たちも、みんなそういう事はお互いに承知だらか・・

ーそんなに心配しなくても大丈夫だよ。

相談者:小学校の時から、すごい差別を受けたりとか、小っちゃい時から、砂かけられたり、中耳炎になるぐらいまでいじめられたりとか、その時は先生にちゃんと言ったけど、「守ってあげられなくてごめんなさい」って、先生に言われた。

ーうん、そうだね、いい先生だね。

ドリアン助川:もしもし、それって、「生涯診てあげるよ」って先生も、いるわけだし、それから、新しい環境で、ちょっとこう、いろいろ考え過ぎてしまうことあるかと思いますけど、居場所が見つかったし。

ドリアン助川:いいことばっかだね。

ドリアン助川:じゃあ、前向いて進んでいってください。

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