テレフォン人生相談


テレフォン人生相談2019年8月9日(金)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:坂井眞(弁護士)
41歳の女性から、夫が独身の頃、義父が他界し義母から同居の申し出があり家を建て直すことに、その折、土地の共有名義の義兄が連帯保証人になる。嫁姑仲が険悪で、愚痴を聞いていた義兄から1日200本を超える嫌がらせ電話に1日70本の迷惑メールの被害、警察も取り合ってくれない。今は落ち着いて数も減ったがどうしたらいいか?
加藤諦三氏の〆の言葉『事実は些細などうでもいい事ですけれども、欲求不満な事がもの凄い事にします。』

目次

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5分で読める今日のまとめ

相談者は41歳女性、夫は42歳で子供なし、姑との三人暮らし。夫には兄がいる。

土地の権利の問題と、義兄からの嫌がらせの相談。
土地はもともと義父名義、義父が他界して主人、姑、義兄の三人の名義となる。

義母から、当時、独身だった夫に「帰ってきてくれへんか?」「お父さんが亡くなったから寂しいんや」という事で、当時24歳の夫が実家に戻る。

家も古く、「建ててくれないか?」「税金が安くなるので、税金対策で三人の名義にしたい」と、三人の名義で建て直す。

頭金は義母が出して、残りは夫がローンを組む。
お金を借りる段で、土地の共有名義所有者の義兄に連帯保証人となることが条件と銀行から言われ、お願いし、当時は義兄は、「そんな土地はいらないから勝手に家を建てろ」ということで、連帯保証人になってくれた。

住宅ローンの支払は、ずっと夫、義兄に迷惑はかけていない。

何年か前、姑が癌になり、夫が入院費等、治療費全額負担、義兄は全くお金は出していない。

さらに5年ほど経ち、姑が再度病気になる。

嫁姑が酷かった・・嫌がらせ、仲が悪かった。

姑が、義兄にずっとその相談・・小さい事も大きく相談していて、あることないこと言ったりして、それを義兄が信じて、自分達に夫婦に、ちょくちょく言ってくるので、揉めることになる。

土地は姑が病気になった時、自分の名義分を夫に譲渡している。

義兄が怒り、「土地をどうにかしろ」と電話やメールで言ってくる。
「連帯保証人を外せ」とか、やくざ口調でメールや電話が掛かってくる。
となると、ローンを一括で返済するか、土地の名義を抜いてもらうかの二択しかない。

土地は安いので、その値段を提示したところ、話し合いにもならない、「三億円だ!なんやら!」と嫌がらせみたいなことを言われ、「出て行くかどっちか(三億円)にしてもらう!」と、言われた。

そこから嫌がらせが始まり、一日200件、300件の電話が掛かってきたり(家電は鳴りっぱなし)、メールも一日70件ぐらい、これが一週間ぐらい続き、それから三年、だんだん落ち着いてきて、今では一ヶ月に二回ぐらい、7、8件の電話やメールとなっている。

「今まで、俺の土地の分のお金を払え」と言ってくる。
貸しているという形で。
契約もしてないのに、そんなのはあり得るのか?




坂井眞アドバイス

ー安心してもらうため、最後の一番聞きたいことからお答えします。

ーお父さんが亡くなったのは・・20年ぐらい前。
ご主人が24歳の時に戻った・・20年弱、18年。
戻ってきて、家を建てたのはその後。

ーお父さんからの相続は、土地だけがそういうことになっている。
義兄、三分の一の土地の持ち分を持っている。
弟(夫)と母親(姑)が、家を建てるのをわかっていて、連帯保証人になり、それから17、8年、賃料を請求しないできた。

-揉める前を入れても15年になる(賃料の請求をしなかった)。
3年前とさっきおっしゃったので。

ー「使用貸借」と言うしかない。
要するに、タダで貸してあげるということ。

ーそもそも、土地の所有者が土地の利用方法を決めるのは、共有者の権利の半分を持っている人が決められる。
なので、ここはタダで貸してるという扱いになる。
契約書は作ってないし、払った事実もないし、払えと言われたこともない。
「使用貸借」という前提で問題ない。

ー今ごろ、「ここは貸したのだから、権利三分の一持っている俺に、賃料の三分の一分を15年寄越せ」というような請求は、まず通らない。

ーその他の法律問題。
揉めた後の着信拒否(?)が、一日200件ぐらい。2時間か3時間の間に。
メールも70件、これは犯罪の領域に入っている。
今は月二回になっているが、もしそうなったら警察に相談に行った方がいい。

相談者:行ったんですよ(警察へ)、そうしたら身内で、「ややこしくなりますよ」って言われた。

ーそれはそう、既にややこしくなっているわけで、「なりますよ」って、「もうなってますよ」って話だから。

相談者:だからどうすればいいんだろう?と、今まで来た。

ー兄弟の家で揉めて、お兄さんが弟の家に・・少なくとも『迷惑防止条例違反』にあたるはず。

ー「いやいや、そうおっしゃるけれども、ややこしいことになってこうなっているんだから、助けてください」と言わにゃいかんですね。

相談者:うちの実家の方に・・の事まで、「しばきに行く」とか、変なことばっかり掛かってきて・・

ー「しばきに行く」とか、そういう事が、メールとか留守電に入っていたら、『迷惑防止条例違反』どころではなくて、『脅迫罪』にあたる。
「しばく」少なくとも優しい話じゃない。

相談者:「タヒね」やらすごい。
証拠として残してある。

ー今は収まっているから、こういう時に警察に行って、火に油を注ぐことはない、もう一回火を点ける必要はない。
今、月に二回なら我慢も出来ると思うので、もし(次)、そんなことになったら、対応した方がいい。

ー土地の所有権の話、今はご主人が三分の二を持っていて、三分の一を義兄が持っている。
共有物の使い方というのは、共有持ち分の半分以上・・多数決で決まると思えばよく、お母さん(姑)からもらっていて、ご主人が三分の二になるので、土地の使い方は、ご主人が決められる。

ーずっと借りてるし、このまんまと言えば、お義兄さんの側は、どうしようもなくて、「三億円で買え」なんて言えない。

ーやれることは、「共有物分割請求」・・土地を割ってくれと。
実際は、家が建っているので割れないから、現物を割る代わりに、三分の一のお金を払えばいい、「代償金」という、そういうのが法律の定め。

ーだから「三億円くれなきゃ出て行け」という権利は、義兄にはない。
使い方は、ご主人は決められる・・ただし、多数決の横暴は許されないので、「分割してもらう」というのは裁判所に言いにいけるという法律になっている。

ー家の費用は義兄は出してない。
ローンもあと15年、1600万円ぐらいの残債、それは借金して自分が負担しているので、資金を出したのはご主人。

ーすると義兄は、名義上、所有権が残っているだけで、本当の所有権はない。
税金も払ってきていない、建てるお金も出してない。
名義がそうなっているだけで、誤りです。




加藤諦三まとめ

ー事実は大変なことじゃない。
極端に言えば、事実はどうでもいい話。

ーところが、どうでもいい話を、人間関係がすごい問題にしちゃっただけの話。
そこの原点をしっかり頭に置いておく。

ーみんなが欲求不満なんです。
小さな問題も、大きな問題にしちゃう。

ー事実はどうでもいい。
どうでもいい事実を、ものすごいことにしちゃうのは、みんなが欲求不満だから。

ーそう思って楽しくやってください。

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