テレフォン人生相談 2010年11月1日(月)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:大原敬子(幼児教育研究)
70歳女性から、2年前に離婚し母子家庭となった41歳の娘、近くに孫2人と三人で暮らす。ただ今頃になって昔の事を出してきて自分達夫婦を責める。孫の事で頼ることはあるが、会ってくれない。どうすればいいのだろうか?
加藤諦三氏の〆の言葉『真の愛情は、間接的に示されます』
目次
娘から昔の事で責められ会ってもらえない
相談者は70歳女性、夫も70歳で二人暮らし。結婚した子供二人、息子は43歳で、娘は41歳、娘は2年前に離婚し、7歳と5歳の孫と一緒に自転車で15分の所に住んでいる。
加藤諦:もしもし?
相談者:もしもし?
加藤諦:はい、テレフォン人生相談です、最初に年齢を教えてください。
相談者:はい、70歳です。
加藤諦:70歳・・で、結婚してます?
相談者:はい。
加藤諦:え、ご主人、何歳でしょうか?
相談者:70です。
加藤諦:70歳、お子さんは?
相談者:上が・・43・・男の子です、下が娘で、え、41です。
加藤諦:41・・二人は結婚してるの?もう?
相談者:はい、してます。
加藤諦:と、今、ご主人と二人ですか?
相談者:はいそうです。
加藤諦:はい、わかりました、で、どんな相談ですか?
相談者:あの、娘のことなんですけど。
加藤諦:はい、41歳のね?
相談者:はい、2年ほど前に離婚をいたしまして・・こう、一時、実家の方へ帰ってきたんですけど、ま、5ヶ月ぐらい一緒に・・あの、実家におったんですけど・・
相談者:小さい家が見つかりまして、自転車で15分くらいのとこで、子供二人と、住んでるんです、親子3人で・・で、それ・・
加藤諦:はい、お子さん何歳ですか?あなたのおま・・お孫さんになるんでしょう?
相談者:はい、そうです、えっと今2年生で・・7歳、ほんで下が年長さんで、5歳。
加藤諦:はい・・そいで?
相談者:そいで・・え・・まぁ、家が、あの見つかって主人が・・あの、保証人とかなって、ま、いろいろ主人も尽くしてくれまして、あのぅ・・移って、まぁ、ちょっと・・娘の、あのぅ・・
相談者:アレ、おかしなりましてね、その、い・・素行って言ったら、ではないんですけど・・
相談者:ちょっとこう、孤立してしまうって言いますか、昔のことをね、今頃、出してきまして、わたしらのことを・・
相談者:あのぅ・・まぁ、可愛がってもらわれへんかった・・とか・・
加藤諦:ああ、はいはい、はい。
相談者:はい、ほんで主人にはもう・・暴力・・が、まぁ、二回ぐらいありましたけど、大きなってからですし、小さい時は、まぁ、ありましたけど、ただ、まぁ、わたしも、二人とも共稼ぎでしたのでね。
加藤諦:はい。
相談者:お姑さんが育ててくれはったみたいなようなもんなんです。
加藤諦:あ、は、はい。
相談者:はい、でぇ、それでまぁ、可愛がってもらはれへんかったとか、寂しかったとか・・
加藤諦:はい。
相談者:この頃、それでね、もう引きこもりみて・・引きこもりではないんですけど、子供ちゃんと、育ててるんですけど。
加藤諦:はい。
相談者:会わせてくれないんですよ、ここ近づかないんですよ、あの、実家の方にも。
・・
相談者:家の、向こうの家の前まで行って、あの、チャイム鳴らしても出ないんです。
加藤諦:ああ・・
相談者:それでそこから、その前から電話、あの、携帯鳴らしても出ないんです。
加藤諦:あ、はいはい。
相談者:居てんのわかってるんですけど。
加藤諦:はい。
相談者:そんな状態で、今年もあの、年賀状も出してこないんです、去年まで来てましたのに。
加藤諦:うーーん・・それで経済的にはどうなってんですか?
相談者:それはね、それもちょっとわからないんですよ、あのね、あの、結婚する時はまぁ、600万ぐらいは持たしたんです。
加藤諦:はぁい。
相談者:わたしはもうこれ、今までで、100・・ちょっと、応援はしてます。
加藤諦:はい。
相談者:***ろなってますので、月、5万のところに住んでますのでね。
加藤諦:はい。
相談者:ほして、お金もそれも・・何にも言わないんです、わからないんです、どないしてんのかね。
相談者:ほんで、子供のお年玉もたまってんのがまぁ、二人で200万ちょっとあるんです。
相談者:ほんで、そのぅ・・母子家庭のとこに入ろうと思ったら、お金もってったらダメなんですってねぇ?
