暴言を吐く幼児

ラジオネーム:イルカ主婦さん、41歳の女性から、子供が発する暴言についての悩み相談。
スーさん、蓮見さん、こんにちは。
相談は、4歳の息子が、暴言と、天邪鬼な態度を、しつこく繰り返すので、ゲンナリしてしまうということです。
幼稚園に通って1年ほどになりますが、「馬鹿」「死んじゃえ」と、よく言うようになりました。
言動を注意すると、それが気に入らず、叩きながら、「馬鹿」「死んじゃえ」と言うのです。
子供の言うこととはいえ、メンタルを削られるなぁと、なかなか辛いです。

 

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大人気ない対応

「死んじゃえ」と言われて、かなりムカムカした時、「母ちゃんは、死にました」と言って、能面のような顔で、しばらく無視していたら、さすがにまずいと思ったのか、泣いてすがりついてきました。
大人気ないそんな反応を、一度してしまいました。
「死んじゃえ」と言ってくる度に、「じゃあ、母ちゃんが死んでもいいの?」と聞くと、返事は否・・そうでは無いという表情をするそうです。
「死んで欲しくないなら、言わないで」ということの繰り返しです。
自分の気持ちが落ちないような、幼児の横暴への対応は、何かありますでしょうか?

 

2016年7月21日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。

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相談者の御礼のメール

スーさん、はすみさん、こんにちは。
先日、相談に答えていただきました、イルカ主婦です。
ちょうどその日は予定があり、聴くことができずにおりましたが、ラジオクラウドで聴きました。
スーさん、はすみさん、そして、答えてくださったリスナーの皆さん、本当に有り難うございました。
息子の言動にくたびれていた私は、私についての情報をあまり書かずに相談を送ってしまいました。
が、はすみさんのプロファイリング、当りです。
専業主婦で、子供は1人めで、1人っ子で、そして夫の存在感がないこと、ちょっとびっくりしました。

 

ジェーン:いただいたね、相談の中に、イルカ主婦さんと、息子さんとのやり取りのことは書かれてるけど、旦那さんがどう、育児に介入されてるかとか、参加されてるかとかっていうことが、書いてなかったのが、はすみさん気になると言ってたんですよね。

 

蓮見アナ:そうなんですよね。

 

ちなみに、義理のお父様、お母様、義父母が向かいに住んでおり、夫は長男、息子の長男、田舎なので、「わーい、跡継ぎ、よっしゃ、でかした!」という空気の中、義理の父が、息子を溺愛することに対して、しんどかった時期がありました。
夫はやさしいです。
ですが、自営業で、休みは何かしら準備などがあり、あまり家にいません。
そして、息子が悪態をつくと、夫に謝ってしまう自分がいます。
謝りながら、なんでわたし、謝っているんだ?と思いつつ、私の中に昭和の夫婦が住んでいて、子供のことは母親である、お前に任せるだろう。すいません。みたいな考えが、刷り込まれてる感じがしています。
(夫はそんなこと言ったことはありません)
また、夫と私の実の子なのに、何か息子がよくないことをすると、息子が、私の連れ子で結婚したような感覚になるのが不思議です。
あたしの心の中に、何か原因があるんでしょうね。
義父母に、息子を連れて行かれたくなくて、ひとりで抱え込んで育児をしていたんだなぁと、気付くきっかけを頂いたように思います。
夫に話してみようと思います。
はすみさん、歳下でいらっしゃいますが、すごい包容力を感じました。
そして、奥様(蓮見アナの)の、お婆ちゃんの、味噌汁、美味しいショック、痛いほどわかりますよ。
ずっとずっと、番組続けてくださいね。
ありがとうございました。

 

ジェーン:ありがとうございます。

 

蓮見アナ:ああ、そうですか・・

 

ジェーン:味噌汁ショックというのはですね、蓮見さん奥様が、えー、息子さん達が、お婆ちゃまの家で、「おばあちゃんの作った味噌汁おいしい」って言ったら、傷ついちゃったっていう話しで・・

 

蓮見アナ:そうなんです。

 

ジェーン:それだけ聞いたら、なんのこっちゃなと、思う方もいらっしゃるかもしれないけど・・

 

蓮見アナ:ええ。

 

ジェーン:毎日作って、自分が一生懸命やっているのに、「そうか、おばあちゃんの味噌汁の方が美味しいっていうふうに・・」言ってないんですよ・・

 

蓮見アナ:そうそうそう。

 

ジェーン:そうは、言ってないのに・・

 

蓮見アナ:そうなんですけどねぇ。

 

ジェーン:思わず、そう聞こえてしまうぐらい、奥様、つかえてらっしゃったということで・・

 

蓮見アナ:そう・・

 

ジェーン:あの後、わたしも、自分の、あの、子供いる、女友達に話したら、みんな、「わかるわ、それ」

 

蓮見アナ:わかるんだね・・

 

ジェーン:言ってました。

 

蓮見アナ:ちなみに、今朝はがたね。

 

ジェーン:はい。

 

蓮見アナ:あのぅ、わたしちょっと、寝ぼけてたんですけど、聞こえてくるんですよ、「あー、お母さんの味噌汁だ」・・どうした、どうした、聞いたことのあるようなセリフだぞ・・

 

妻は、言ってないんだと思うんですよ、その嘆きをね、わたし以外に・・

 

ジェーン:うん。

 

蓮見アナ:だけど、なぜか、うちの子供は、「わー、お母さんの味噌汁だ」って言ったんですよ。

 

どうした?どうした、お前ら?って思ったんですよ。

 

ジェーン:あはははは・・

 

蓮見アナ:そしたら、僕も、ちょっと起きて、面白そうだなぁと思って、「お父さんの味噌汁と、どっちが美味しい?」って言ったら、「ママの味噌汁の方が、美味しい」って言ったんですよ。

 

ジェーン:すごい・・

 

蓮見アナ:ちょっとね、僕は、しょげましたね。

 

ジェーン:ふはは・・しょげたんだ?

 

蓮見アナ:しょげましたね。

 

ジェーン:それは、それで、しょげたんだ・・

 

蓮見アナ:うーん、やっぱ、比較されると、ヤダなぁ。

 

ジェーン:あはははは・・

 

蓮見アナ:なーんとなくですよ、なんとなく。

 

ジェーン:なんとなくですね。

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