テレフォン人生相談


テレフォン人生相談2019年9月5日(木)
パーソナリティ:柴田理恵
回答者:田中ウルヴェ京(メンタルトレーナー)
57歳女性から、8年前に17歳で自死した次男。それ以来、自分を責める母親。遺書もなく自殺した理由もわからぬままで、どうしてなのか?どうすれば良かったのか?自分を責める。夫は優しく「俺が悪い、お前は一生懸命やってきた」と言ってくれる。この先、どうすればいいのだろうか?

目次

スポンサーリンク

今日のまとめ

相談者は57歳女性、夫は63歳、長男31歳は6年前に結婚して4歳の女の子と1歳の男の子の父親、次男は8年前、高校2年生の17歳で自死。

8年前に、当時高校2年生の男の子を自死で亡くして、それから自分をずっと毎日のように責めている。
「わたしが悪かった」「お母さんが悪かったからごめんなさい」って。

柴田理恵:次男さんは、どういう理由で自死なさったんですか?

理由はわからない。
わからないから・・自分を責める。
「わたしがね、もっとしっかりしてたら、お母さんがもっとしっかりしてたら、お母さんがもっと、わたしがもっと、注意してあげてたら、わる・・」

柴田理恵:全然理由はわからないんですか?
遺書とか?

ないですね。
なかったんですよ。

学校もずっと行っていた。
成績も良かった。

特別問題起こすような子でもなかった。
なのに突然やった。

お兄ちゃんは、全部自分をさらけ出せる子。
やんちゃもやり、親に向かって自分を全部ぶつけてくる子だった。
父親とも殴り合いのケンカもした。

そんな中で育ってきて下の子は、親に心配かけたらあかんという気持ちが、逆にあのこのプレッシャーになって、わたしがあの子を追い詰めていたのか?

そういう気持ちが毎日消えない。

柴田理恵:旦那さんは、子育てははどんな感じで?

なんでもやってくれる人。
オムツも変えてくれる、ミルクもあげてくれる、買い物も行ってくれる、わたしにとったら何の文句もない人。

だから、わたしみたいな、何の価値もない人間のところに生まれて来なかったら、あの子は死んでなかったんじゃないか(泣)?

柴田理恵:それは間違ってますよ。
何の価値もない人間なんかいないんだから。
そんなことあるわけないじゃないですか。

自分に自信も持てないし、「ごめんなさい」って、「お母さんのせいで」って・・毎日、毎日、「お母さんがもっとしっかりしてたらね」・・「お母さん、守ってやれなかった」って。

ずっと家に引きこもっている状態。

主人は、「俺が悪かったから」「俺が悪いんや」って、いつも自分のせいにする。
「お前は悪くない」と、「お前は一生懸命やってきた」と。

(泣いて判読不明・自分を責めている)

でも、「違う」って、主人はいつもわたしを肯定してくれる。
「お前は一生懸命やってきた」と。

主人がいなかったら、今日も・・

柴田理恵:今から話することは、この先どうしていくかっていうお話です。
いいですか?先生に聞いてみましょう。




田中ウルヴェ京アドバイス

田中ウルヴェ京:母親として、良いとか悪いとかって、わかんないんですよね。
ご自身で、何の価値もない人間・・だとおっしゃってましたよね。

田中ウルヴェ京:何の価値もない人間だって思いたいご自身がいるということは、よーく分かりました。

田中ウルヴェ京:ただ1つ、過去のことで100%あなたの根拠だという客観的な事実がありますか?

相談者:根拠はないです。

田中ウルヴェ京:どこにもないですね。

相談者:根拠は無くて、自分を責めるだけですね。

田中ウルヴェ京:そうですよね、つまり、客観的な根拠では、あなたが悪かった・・かもしれないし、何も関係がないかもしれないし、もう一つ、あなたが素晴らしい母親だったからという可能性もあるんです。

田中ウルヴェ京:人は、目の前の事実を、どのように捉えるかは、その本人によるので、あなたが素晴らしい母親であればあるほど、何かご次男が、何か間違って考えて逝ってしまった可能性もあるということです。

田中ウルヴェ京:今のあなたにとっては、「そんなはずはない」という風に思うかもしれませんが、まず大事な事は、根拠がないという事はまず覚えておいてほしいです。

田中ウルヴェ京:これ1つ、ただ、今のあなた、今現在のあなたは、「自分自身が悪かった」って過去を引きずりたい自分がいます。

田中ウルヴェ京:厳しい言い方かもしれませんが、なぜ過去にずっと引っ張られたいと思ってるのかって、その事ご自身でわかりますか?
なぜ過去のことをずーっと、思い返したいんだろうという?

相談者:あの子のことが、忘れたくないから。

田中ウルヴェ京:なぜ忘れたくないんでしょ?

相談者:大事だったからです。

田中ウルヴェ京:大事だったからですよね。
そしたら、大事だったのであれば、ご次男は素晴らしいお子さんだったんですよね?

相談者:そうですね。

田中ウルヴェ京:ですよね。

相談者:わたしの中では宝物でしたね。

田中ウルヴェ京:自分の中では宝物ですよね。
そしたら、その宝物は今、あなたの中にいますよね、心の中に。

相談者:います、毎日います。

田中ウルヴェ京:毎日いますよね。
その心の中のご次男は、微笑んでる時もあれば、もしかしたら泣いてる時もあれば、怒ってる時もありますよね?

