テレフォン人生相談
加藤諦三・高中正彦

加藤諦三・高中正彦
テレフォン人生相談2012年01月06日(金)
パーソナリティ:加藤諦三
回答者:高中正彦(弁護士)

相談者は74歳女性、夫とは14年前に死別し一人暮らし。一人息子40歳は結婚して独立。彼(30歳前の男性)

加藤諦三氏の〆の言葉『心に未解決な問題があると、どうしても他人に対する警戒心が強くなります。』

目次

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老いらくの恋

加藤諦三:もしもし?

相談者:はい、

加藤諦三:はい。

相談者:もしもし?

加藤諦三:テレフォン人生相談です。

相談者:はい。

・・

加藤諦三:あ、最初に、

相談者:はい。

加藤諦三:年齢を教えてください。

・・

相談者:70代です。

加藤諦三:70代?

相談者:はい。

加藤諦三:え・・70何歳ですか?

・・

相談者:74歳です。

加藤諦三:74歳、

相談者:はい。

・・

加藤諦三:結婚してますぅ、か?

・・

相談者:え、結婚しましたけどもぉ、

・・

相談者:あのぉ、今は一人です。

加藤諦三:あ、今はお一人ですか?

相談者:はい。

加藤諦三:お子さんは?

・・

相談者:男の子ぉ・・おります。

・・

加藤諦三:何人ですか?お一人・・

相談者:一人です。

加藤諦三:一人ですか、

相談者:はい。

加藤諦三:今何歳ですか、息子さん?

・・

相談者:40歳です。

加藤諦三:40歳?

相談者:はい。

・・

加藤諦三:でぇ、結婚してぇ、

相談者:はい。

・・

加藤諦三:今あなたとは別に暮らしてるんですね?

相談者:はいそうです。

加藤諦三:でぇ・・あなたはそうすると、今、お一人で暮らしてんですか?

相談者:はい、そうです。

加藤諦三:はいわかりました、でぇ、どんな相談ですか?

・・

相談者:え、一年ぐらい前から、

加藤諦三:はい。

相談者:あるお店に、い、行ってましてぇ、

相談者:食べるところ、なんですけどね、

加藤諦三:はいはい。

相談者:そこに、い、行っておりましたけどぉ、

加藤諦三:はい。

・・

相談者:なんか気になる人がいてぇ、

・・

相談者:とっても、

相談者:気になって仕方がないんです。

加藤諦三:でぇ、その気になる人というのも、お客さんですか?

相談者:いえ、

加藤諦三:***よくする

相談者:そこに働いてる人です。

加藤諦三:あ、そこに働いてる人ですかぁ?

相談者:はい。

加藤諦三:っと、おおよそ何歳ぐらいの人ですか?

相談者:おおよそ、30、ちょっと前の人だと、思います。

加藤諦三:30、まっ、30前後ですねぇ?

相談者:はい。

加藤諦三:はぁい。

・・

加藤諦三:そ、それで、それは男性ですか?女性ですか?

相談者:男性です。

加藤諦三:でぇ、気になるっていうのは、具体的に言うと、どういうことですか?

・・

相談者:まあ、今、この歳になってぇ、

加藤諦三:はい。

相談者:なんかぁ・・気ぃ、惹かれた、っていうことでしょうか、

加藤諦三:あっ、

加藤諦三:男性として、

相談者:はい。

加藤諦三:気を惹かれたということですねぇ、

相談者:はぁい。

加藤諦三:単純に言ってしまえば、好きになったということ、

・・

相談者:そうですねぇ(息が荒い)、はぁい。

加藤諦三:そういうことですねぇ?

相談者:はぁい。

加藤諦三:はい。

・・

加藤諦三:あなた今、お一人って言いましたけども、

相談者:はい。

加藤諦三:ぉ、ご主人、はぁ、

相談者:14年前に、亡くなりました。

加藤諦三:ああそうですか、

相談者:はい。

加藤諦三:そうするとあなた、10年間ずっと、お一人でぇ、

相談者:はい。

加藤諦三:寂しかったですねぇ、

・・

相談者:いや、寂しいことなかったんですけどぉ(苦笑)、

加藤諦三:寂しいことなかったぁ?

相談者:なかったんですけどぉ(苦笑)、

加藤諦三:はぁい。

相談者:ん、でも、なんか、い、この歳になってぇ、

加藤諦三:はぁい。

相談者:その人が気になってきたってことなんですけど、

加藤諦三:うーん・・

相談者:はい。

加藤諦三:ええっ?、っという、自分に対する驚きみたいなものがあるわけですか?

相談者:はい。

・・

・・

加藤諦三:まさか自分が、っていうようなね、

相談者:この歳になって、自分が・・・はぁい、

相談者:すぅぅ、なんか、変に思ってますけど、

・・

相談者:こういうことやはり、

相談者:友達に、誰にも言えないしぃ、

加藤諦三:ええ、

相談者:一人でぇ、悩んできました。

・・

加藤諦三:うーん、やっぱり、友達ぃ、にも、誰にも言えないっていうことは、なんかそのことが、恥ずかしいことというふうにぃ、感じてるわけですか?

相談者:はいそうです。

加藤諦三:うーん・・

・・

加藤諦三:そうすっとぉ・・別にぃ・・

・・

加藤諦三:ん、なんでもない、恥ずかしいことじゃない、人間、としてぇ、ごく当たり前のことだっていうように、誰かが言ったとしたら、どんな感じになりますぅ?

