テレフォン人生相談
加藤諦三・大原敬子

目次

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大原敬子アドバイス

大原敬:こんにちは。

相談者:よろしくお願いいたします。

大原敬:いえいえ、あのね・・

相談者:はい。

大原敬:今日のお話一つはね。

相談者:はい。

大原敬:お母さんが、自分を意識して欲しいんです。

相談者:えっ?

大原敬:意識するの。

・・

大原敬:今、今日、電話した理由はなんだろうか?って。

大原敬:それはね、例えば一つは、お嬢さんが、こういう手厳しい言葉でね、入ってくる、そのお嬢さんの行動に・・不快を感じて今、電話してるのか?

大原敬:もう一つは、自分がだんだん、歳をいきますよねぇ?

相談者:はい。

大原敬:その時の、ふとした自分の今後の寂しさ。

相談者:はい、それです。

大原敬:あっ・・寂しさの方ですか?間違いない?

相談者:はい。

大原敬:今日ね、それがはっきりわからないと、例えば先ほどね、お母さまが、ピッと頭に、なんでこんなこと言うんだろうな?と思ったのが・・

大原敬:娘があまりお金を持っていたら・・母子家庭は、アパートに通えないんですよね・・っておっしゃったこと。

大原敬:そっから主人がですねぇ、その保証人になったこと。

相談者:はい。

大原敬:そういうことを明確におっしゃるんです。

相談者:はい。

大原敬:その保証人とか、お金を持っていて云々っていうのはね。

相談者:はい。

大原敬:親ではなくって・・

・・

大原敬:他人が出来ることなんですよねぇ。

・・

相談者:先生・・

大原敬:そこまでは・・

相談者:どういうことですか?

大原敬:あのね。

相談者:はい。

大原敬:その自分が幼い時のことを、こうだ、ああだって言ったってことはね。

相談者:はい。

大原敬:突然、こんなことおっしゃるわけないんですよ、お嬢さんが。

大原敬:離婚する前に・・こんな愚痴を言ってましたか?お嬢さん?

相談者:言ってません。

大原敬:ということはね、お嬢さんは、お母さんが・・

相談者:はい。

・・

大原敬:自分の心の中に入ってくるという恐れがあったときに・・

・・

大原敬:あなたは昔・・

相談者:はい。

大原敬:わたしにこういうことをしたのよ・・っていうのは・・

・・

大原敬:壁を作ろうとしたんですよね、お嬢さんは。

・・

・・

大原敬:これ以上入ってこないで・・っていう壁なんですよ。

・・

大原敬:わかります?

相談者:ああ、ああ・・はい。

大原敬:離婚の時までお嬢さん、自分で片付けたんですよ、ちゃんと。

相談者:はい、はい。

・・

大原敬:そして、アパートに入った時点で、お母さん、お父さん入ってきたんですよね。

大原敬:お嬢さんの生活の中に。

相談者:ああ、ああ、ああ、ああ・・

大原敬:そこでお嬢さんは・・

相談者:そうですね。

大原敬:ね、自分の子供が・・

大原敬:自分と同じような環境になると思ったんでしょうね。

・・

・・

大原敬:お母さんから。

・・

相談者:ああ、ああ・・

大原敬:だから、お嬢さん必死なんですよ、これは。

大原敬:お母さん、別にこれ、深く取らなくていいんです。

大原敬:お嬢さんの過去は過去で良いんですよ。

相談者:はいはいはい。

大原敬:お母さんねぇ、親子っていうのはねぇ、あなたも一生懸命であればあるほど。

相談者:はい。

・・

大原敬:自分生きることに・・

相談者:はい。

大原敬:一生懸命なればなるほど、子供に傷つけることもあるんですよ。

・・

相談者:はぁぁぁ・・

大原敬:ねぇ、だけれども、お母さんはそれを、お嬢さんが全部、言いましたね、「わたしにこういうことしてくれなかった」って。

相談者:はいはいはい。

大原敬:言ったことでお嬢さんは・・もうそれは乗り越えてるんです。

・・

大原敬:お母さん、そこ、**正直ないんです。

相談者:ああ、そうですか・・

大原敬:わかりますか?

相談者:はい。

大原敬:このお嬢さんが求めた代償は・・

・・

大原敬:しばらく来ないでってことなんです。

・・

相談者:今も?

大原敬:今も。

・・

相談者:はぁぁぁぁ・・

大原敬:だって、健気には自分で、親子三人、生きてるじゃないですか。

相談者:そうです、そうです。

大原敬:ねぇ。

相談者:はい。

大原敬:お嬢さんは、初めて自分というものを取り戻したんじゃないの?

・・

相談者:ああ、ああ、ああ・・

大原敬:そこにお母さんが、「こんにちは」って現れたときに、彼女は・・

・・

大原敬:昔を再体現するんですよ。

・・

大原敬:だからもしお母さんが、「ごめんね」って気持ちがあったなら・・

相談者:はい。

大原敬:お嬢さんが「助けて」っていう・・ことは・・来るまで。

相談者:はい。

大原敬:お母さん元気で・・

相談者:はい。

・・

大原敬:生きていることじゃないの?