加藤諦:あ、あーん・・そうすると・・
相談者:そんでそれをね、使い込んでるんかんぁ・・と思ったり、もうそれも使い果たしてるのか、それもちょっとわからないんです、ほんで・・
相談者:男性の気があんのかな?と思って、また心配で、それもまた調べたら、ないみたいなんで・・はい、また・・
加藤諦:その、離婚の原因はなんですか?慰謝料とか、毎月の、あの、養育費をもらってるとか?・・その・・
相談者:それもわからないんです、今はもう、向こうもピシャッとわたしらにはもう・・あのぅ、会わないし、話はしないし。
加藤諦:ふぅーん・・
相談者:可愛がって言うたかて、まぁ、ごく普通やと思うんやけど、この家を買うたもん・・時やったんで・・
加藤諦:うん。
相談者:わたしら、実家のほうに借りたし、返さんならんいうことで、あの、小学校のカバンも買ってやれなかったんで、買って・・なんとか買ってやれたかもわからんけど、辛抱して・・くれ言うて、買わなかったんです。
相談者:そのことを、もう今は出してきてるんですよねぇ・・ほいで・・
加藤諦:ああ・・小学生の時、あの、ランドセル買ってくれなかったと。
相談者:はい、近所の子は、買ってもらってほんで・・昔、流行しました、あの黄色い・・ナイロンの、布のアレありました・・それを持たせたんです。
加藤諦:はい、はい。
相談者:そのことを今、出して来てるんです。
加藤諦:まぁ、こう・・小さな頃の、そういう事っていうのは・・
・・
加藤諦:本人にはおそらく、すごいこう・・心の中に焼き付いているんでしょうねぇ。
相談者:ああ・・そうですかぁ。
加藤諦:うーん・・でぇ今、40歳になっていろいろ言ってるけれども。
相談者:はい。
加藤諦:実際の小さい頃っていうのは文句を言う子ではなかったんでしょう?
相談者:そうです、あんまり言わなかったですね。
加藤諦:そうですよねぇ。
相談者:はぁい。
加藤諦:この事を、この子はどういうふうに感じてるんだろう?と、いうふうに子供を見た事ないんでしょう?
相談者:ないんです。
相談者:ふぅ・・ほしてね、主人・・も、一回・・
・・
相談者:二回ほど、手をあげたことがあったんですよ、それも今、言ってるんです。
加藤諦:手をあげて?
相談者:ほんでぇ、離婚の原因も、ちょっとそのぅ・・
・・
相談者:今の流行のそのぅ・・DVですか?
加藤諦:DV・・うん・・暴力ね。
相談者:それなんですけど、なんか頭の毛・・あのぅ、もって、子供の前で、あの、引きずった・・いうてましたけど。
加藤諦:あ、ああ・・
相談者:それでももう・・それからちょっと・・カラダ・・悪くしましてもう2年後はもう、もう・・週に2、3回・・通いました「しんどい」「しんどい」って言うからね。
相談者:それで自分のええことは忘れといて、ほんでもう・・今頃何十年も昔のことを言うて・・親をシャットアウトするんです。
加藤諦:うん・・
相談者:あのぅ、ほんでね、ここに来てる時に、ちょっと喧嘩みたいになって、ま、主人が、蛇足やけども、一応、食べさせてちゃんとしとるやないか・・家で、出て行けって言ったんですよ。
加藤諦:うん。
相談者:それも・・ちょっとこう・・頭に残ってるんでしょうね。だから、あの、もう、こないなるって・・
加藤諦:は、残ってますよ、そういう言葉は。
相談者:ああ、そうですか・・
加藤諦:うーーん・・
相談者:ほんで、こないなる前からもう・・うちの家は一歩も、あの、玄関から中へは入らないんですよ。
・・
相談者:ただ、あの、幼稚園ちょっと用事で、あの、「迎えに行かれへんから行って」・・ほんでわたしが迎えに行って、家、置いてきますねん、こっちで、わた**、実家の方へ。
相談者:ほして迎えに来ますでしょう、ほしたら家に入らないで、ピンポン鳴らして、「来たで」みたいな感じで、ほな・・二人が出て行って、これぇ・・もうかれこれ・・6ヶ月・・ほどなるんです。
加藤諦:うんうん。
相談者:会わせてもらえないようになって・・
加藤諦:だから、あなた・・からすると、それほど気にならないことなんでしょうね、ランドセル一つにしてもね。
相談者:買い替えてくれって言うんであればね、買い替えましたのに・・何にも言わんと、ちゃんと持って、黄色いカバン持って行ってくれましたもんで。
加藤諦:うん・・いや、「買い替えてくれ」と言えばって・・お嬢さ・・普段の生活する時、消えないんですよね。
・・
加藤諦:あなたからすると、言えないってことがわかんないんでしょう?
相談者:わかんないです。
加藤諦:だけどお嬢さんは・・言いたいけど言えないと。
相談者:うん・・
・・
加藤諦:そしてそれがどんどん、どんどん積もってたんでしょうね。
相談者:ああ、そうでしょうかねぇ?
加藤諦:うん・・
相談者:まぁ、待ち伏せしてほんでまぁ、謝ったんですけど・・仕事、仕事、仕事だから、あのぅ・・ごめんなさい言うて・・
相談者:そんな会わせてくれへんのやったらもう、死ななしゃあないとか言うて、うちまで来て、あの、言うてしまったら、ほんならまぁ、「死んだらええやん」言うたように思うんですよ。
加藤諦:これからどうしたらいいか?ってことですよね。
相談者:そうですねぇ・・
加藤諦:そうですよねぇ。
相談者:はい、どうしたら・・
加藤諦:はい・・今日はスタジオにですね、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてるので・・
相談者:はい・・
加藤諦:伺ってみてください。
相談者:ありがとうございます。
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