テレフォン人生相談


テレフォン人生相談 2019年9月13日(金)
パーソナリティ:今井通子
回答者:三石由起子(作家・翻訳家)
中国出身の55歳女性、32歳の次女から拒絶されているという相談。1年半前に長女が他界、長女の夫は医者に痛み止めを依頼、それが原因で殺されたと思い込み医者と娘の夫を責めると、次女は長女の夫の味方をして関係を拒絶される。孫が産まれても教えてくれない。どうしたら関係を修復できるか。

目次

スポンサーリンク

今日のまとめ

相談者は中国出身の55歳女性、夫はハーフで年齢不明、1年半前に他界した長女34歳(夫と子あり)、次女32歳(夫と子あり)

娘、次女の事で相談したい。
中国で生まれ、30年前に日本に来た。
言葉のきっかけで、「お母さんと縁を切る」と、娘から言われた。

きっかけは長女が病気で1年半前に亡くなった。
亡くなったのは自然死じゃなかった。
長女の旦那がお医者さんに頼んで、大量の睡眠薬を導入して、そして結局死なせたということ。

悪性の軟部肉腫という病気。
7年間ぐらい入退院を繰り返していて、最終的に首のところにデキモノが出来て、圧迫して下半身が動かなくなり、それで亡くなった。

娘の旦那さんが、苦しむのを見ていて、可哀想だからと思って、先生に頼んで眠らせて、何日も食べる飲むが出来ないから、そういうことで亡くなった。(相談者談)

自分にとっては大事な娘、そういう死に方がとても理解できない。
当時、気付いた時に旦那さんが、「なんでお母さん、この目の前にいただのに、なんでお母さん、それでひと言、相談もしないでね、いくらあなたの妻なんですけども、わたしの大事な娘でもいるよ」っていうことでね。

それで先生も謝って、「わたし達も、説明不足ですね」ってことで、「これが密室の殺人でしょう」っていうことで、その時、わたしとしては娘の長女の旦那さん、言い合いがあったとて、で、次女が長女の旦那さんの味方をしてる。

わたしは、「これ、お姉ちゃん、このまま死んでね、あなたそれでいいですか?」ってことで、娘、結局言い合いがあった。

※要約
長女の旦那が医者に頼みこんで大量の睡眠剤を導入してもらった。
その為、長女は食べることも飲むことも出来ずに死んでしまった。
これは密室の殺人だ!
長女の夫かもしれないが、自分の娘でもある、なんでそんな死に方をさせたのか理解できない。
医者にも食ってかかったら、「説明不足でした」「ごめんなさい」と謝罪があった。
長女の夫と言い合いになると、次女は長女の夫の味方をする。
「お姉ちゃんが、こんな死に方でも、あなたはそれでいいの?」と言い合いになった。

この時、娘から「お母さん、縁を切るからね」「最低」とか、どうのこうの言われる。

母親の立場と娘の立場は違う、どんな親でも娘と別れることになったとしても、1分1秒でも長く生きていて欲しい。

自然に死んだのなら仕方ないが、結局、次女から、「お母さん、縁を切るね」ということになってしまった。

それっきりの状態で、今、普通の付き合いがしたい。
親子の喧嘩はいつでもある、どこの家庭でもある。
なのに娘から「お母さんとは縁を切るから二度と来るな」と言われたが、孫が可愛いから、諦めきれない。

時々、娘の仕事帰りの時間に待っていると、孫を連れて帰ってきた娘が、家の中に子供を連れて行って、ドアを閉めてしまう。
いくらドアを叩いても、娘は開けてくれない。

もう一人、孫が産まれたので、すぐメール、電話をしたが病院も教えてくれない。
1週間以内には、どうせ実家には戻って来ないので、子供連れての買い物、寒いだろうから、1万、2万くらいの肉や野菜とか買って送った、その中に、お父さんからのお祝いということで10万円を入れておいた。

いつも行ってドアを叩いても開けてくれないので、玄関に置いていって、メールを送って、「中にお金があるよ」、「送り迎え大変だから、それで電動自転車買ってね」という内容。

結局、次女夫婦からの返事はない。

なのでどうしたらいいのか?
どうしたらやり直せるのか?
どう付き合っていったらいいのか?