・・

相談者:ん、だけどぉ、

加藤諦三:うん、

・・

相談者:その人、若い、若いですからぁ、

加藤諦三:うん、

相談者:邪魔したくないしぃ、

相談者:だけどぉ、だんだん、

・・

相談者:お会いしてるうちにぃ、

加藤諦三:ええ、

相談者:なんでも話したりぃ、

加藤諦三:はぁい。

相談者:いろいろ、いろいろじゃないけど、あの、

・・

相談者:あるあのぉ・・コンサート、かに、

加藤諦三:うん、

相談者:あのぉ・・

加藤諦三:コンサート?

相談者:はい。

加藤諦三:はい。

・・

相談者:のぉ、

・・

相談者:キップ、もらったりしてぇ、

・・

加藤諦三:ああ・・

相談者:わたし、一人で行きましたけどね、

加藤諦三:ええ、

相談者:だから、そういう、

相談者:ことぉ、

相談者:してぇ、いただいたりすると、だんだん余計にまた(苦笑)、

相談者:気が、こう・・

加藤諦三:うーん、

相談者:****ますか、

・・

加藤諦三:でもねぇ、

相談者:うん、もう、そういう、

相談者:ありま、ありましたしぃ、

・・

・・

相談者:あるときあのぉ・・ん、街で、

加藤諦三:うん、

相談者:突然、

相談者:バッタリ、会ったことあるんですよ、

・・

加藤諦三:そしてそんとき、どうしたぁ?

・・

相談者:そんときまぁだぁ、6時頃でしたから、

加藤諦三:ウン

相談者:「お茶ぁ、でも飲んでいきましょう」って、

相談者:わたしが誘ったんです、うふっ、(笑)

加藤諦三:はぁい。

相談者:そいでぇ、そこでぇ、1時間ぐらいお茶、飲んでぇ、

・・

相談者:7時には家に帰るってぇ、おっしゃるのでぇ、

加藤諦三:はい。

相談者:別れましたぁ、

・・

加藤諦三:そいでぇ・・こういうことがあってからぁ、あなたぁ・・

加藤諦三:なんか自分が生き生きしてきちゃってるんでしょう?

・・

・・

相談者:生き生きしたり、苦しんだりぃ、

相談者:まあ、だからぁ、

・・

相談者:その人は、いずれ結婚するから、

加藤諦三:うん、

相談者:そう思うから、

加藤諦三:うん、

・・

・・

相談者:もちろん、あきらめぇ、なきゃならないし、

加藤諦三:うん、

相談者:そのぉ・・

・・

相談者:どうしてもその人が、気になっちゃう、諦めきれない気持ちがあるんですよ、

加藤諦三:だから気になるっていうのはぁ、

加藤諦三:もう・・その、恋心を抑えられないっていうことよねぇ、

相談者:そうなんですぅ、

加藤諦三:この男性・・

・・

加藤諦三:とぉ、

加藤諦三:会う前はぁ、

相談者:はい。

加藤諦三:むしろ男性に対しては、なんて言うのかなぁ、

加藤諦三:頑なな態度っていうのとってたのかなぁ?

相談者:まあ、あまり興味がなかったっていうかしらぁ、

加藤諦三:男には興味はなかった?

相談者:はい。

・・

加藤諦三:寂しくもなかった?

相談者:はい、うふっ、

・・

・・

加藤諦三:ご主人との関係はどうだったの?

・・

相談者:いや、悪くはないんですけど、

・・

加藤諦三:悪くない?

相談者:はぁい。

・・

加藤諦三:よくもないけど、悪くもないってこと?

相談者:はい。

・・

・・

加藤諦三:そいで、今日のあなたの相談というのはぁ、

相談者:はい。

加藤諦三:この、30歳前後のぉ、

相談者:ん、

加藤諦三:男性を、好きになってぇ、

相談者:はい。

加藤諦三:でぇ、忘れようにも忘れられない、

・・

加藤諦三:恋の、

加藤諦三:虜になっていると、

相談者:はい。

・・

加藤諦三:でぇ、どうしたらいいでしょう?っていう、

・・

加藤諦三:ことですねぇ?

相談者:はい、そうですねぇ、

相談者:その人、ものすごく優しくてぇ、

加藤諦三:ええ、

相談者:お店に、行っても優しいから、

・・

相談者:でぇ、諦めぇ・・

加藤諦三:うん?

相談者:がたくなっちゃうんですよねぇ(苦笑)

加藤諦三:諦めきれないということ?

相談者:はぁい、はぁい。

加藤諦三:はい。

・・

加藤諦三:でぇ、今、どうしていいかわからないということですねぇ、

相談者:だから、これからねぇ、

加藤諦三:うん、

相談者:やっぱりぃ、あ、その人も、だんだん結婚、するでしょうしぃ、

加藤諦三:うん、

相談者:もう、わたしも歳をとりますからぁ、

加藤諦三:うん、

・・

相談者:もちろん、諦めなきゃいけない、と、思うんだけど、この気持ちをねぇ、どういうふうにもって、**かなぁ・・

加藤諦三:ああ・・

相談者:っていう、

加藤諦三:要するにもう、忘れようと誓っても忘れられない、

・・

加藤諦三:女心ですねぇ、

相談者:はい。

加藤諦三:はい、わかりました。

加藤諦三:今日はスタジオにですねぇ、

相談者:はい。

加藤諦三:弁護士の、高中正彦先生がいらっしゃるので、

相談者:はぁい。

加藤諦三:いろいろと、伺ってみたいと思います。

相談者:はい。

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