テレフォン人生相談
加藤諦三・三石由起子

三石由起子

目次

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三石由起子アドバイス

三石由:こんにちは。

相談者:あ、こんにちは、お世話になります。

三石由:はい、はい・・40年、放ってあったことをね。

相談者:うん。

三石由:40年ぶりに・・心配になったっていうのは。

三石由:なぜかと言うと、あのぅ、お姉ちゃまがだんだん、歳を取って来て。

相談者:はい。

三石由:今まで順調にあのぅ・・出してもらってたものが、いつか出なくなるかもしれないっていう・・

相談者:ええ。

三石由:ことが不安になったわけでしょう?

相談者:ええ、それもですし、わたしも・・

三石由:いや、それだけだと思いますよ。

相談者:ああ・・

三石由:他の理由はないと思います。

相談者:はあ・・

三石由:ただ、坊ちゃんがね、双子の坊ちゃんがね、29歳じゃないですか。

相談者:ええ・・ええ、ええ。

三石由:それでどう転んでも、自分達で食べていかれる歳ですよね。

相談者:はい・・はいはい。

三石由:そしたら年金生活まで、もう一歩ですよね。

相談者:ええ・・

三石由:これぇ、あの、なんの心配もいらないと思うんですよね。

・・

相談者:うん・・

三石由:うん、なぜ・・ならば、あなたが・・なんか・・え・・外に出ようと思って、外に出たとするでしょう。

相談者:うん。

三石由:そうするとこの・・夫は・・余計、高くつくよね、きっと。

相談者:そうです。

三石由:そうでしょう?

相談者:はい。

三石由:それはあなた、よくわかってるわけじゃないですか。

相談者:そうです。

三石由:あの、仕事っていうのは。

相談者:うん・・

三石由:一つはあのぅ・・お金、稼ぐってこともあるかもしれないけど。

相談者:うん・・

三石由:一つはね、その、やりがい・・みたいなのもあるでしょう?

相談者:ええ・・ええ、ええ。

三石由:一つはねぇ、暇つぶしっていうのがあるんですよ。

相談者:ええ、そうなんです。

三石由:そうなんですよ、あのねぇ。

相談者:はい、はい・・そうです。

三石由:たぶん、その為だけにあなたのご主人は、仕事をやることが必要なんですよ。

相談者:ええ、そうです。

三石由:あのぅ、お姉ちゃまにお金をもらってもね。

相談者:はい、そうです。

三石由:うん・・それを、あなたは監督することが必要なのよ、横に居て。

相談者:はい。

三石由:愚痴を言いながら。

相談者:はい。

三石由:だって、他になんにもわたし、手はないと思いますよ。

相談者:うん・・

三石由:だって、なにも怖いことないです、40年もああやって・・23と26のときから、延々とやってきたことがね。

相談者:うん・・

三石由:63と66になって、怖いか?って、怖いわけないですよ。

相談者:うん・・

三石由:うん、またほら、**さん達、お金がかかるわけじゃないんだし。

相談者:はい。

三石由:うん・・それで夫が・・新たな事業を起こして、心入れ替えるわけもなく。

相談者:はい。

三石由:彼の性格が変わるわけでもなく。

相談者:はい。

三石由:だからあなたが本当に心配してるのは、お姉ちゃまが働けなくなったらどうしようかとか、ホントはお姉ちゃま、どのくらいまで残っているのかなとか、いつまでくれるんだろうなとか。

相談者:はいはい。

三石由:そうでしょう?

相談者:はい。

三石由:うん、だから、それは無駄ですよ。

相談者:うん。

三石由:うん、わたしは・・今まで通り、ただもうホントにヘラヘラ笑ってですね。

相談者:うん。

三石由:「ありがとうございます」「いただきます」と言っておけばいいんじゃないですか。

三石由:それが1番・・

三石由:安全・・

三石由:な、気がしますね。

相談者:うん・・

三石由:あなたが、あの仕事に出るって事は、わたしは博打だと思う。

相談者:うん・・

三石由:うん、この、ご主人はあの・・野に放つことと同じじゃなぁい?

相談者:そうなんです。

三石由:でしょう?