毎日、精神的に悩んでいるので、他人に相談したいけど、相談できないので、よろしくお願いします。

今井通子:次女の方との付き合いを、今後どうしたらいいか?っていうのが質問?




三石由起子アドバイス

三石由起子:わたし、厳しいこと言います、あなたに。
よく聞いてください。

三石由起子:あなたのご相談はね、自分は当然、当たり前のことをしていると、親切心もそうだし、親としての長女に対する考えもそうだし。

三石由起子:自分は当たり前のことをしているのに、理由もなくひどい目にあっているということなんですよ、あなたの言っていることは。

三石由起子:「わたしは親切で、当然、親としての愛情を注いでいるだけなのに、理由もなく不当に嫌われている」ということをあなたはさっきから言っている。

三石由起子:これは大きな間違いで、間違っているのが3つあります。

三石由起子:一つはね、人というのは、お国柄にもよるし、人にもよるだけれども、いろいろな価値観があるんですよね。
いろいろな価値観があるという事は、いろいろな愛し方があるわけ。

三石由起子: 1秒でも長く生きてほしい親と、楽に死なせたい夫と、どっちが愛情が上かって、誰にも言えないんだよ。

三石由起子:あなたは「親としてはそうだ」って、ただ言ってるだけなんだけど、彼だって夫としての愛情で憎くて殺してるわけじゃないんですよ。

三石由起子:わかります?愛情で殺してるっていうことをね、あなたが「殺す」って言葉使うから、わたしも使うんだけど、それをまず理解しなきゃいけない、あなたはできるはずだと思うのね。

三石由起子:二つ目はね、それは過去のことなんだよ。
終わっちゃったことなのね。
その時に喧嘩したのはしょうがないよ、気も立ってるだろうし。

三石由起子:でもね、その過去のことをね、現在まで引きずってね、長女の夫を許せないという気持ち。

相談者:うん、いやそれはちょっと違う、許せないじゃなくて、普通の通りに付き合っているの、今はね。

三石由起子:じゃあ、許してますか?

相談者:いや、許してのが、孫に見れば、もう・・
※許してるもなにも、孫の顔を見れば・・

三石由起子:孫の話してません、今、長女の夫がそういう選択をしたことについて、あなたは今でも、「なんで私に相談してくれなかった?」ってことを引きずってるじゃないですか。

相談者:いえ、今はそういうことは思ってない。

三石由起子:え?じゃあ、それ許してるってことですか?

相談者:そうですね。

三石由起子:あっそう、それならそれでいいけれども、わたしはそういうふうに思わなかったよ、あなたの。

相談者:そういうことはやっぱしなんかね、飲み込むしかないですね、やっぱし娘、いなくなってるから・・

三石由起子:いや、それだったら人に言っちゃ駄目よ、そんなこと。

三石由起子:夫がね、「お前、密室で殺人をした」って、あなた言ったもの。

相談者:そう、その通りね。

三石由起子:だから、そういう考え方がおかしいってこと。
今そんなことをね、他人に言ったらすごくおかしいですよ。

三石由起子:全くおかしいですよ、穏やかじゃないですよ、そんなことは。

三石由起子:それとね三つ目言いますよ、今、次女の方が、新しいお孫さん生まれたわけですよ。
今から育っていく子供なのね。
今からの未来って、いい事がいっぱいあるわけね。
楽しいこともいっぱいあるの。