・・

相談者:ああ、ああ、ああ・・

大原敬:それでね。

相談者:はい。

大原敬:お母さんは・・自分の、独善的な世界観で・・これが幸せじゃないのって、持ってくることも分かりますけれども。

相談者:はい。

大原敬:それはご夫婦の関係の中であって・・お嬢さんは今壁を作っているんです。

相談者:ああ、わたしとの間を?

大原敬:一生懸命、そう・・その壁は、過去、わたしにしてくれた、あなたに対する不満を言うことで・・冷戦状態をおきたいだけなんです。

・・

相談者:ああ・・そうですか・・ああ・・

大原敬:じゃあ、あなた何するかって言うと、それは来たときに、お嬢さん、これ預かってねって言ったら、いいよって、他には?・・ないよって、わかった・・って。

・・

大原敬:なんでもいいから、あなたがしてね・・ってことは・・お母さんはするから・・って。

・・

大原敬:それだけなの。

・・

相談者:あ、え、もう一度おっしゃってください。

大原敬:あのね、あなたから・・

相談者:はい。

大原敬:これをしてあげる、あれをしてあげるってやってはいけないってことなんです。

相談者:ああ、ああ・・

大原敬:お嬢さんが助けを求めてきたものを、あなたが気持ちよく受け入れる覚悟があるかどうかなんです。

相談者:ああ・・ありますそれは、十分に。

大原敬:恩を期待したら絶対ダメよ、「仕方ない、みてあげるわ」とかね、「保証人をしてあげたわ」って言う事じゃなくって。

相談者:ああ、はいはいはい。

大原敬:あの子は今、お金、どうやって***のとか、男がいるだろうか?とか、一切・・

・・

大原敬:あなたの行為はお節介になるわけなんです。

相談者:ああ、ああ、ああ・・ほんじゃあ、逆に?

大原敬:そうです。

相談者:あああああ・・

大原敬:動けば動くほど・・お嬢さんは防衛を働いて、このお孫さんに・・

・・

大原敬:自分の親の悪口になっちゃうんですよ。

・・

相談者:ああ、ああ、ああ・・そうですか・・

大原敬:お孫さんが、「おばあちゃんに会いたい」って言ったら困るでしょう。

相談者:はいはいはい。

大原敬:だからいい?おばあちゃん来たら、おじいちゃん来たら、ダメよ・・って、言う事を、このお嬢さん、むしろ教えちゃうわけですよね。

相談者:はぁい、はいはいはい。

大原敬:このお孫さんは・・そうか、親はこういう風に扱うものと思いますよねぇ。

相談者:そうですねぇ・・

大原敬:と、娘さんは・・あなたが、次の今のせっかくの行為を・・また娘さんは違う人生、行っちゃうんですよ。

・・

大原敬:わかりますか?言ってること。

相談者:わかりました。

・・

大原敬:わかりますか?

相談者:はい。

大原敬:あなたは今、辛くても、遠くから見守るって大事じゃないでしょうかね。

相談者:ああ、そうですか・・

大原敬:そうするとね、お母さんあんまり悪口言ってるけれども、なにか言ったら、おばあちゃんとか預けるじゃないかと、お孫さん感じてきますよ。

相談者:ああ、そうでしょうねぇ。

大原敬:ねえ。

相談者:はぁい。

大原敬:そうしたら、「おばあちゃん、お母さんいつもね、おばあちゃんの悪口言ってたよ」って、もし、お孫さん言ったとしたら・・

相談者:はい。

大原敬:「違うの、お母さんねぇ、おばあちゃんの為に頑張ったんだって」って言ってあげることによって、娘さんが、78の時には・・このお孫さんは、この娘さんを大事にします。

相談者:はあ・・そうですか。

大原敬:今、お孫さんが、娘さんを、大事にしてくれることが、あなたにとって親として1番ありがたいと思いませんか?

相談者:思います。

大原敬:そうしたら・・間接的な愛ってあるんですよ。

相談者:はあああ・・は、はあ、はあ、はああ・・

大原敬:自分が好かれようと思う事ではなくって。

相談者:うん、そうですか、はいはいはいはい。

大原敬:娘の幸せですよねぇ。

相談者:はい。

・・

大原敬:あなたはできるはずなんです。

相談者:うーーーん・・

大原敬:そーっと、見守るです。

相談者:あっ、わかりました。

大原敬:出来ます?

相談者:はい、出来ます。

大原敬:やってみてください、先生、どうでしょう?

相談者:はい。

加藤諦:ええ、これはねぇ・・

相談者:はい。

加藤諦:とにかく、あなたの方から接するのは止める事。

加藤諦:寂しいのはわかります。

相談者:はい。

加藤諦:寂しいのはわかりますけども・・

相談者:はい。

加藤諦:このままにしておくことが、やがて、お孫さんが幸せなることだと。

相談者:はい、わかりました。

加藤諦:はいどうも失礼します。

相談者:はい、ありがとうございました。

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