相談者:そうです。

三石由:わたし、そう思います。

相談者:うん・・

三石由:はい。

三石由:だから、まぁ、不安ではありましょう、あなたの不安は、わたしはよくわかるし、どの辺に不安があるかもわかるけど。

相談者:うん。

三石由:もうすぐね、年金もらえますよ。

三石由:ねぇ。

相談者:うん、も、もらってるんですけどね。

三石由:あぁ、そうですか?

相談者:うん、それで・・

三石由:それで大丈夫。

相談者:月の・・そのぅ・・もらってる年金で、あの、会社のその、赤字の方に、多少埋めてるもんですからね、ええ。

三石由:だからね、会社の赤字だと思うから辛くなっちゃうんでね。

相談者:うん・・

三石由:毎月、5万使うと思えばいじゃん、小遣いを。

相談者:うん。

三石由:亭主が、毎月ね、会社の金から使い込んでるようだと。

相談者:うん。

三石由:ま、二人でやってることだし、わたしも給料もらってるわけじゃないから。

相談者:うん。

三石由:これでよしとするっていう考え方じゃないですか?

相談者:う、うん・・

三石由:そういうふうに考えるしかないと思うんですよ。

相談者:はああ・・

三石由:すわ・・赤字だなんだってこう・・そんな、そんなのたぶん、言葉に踊らされてるだけでね。

相談者:うん・・

三石由:現象的には・・大した事ないですよ。

相談者:うん・・先生?

三石由:普通・・だって・・二人で、63と66がやってたら・・楽しいですよ、これ!

相談者:ふふっ・・

三石由:楽しいですよ、だって、別に給料出なくていいわけでしょう?

三石由:そして、ちょっと・・お金・・足りないんだけど・・って言ったら出してくるお姉ちゃまがいて・・

相談者:うん・・

三石由:うん、あのぅ、楽しく暮らしてるっていう・・話だと思うんですよね。

三石由:わたしはあなた・・の生活は変わらないと思う、だからあなたは、その生活の・・え・・考え方をね、自分がしている同じ生活すると思うけど。

相談者:うん・・

三石由:同じ生活をするにあたって、そのしている・・言葉の意識をね。

相談者:うん・・

三石由:変えていった方がいいと思いますよ。

相談者:うん・・

三石由:二人で楽しくやっています。そういうことだと思いますよ。

相談者:うん・・

三石由:うん。

相談者:お姉さんが亡くなった場合に、お姉さんの土地の・・名義なんですけど。

三石由:ほらだから、それ・・わたし、それがあなたは一番心配なんだと思うんだよね。

相談者:うん・・

三石由:うん・・

相談者:あの、この家に居れるかどうかも心配なんですけど、あの・・

三石由:だからそれはあなたが心配することじゃないですよ。

相談者:そうですか?

三石由:うん、だって29歳の男の子二人いるんじゃん。

相談者:いやぁ、男の子、どうなるかわかりません(苦笑)。

三石由:どうなるかわからないことを心配するなって言ってるの、わたしは。

相談者:(笑)

三石由:うん。

相談者:うん・・なるほど(笑)。

三石由:うん・・

相談者:ま、頑張らないと。

三石由:いやいや、ヘラヘラしてるのが勝ちだと思いますね。

相談者:そうですか?

三石由:で、あなたが頑張ることは、わたし、ちっともいいことにならないと思う。

三石由:あなたの頑張りっていうのはほら、すごく選択肢も・・狭いし・・

相談者:うん・・

三石由:きっと、こうだろう、こうだろうって決めつけが物凄くあのぅ・・厳しいから。

相談者:うん・・

三石由:あなたの場合。

相談者:うん。

三石由:あのぅ・・やっぱり、間違ったらっていうか、失敗したらね、凹んでしまうし。

相談者:そうですねぇ。

三石由:うん、だからわたしは、あなたは、何にもしないのがいいと思いますよ。

相談者:***、そうですか・・

三石由:ヘラヘラ・・笑っているよりいいことはないと。

相談者:はい・・

三石由:わたしはあなたに関しては思います。

相談者:はああ・・そうですか。

三石由:はい。

相談者:ありがとうございます。

三石由:ありがたいかどうかはわからないですけど(笑)・・ふふふ・・はい。

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