テレフォン人生相談 2011年6月24日
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:大原敬子(幼児教育研究)
夫に対してイライラしてしまう自分、優しい夫は受け入れてくれるが、このままでは溜め込んだ夫がいつか離れていってしまうのではと心配になってきた。
加藤諦三氏の〆の言葉『自分に対する自分の態度を変える。これは本当に大切なことです』
目次
優しい夫にイライラ当たってしまう
相談者は35歳女性、夫は37歳、一人娘1歳。
加藤諦:もしもし?
相談者:あっはい、もしもし?
加藤諦:はい、テレフォン人生相談です。
相談者:はい、よろしくお願いします。
加藤諦:はい、最初に年齢を教えて下さい。
相談者:はい、35歳です。
加藤諦:35歳・・今結婚してます?
相談者:はい。
加藤諦:えーっと、ご主人何歳ですか?
相談者:あっ、37です・・7歳です。
加藤諦:37歳・・え、お子さんは?
相談者:一人・・女の子で、1歳・・の、女の子です。
加藤諦:1歳で、女の子、はいわかりました、でぇ、どんな相談ですか?
相談者:とても優しい主人なんですけれども。
加藤諦:はい。
相談者:あの、週末・・家に、主人・・と、ずーっといると。
加藤諦:はい。
相談者:例えば二日目とかに、とてもわたしが、イライラして来てしまって。
加藤諦:はい。
相談者:とても冷たい言葉を・・言ってしまったり、態度を取ってしまったり。
加藤諦:はい。
相談者:あと急に、夫がやすん・・会社を休んだりした時に。
加藤諦:はい。
相談者:普通なら子供の面倒をよくみてくれる人なので。
加藤諦:はい。
相談者:普通、喜んでもいいんですけれども。
加藤諦:はい。
相談者:なぜかとてもなんか・・またそこでイライラしてしま・・って。
加藤諦:うんうん、うん。
相談者:ということの繰り返しで、いつも反省するんですけれども。
加藤諦:うん・・うん。
相談者:それを繰り返してしまうんですね。
加藤諦:うん、うん。
相談者:でぇ・・どうしてそうなってしまうのか、自分でもよく・・わからなくて、嫌いな・・わけではないと思ってるんですけれども。
加藤諦:うん、あのぅ・・冷たい言葉とか、冷たい態度って、例えば・・具体的に言うとどんな・・ことですか?
相談者:ぁ・・例えばちょっと今、家事が忙しいので。
加藤諦:はい。
相談者:夫に、家事の一部をお願いしてるんですけれども。
加藤諦:はい。
相談者:それを自分が思ってるようにやってくれなかったりとか。
加藤諦:はい。
相談者:あと、そもそも、まぁ、忘れてたりとかしてやってなかったりすると。
加藤諦:ええ。
相談者:「なんでやってないの?」とか。
加藤諦:うん。
相談者:やってくれてることの方も多いのに。
加藤諦:はい。
相談者:あの、やってないことを・・見つけて、いちいち、指摘してしまう・・たり。
(後ろで赤ちゃんの声)
加藤諦:うん・・うん、なるほどね。
相談者:はぁい。
加藤諦:これ・・恋愛結婚で・・すよね?
相談者:はい。
加藤諦:あなたの考える理想の奥さんっていうのはどういう奥さんですか?
相談者:そうですねぇ、日々・・の、生活・・あの、例えば、料理を・・美味しいのを作ってあげたりとか。
加藤諦:はい。
相談者:きちんと家事をしてあげて。
加藤諦:うん。
相談者:楽しく、会話のある・・家庭がいいなと思ってるんですけれども。
加藤諦:日々の生活がきちんとして美味しい料理を・・ご主人に作ってあげてね。
相談者:はい。
加藤諦:楽しい会話があって。
相談者:ええ。
加藤諦:でぇ、きちんと家事をしてって・・結構大変ですよねぇ、これ。
相談者:そうですねぇ、でぇ、そういうことに夫は・・何かしてあげるとすごく喜んでくれたり、応えてくれる・・人なんですけれども。
加藤諦:うん。
相談者:わたしがそれを出来ないんですね、あの、自分が思うように・・出来ない。
加藤諦:うん、でき・・だからこういうことでしょ、あなたが理想としている・・うん、奥さんの姿があって。
相談者:はい。
加藤諦:それと現実の自分があって。
相談者:はい。
加藤諦:そのギャップが・・あるんですよね。
相談者:はい。
加藤諦:うーん・・結婚する前からいろんなこういう・・夢っていうんですかねぇ・・結婚してこういうふうな奥さんになってって、そういう夢はずいぶん・・強かったわけですか?
相談者:結婚をしたかったですし。
加藤諦:うん。
相談者:あの、専業主婦にも・・なりたかったですし。
加藤諦:うん。
相談者:そういう漠然とした憧れは強かったと思います。
加藤諦:でしょうねぇ。
相談者:はい。
加藤諦:そうすると・・今の自分が・・気に入らないですよねぇ?
