うつ病の妹
わたしの妹は、2年前にうつ病と診断されました。
未だ、回復しきらず、幼児のような言動が、目立ちます。
すぐにふてくされて黙り込み、周囲を困らせたり、やたらと母の気を引こうとしたりします。
自分の身の回りのことをせず、車のドアさえ、親に開けさせます。
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また、わたしへの、まぁ、ひがみと言いますかねぇ・・そういったものが強くて、プリクラの写りまで比較して、一方的にスネています。
わたしの事を、ダサイ、年増と、馬鹿にしているくせに、なにかと、お姉ちゃんが疎ましいと、グズるんです。
しんどい
病気だから仕方がないと、何回も自分に言い聞かせてきたんですが、いい加減疲れました。
両親の疲弊はもっと深刻で、特に、1日中付き纏われる母は、限界が近いと思います。
正直、妹が疎ましくて仕方がありません。
それなのに、顔を合わせると、笑顔で、 よき姉を演じている自分がいます。
両親は、わたしを、気丈で優しい娘だと思っていますし、これも、妹の僻みの種なのですが・・
妹は、何をしても許してくれる人と思っています。
しかし、わたしの内心は真っ黒です。
わたしだってしんどいと、叫びたくて仕方ありません。
思う存分、妹や母を、罵倒したくなることもあります。
家族からの期待や、過大評価が重いです。
身の振り方
わたしは、世間で言う、アラサーです。
そろそろ、将来の身の振り方を考える時ですが、 幼児なみの妹を抱えていては、その選択肢は、非常に狭いものになるでしょう。
そうなったら、わたしは、妹を心底、恨むと思います。
妹は、精神科の投薬は受けていますが、カウンセリング等は拒否します。
そもそも、わたしの言う事は、まず聞き入れません。
わたしは、どのような気持ちで、家族や自分の将来に向き合えばいいのでしょうか?
日に日に、自分が汚くなっていくようで苦しいです。
2017年8月2日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。
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ディスチミア親和型うつ病
大原:うーん、あのぅ・・一番、辛いのは・・相手が理解できない。
理解できない人が・・家族にいる。
これ、辛いですね、職場もそうですけれど。
でね、もしかしたらですね・・この方の妹さんは・・ディスチミア症候群ではないかと、思ったんですね。
中澤:ディスチミア症候群?
根本:ディスチミア?
大原:これは、あの・・えー、20代後半から、30代の女性に、結構、多いと言われているんですね。
で、あのぅ・・よく、メランコリー・・
あの、親和型うつ病ってありますね。
今までは、その中に、この・・この症状が・・含まれていたんです。
でもい、まったく・・共通点は・・
両親が・・
過干渉・・
ものすごい、過干渉であること。
それから、主・・ある面の症状は・・えー、たくさん食べる。
あるいはもう・・思いっきり寝る。
それから、えー・・
・・
部屋に閉じこもる。
それに、似てるんですけども、どこが違うかと言うと。
メランコリー型は・・
責任感があるんです。
・・
そして・・
仕事も着実に、社会的な地位も得ることができるんです。
が・・失敗はすると。
自分を責めるんですね。
中澤:あ、メランコリー型は?
大原:自分がダメだった・・そうです。
ですから、自分が、ダメだ、ダメだと思って、引き籠ってしまうっていうのが、メランコリーなんです。
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現実逃避
この、ディスチミア症候群っていうのは・・
なにが一番酷いかと言うと・・
能力ないんです。
能力をないのを、あるように見せかける。
・・
自分は、スーパーマンのように思ってしまう。
中澤:は・・はったり・・という・・
大原:はったり・・と、本人、思ってないんです。
ただ、ほんとにできると思っているんです、これは。
・・
ね、で・・なにが・・し・・えー、そのメランコリーと違うかっていうと、責任回避なんです。
・・
ある役職とか、ある・・仕事。
を、任務を任されると・・
そっから、逃げることをしてしまう。
できないんです、怖くて。
・・
もっと言うと、自分の中が、ちくわのように、空洞っていうこと、知っているんですね。
だから、それ、引き受けた場合に・・
できないことを、知っているんです。
ですから、ある日、突然・・いやぁ、明日、運動会の設置ね・・って言ったら、いなくなったり。
なんでもないことなのに・・役割を持ってると、いなくなっちゃうんです。
休んじゃうんですね。
j逃げるん・・ですか?
根本:現実逃避みたいな・・
大原:そうですね。
だから、回避するってことが、癖なんです。
メランコリーは、回避はしないんですね。
中澤:で、失敗したら、自分のせいなんですねぇ。
大原:そう、こちらは失敗すると・・
他罰感情・・っていって・・他者が、悪いんだとしちゃうんです。
ここが、始末が悪いとこなんです。
中澤:ディスチミア・・症候群の方は、失敗すると、他の人のせいだと、自分のせいではない。
大原:そうです・・わたしじゃないんだ・・って言うんです。
根本:うわぁ・・反省しない?
中澤:それは、そうやって逃げてるだけなんですか?
それ、わかって・・自分のせいじゃない・・
大原:いや、ほんとに、そう思う子になる。
これはですね、ほんとにそう思ってる。
ただし・・
なぜか?っていうと、自分の中に・・あの役、来い来い来い、できない、できないは、知ってるんです。
経験がないんです。
あのぅ・・一つの事を、貫徹したこと、一つもないんです。
・・
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点の生き方
根本:ああ・・だから自信がないんじゃないかなぁ・・
大原:自信がないってのは、やったことがない、達成感がないんです。
で、怖いんです。
怖いけれども、周りのはったりがあるから・・
さも・・できるようにしちゃうんです。
しちゃうけど、現実に・・だんだん、日にちが決まってくる・・決まってきますねぇ・・迫ってきます。
すると・・
するっと、休んでしまう。
中澤:休んじゃう?
大原:突然、休みます、はい。
・・
でぇ、その・・共通点は、なにかっていうと・・
まず・・ここにも書いてありましたねぇ。
部屋が汚いんです。
あのね、整理できないんです。
自分の身の回りのことすらできない・・って、当然です。
当然、できないです。
とにかく、整理整頓ができない。
だから、仕事できないですよね。
興味のあるものに、行ってしまう。
で、一見、見ると、興味あると、「あっ、夢中になってるな」と、思うでしょう?
でも、それも、長続きしないんです。
だから、やって・・あの・・わたし達が、あの人、やってるよって、言う時は、興味があること、やってるだけなんです。
その後、結果とか・・なんにもない。
・・
やったものが、そのままポッと置いてあるんです。
あちこちに。
全てが、点の生き方になってるんです。
・・
自分の世界だけで、生きてる・・ますからね。(続きは音声で確認を)
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