相談者:ほとんど笑ってますね。

田中ウルヴェ京:ほとんど笑ってる。
でもそれはすべて・・終わったことですね。
・・
絶対に戻らないですね。
・・
これ事実ですよね。

田中ウルヴェ京:なので、あなたが今出来る事は、こんなに素晴らしいご次男を産んだ、17年間、ご次男と一緒に素晴らしい貴重な経験を、今日からのあなたはどう活かすか?という方向に向くことも可能です。

田中ウルヴェ京:同じ過去を、どのように捉えるかもあなた次第です。
あなたは、どのように、生きることができるかっていうふうに、後ろを向くではなくて、後ろが素晴らしかったからこそ、前を向いて、「今日何ができるかな?」っていう視点で考えたいので、ちょっとこんなことを質問させてください。

田中ウルヴェ京:例えば朝起きたとき、「わたしって幸せかなぁ?」って、質問を自分にしたとしましょう。
「あなたは幸せですか?」

相談者:幸せです。

田中ウルヴェ京:「どうして幸せなんでしょう?」

相談者:主人がいてくれるからです。

田中ウルヴェ京:「どんなご主人だから幸せですか?」

相談者:自分の本音を、すべて出せるから、出してもぶつかっていける人だからです。

田中ウルヴェ京:「あなたの本音をちゃんと言える相手」
いいですね、他に何かありますか?ご主人の事で幸せだなと感じること?

相談者:健康でいてくれること。

田中ウルヴェ京:ああ、そうですね。

相談者:それとやっぱり、体を気遣ってもらったり、わたしの精神的な面で、浮き沈みがあるんですよね。
その日によって。

相談者:だいぶ元気になったんですけどね、まだお薬も飲んでますのでね、その時には、さりげなくやっぱり、できてないところをやってくれるとか、黙って横に座って、手を握ってくれるとか。

相談者:いちばん言われた事は、しんどい時に家事ができなかったこともあったんですけど、「生きてくれてたらそれでいい」と。

田中ウルヴェ京:ですね、例えばじゃあ、幸せはいくつもあるかもしれませんが、自分が幸せだろうか?って、例えば朝起きて思った時も、ふっと思えることはご主人だな、例えばご主人が、気遣ってくださってたり、健康だったりってことですね。

田中ウルヴェ京:なので、今日から、ちょっと悲しくなったり、辛くなったりしたら、一つ、質問を自分にして欲しいんですね。

田中ウルヴェ京:今あなたは、「自分は幸せかな?」って質問はしましたけど、この質問ではなく、朝起きたとき、あるいはちょっと辛い時・・

田中ウルヴェ京:「今日自分は、どうあると幸せか?」っていう表現を作って欲しいんです。

田中ウルヴェ京:「わたしってこうかなぁ?ああかなぁ?」だと、過去に戻りやすくなってしまうのですが、「今日の自分は、どうあると幸せか?」っていうふうな言葉を作っていくと、行動に集中が向けられるようになります。

田中ウルヴェ京:つまり今日のあなたが、どんなに疲れてても、どんなに辛くても、今日のあなたがどうしてもご次男のことを思い出そうと、「今日の、最悪な今日を、ちょっと良くするための行動はなんだろう?」って、自分で書き出してほしいんです。

田中ウルヴェ京:そしたら、ご主人にお電話することかもしれないし、もしかしたら一駅多く歩くことかもしれないし、もしかしたらお友達と何か会いに行くかもしれないし、面白そうなテレビを見ることかもしれない。

田中ウルヴェ京:常に、どうあるとわたしという人間は幸せか?って言葉を、いつももっておくことで、今日に戻ることができます、意識を。

田中ウルヴェ京:過去に戻りたいご自分があるのはわかりますが、過去はどんなに思っても戻って来ないし、もう一つ大事な事は、ご次男が本当に素敵なお子さんだったのであれば、変な言い方ですけれど、ご次男が心配するようなママにならないということも大事です。

田中ウルヴェ京:ちょっと変な言い方ですけれど、あなた自身がお幸せでいることが、ご次男もすごく望んでおられることなのではないでしょうか。

田中ウルヴェ京:これ、『独り言練習』って言ったりします。
『セルフトークトレーニング』っていうふうな表現をするので、ちょっとそんなことやってみてください。




柴田理恵まとめ

柴田理恵:ホントに、先生がおっしゃる通りですよ。
自分で自分を励ますっていうのは、とっても大事なことで、自分が元気になれば、さっきおっしゃった・・
「幸せなのは旦那さんがいるからだ」
「旦那さんは、素晴らしい人だ」
「自分の本音が言える人だ」
「健康でもいてくれる」
「支えてくれる」
そんな旦那さんがいなくなったら大変でしょう。

柴田理恵:次男さんの思い出をね、胸にね、幸せに、夫婦平穏で、励まし合って生きていかないと。

相談者:次男に「しっかりと、頑張って生きてるよ」って報告して・・毎日やっていきます。

柴田理恵:そうですね、それが一番いいことだと思いますよ。

≪ 前へ12
1 / 2 ページ
スポンサーリンク

コメント一覧

この記事へのコメントはありません。

コメントする

コメント

※メールアドレスは公開されません。

Comments links could be nofollow free.