相談者:そうですね。
相談者:自分が、嫌いです。
加藤諦:でぇ、こういう理想・・が高いっていうのは・・小さい頃から・・ずっと理想は高かったの?・・女性はこうありたいとか。
相談者:そう・・ですね、こうありたい・・まぁ、あのぅ・・
加藤諦:要するに、妻として、高い理想を持つばっかりじゃなくってね。
相談者:ええ。
加藤諦:ずーっと、小さい頃からいろんなそういうふうに・・例えば、こういう・・中学生でありたいとかから始まってね。
相談者:はい。
加藤諦:ずーっと、理想の姿っていうを追い求めて来たの?
相談者:そう・・ですねぇ、あの、期待に応えたいっていう気持ちは、常にあったような気がします、親の期待とか。
加藤諦:うん・・
相談者:はい。
加藤諦:そいでぇ・・親の期待っていうのは・・結構、高かったのよね。
相談者:そうですねぇ、はい。
加藤諦:でぇ、高い期待に応え・・られないっていうのは非常にあなたは、怖かったよねぇ。
相談者:そうですね、はい。
加藤諦:そうすると・・割と今、ご主人にイライラしてるっていうけれども、昔からイライラしてるってことなかった?
相談者:イライラしてたのかもしれないんですけれども・・
加藤諦:はい。
相談者:ぶつけられなくて・・でぇ今の夫が優しいので。
加藤諦:はい。
相談者:それを、なんか思いっきりぶつけてしまってるっていうのかもしれません、それで、自分が・・あっ、こんなにイライラしてるんだっていうことに、最近気が付いたというか。
加藤諦:ご主人が優しいから・・
相談者:はい。
加藤諦:あなたがそのまま自分を抑えなくて良くなっちゃってんですよねぇ。
相談者:なのでホントに理不尽なことを言ってるって自分でもわかってるんですけど。
加藤諦:うん。
相談者:どうして、こんなこと言ってるんだろ?って思うと・・「ああ、この人が聞いてくれてるからかな」・・っていうふうにも思ったんですね。
加藤諦:うーん・・
相談者:はい。
加藤諦:それでぇそのぅ・・さっき言ったそのぅ・・ご両親の高い、期待ですよねぇ。
相談者:はい。
加藤諦:それは小さい頃からあったわけですねぇ?
相談者:はい。
加藤諦:それで今、ご両親に対してはどういう気持ち?
相談者:まっ、子供も産まれて、感謝の気持ちも、とてもあり・・あるんですけれども。
加藤諦:うーん・・
相談者:未だに・・夫と話すより緊張します。
加藤諦:うーん・・
相談者:なんですけど、親として好きなんですけれども、恨んだりとかそういうことは全くないですが。
加藤諦:うん。
相談者:あの、なぜか緊張するんですね、思うように話せない時があります、父親と。
加藤諦:そうですよねぇ。
相談者:はい。
加藤諦:あのぅ、不安な緊張っていうかねぇ、あ、だってぇ・・ご主人の前ではありのままで自分でいられるけど、親の前では・・ありのまま、自分、自分でいられないもんねぇ。
相談者:はい。
加藤諦:あの、小さい頃から・・ホッと安らぐっていうことはなかったですねぇ?
相談者:そうなのかもしれません、そう思ってはいませんでしたけれども。
加藤諦:うーん・・
相談者:はい。
加藤諦:成長の過程で、ずーっとこう・・自分はこうあらねばならないっていう・・そういう気持ちが物凄く強かったよねぇ。
加藤諦:こうあるべき・・
相談者:そうですねぇ、はい。
加藤諦:他人の期待に応えないとすごいこう・・落ち込むというか。
相談者:そうですね、はい。
加藤諦:どち・・
相談者:価値がないような気が・・
加藤諦:うん、自分・・が別に・・価値がないわけじゃないんだけれども、相手に認められることが・・物凄い、重要なことだったわけですよねぇ。
相談者:そうですね、はい。
加藤諦:だけどありのままの自分では人に受け入れ・・られないと思ってたんでしょう?
相談者:はい、でも・・たぶん今の主人は・・
加藤諦:うん。
相談者:ありのままを受け入れてくれてる・・と、思うんですね。
加藤諦:うん・・
相談者:だからとてもそう思った時に感謝の気持ちも、すごく湧くんですけれども。
加藤諦:うん。
相談者:そんな大切な人に向かって・・一番ひどい態度を・・とってしまうんですね。
加藤諦:それは・・そうでしょう、だって、今まで・・甘える人いなかったんだもんね。
相談者:はい。
加藤諦:でぇ・・初めてご主人に甘えられたんでしょう?
相談者:そうですねぇ、でも、このまま・・いくら優しいからといって、この状態を続けてると・・
加藤諦:うん。
相談者:夫が、は、いつか・・溜め込んで・・離れて行ってしまうんじゃないかと・・心配にもなるんですね。
加藤諦:うーん・・
相談者:はい。
加藤諦:わかりました。
相談者:はい。
加藤諦:今日はですねぇ・・スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので・・
相談者:はい。
加藤諦:伺ってみたいと思います。
相談者:はい。
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