三石由起子:人間の悪意ではなくて、好意に満ち溢れた世の中を、母親だったら見せてやりたいんですよ。

三石由起子:そこに、過去をいつまでも引きずってる人に・・触らせたくないです。

三石由起子:もしわたしが、同じ立場だったら、あなたとは付き合いませんよ。

三石由起子:そんなとんでもないよ、子供が穢れるもん。

三石由起子:今からね、あなたが本当に元のように、付き合いたいとすれば、やり方は一つしかなくて、長女の夫に対してね、手紙を書くか、申し訳なかったってことで、わたしが勘違いしてたと。

三石由起子:あなたの愛情をわからなかったと。
「わたしの愛情の方が、あなたの愛情より遥かに深いという勘違いをしていた」と、「あなただって辛かっただろうにね、わたしは心ない言葉をあなたに言った」と。

三石由起子:「申し訳ない」っていうことを、まず長女の夫。
長女の夫にまず謝って、そしてその夫から、「わかりました」と、「お気持ち受取ました」という返答が来てから、次女ですよ。

三石由起子:夫に許してもらったと、お姉ちゃんの旦那さんにお詫びをして、「わたしは許してもらった」と、「ホントにわたしが悪かった」と。

三石由起子:あなたが言ってる事は、気の毒だと思って何か買ってやったとか、自分がしてやったことばっか、向こうにしてもられば「有難迷惑」なんですよ、触らせたくないんだから。

三石由起子:長女の夫に、ちゃんとお詫びをして、許しを得てから、そして初めて次女ですよ。

三石由起子:次女だって、電話やなんかでは、話なんか聞いてくれないと思うから、やっぱり手紙だと思いますよ、「こういうことでね、お姉ちゃんの旦那さんには許してもらった」と、「今までわたしは勘違いしてた、許してくれ」って話だと思いますよ。

三石由起子:あなたが普通に付き合いたいと言っているから言ってるんだけど、わたしそれ以外は、戻る道はないと思う。

三石由起子:だからあなたが本当にね、心を改めない限り、「わたしは当然のことを言っている」「わたしは当たり前の事を言っている」というふうに思っている限り、これ元に戻らない。

三石由起子:あなたは勘違いしてて、ホントに馬鹿なことをしたと、心で思うだけでダメなんだから、徹底的に反省しなきゃダメ。

三石由起子:ちょっと厳しいこと言ったけれども、あなたが普通になりたいというから教えてるわけですよ。

相談者:いや、とても・・とてもとても、なんかね、いつも真剣に答えていただいて、本当に、それで電話したので、わたしはありがたいと思っています。

三石由起子:そういうふうに受け取ってもらえたら、こっちもありがたいです。

相談者:ホント、ありがたいと思っています。

三石由起子:がんばれ、がんばれ。




今井通子まとめ

今井通子:おわかりいただけましたか?

相談者:はい、わかりました。

相談者:すいませんでした。

今井通子:実はね、日本は、「安楽死」って認められてないんですよ。
なので、お母さんがたぶん勘違いされちゃったんだろうと思うんですけれども・・

今井通子:痛み止めとか、そういうことで、薬で抑えたのは、その人が、痛かったり、苦しかったりしないようにした、それだと思うんですね。

相談者:ズズッ・・ありがとうね、先生・・ズッ・・

≪ 前へ12
1 / 2 ページ
スポンサーリンク

コメント一覧

  1. 最後の今井先生からの話、「死なせるために薬を使ったわけじゃない。苦痛を和らげるための薬だった」という説明は、医者も長女の夫も既にしているはず。
    でもこの相談者は聞く耳もたなかったということなのではないでしょうか。
    誰かを憎むことで悲しみの感情は和らぎます。
    この相談者にとっては、娘を亡くした悲しみに耐えるためには長女の夫を憎むことが必要だったのでしょう。でもそれはとても理不尽なことです。
    せめて妹だけでも長女の夫の味方になってくれたので、長女の夫は救われたと思いますよ。
    これから先は相談者が未来志向に変われるかどうかでしょうね。

コメントする

コメント

※メールアドレスは公開されません。

Comments links could be nofollow free.