朝から兄弟喧嘩
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36歳の主婦の方からの相談。
ご主人は自営業で42歳、長男15歳の中学2年生、次男は小学校6年生11歳です。
中学2年生と小学校6年生の息子のことで相談です。
この2人、毎日朝から喧嘩ばっかりして困っています。
いつもきっかけは些細なことです。
弟は、「お兄ちゃんが、僕の嫌な顔を真似した。」とか。
兄が、「弟が、お兄ちゃんの口真似した。」とか。
それに対して弟は、「変な顔をする。 」「僕の顔、ずーっと見てる。 」とか。
「このお菓子は、僕が先に見つけたものだから、僕のものだ。 」とか。
「このジュースは僕のものだ。 」とか。
ちょっと肘が当たったから、お互いに、肘当てっこして、それがエスカレートするとか、そんな事がほぼ毎日なのです。
仲良くさせるには
朝、7時半過ぎても、お互い大きな声で言い合って譲らず、学校へ行くのもギリギリです。
夫は、自分の部屋にこもって、朝から仕事をしているのですが、たまに喧嘩に気づくと、その止め方はダイナミックすぎて、子供を手で吊し上げてたりと、極端なので、私の方が怖いくらいになって、それはそれで、ストレスになってしまいます。
ちなみに、夫婦仲は良いと自負していますし、会話も普通にあります。
子供達を仲良くさせるには、一体どうしたらよいのでしょうか?
2017年7月26日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。
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ギャラリーがいなければ
大原:あのね、兄弟喧嘩の中に、夫婦のあり方が見えるんですね。
中澤:おっと・・っとっと・・
根本:うふふふふふふふ・・
大原:そうなんです、今回の、この兄弟喧嘩は・・
取るに足らないこと、すごく微笑ましいのはね・・
物をとった、とられたじゃないんですね。
僕をつねった云々・・
「母さん見てよほら、お兄ちゃんがまたこういう事したよ。」って。
関心を持って欲しいって事が、ひとつの・・
の・・テーマなんです。
そうすると、どうなるかっていうと・・
まず、お母様というのは非常にね、感情豊かなお母さんだと思います。
感情豊かっていうことと・・
感情の起伏が激しいとは、共通してるんですね。
後でお話ししますけど、豊かなんです。
で、あの、お子さん自身が本当に・・あのぅ・・順調に・・順調に・・成長してます。
で、きっと、成人したら仲良しになるでしょう。
で、あのぅ・・そこはいいんですけれども・・
『今、ちなみに、夫婦仲が良いと自負しています。』
表面的には・・良いんですけれども・・
お互いに心の中には、不満があるんじゃないかなと思うんです。
なぜ、それを言うかというと。
お母さんの中に・・ある日はすごく、子供を、しっかりと見ているんですけれども・・
ある日、上の空のお母さんが、あるんじゃないかなぁって。
それ、1日に何回か起きているんじゃないか?
そうすると子供は、お母さん、何を考えているんだろう?と心配になるんですね。
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心は夫に
根本:ふーん・・
中澤:ムラがあるってことですか?
大原:ムラとは違うんですね。
あの、すごく・・お母さん自身は強いんです。
お父さんよりも・・表面的には、強いと思います。
で、一家を担っているんです。
担っているんですけども・・夫にいつも、かまってほしいという・・強い女性と、甘い女性は、ち・・考えてみると・・ちょっと違うように思うでしょう?
じゃないんです。
強いっていうことと・・この家を守るとか・・何か、事が起きた時、夫の代わりに出るっていうのは、強いです。
でも、甘えたいとかね・・ここの、心を汲んでほしいというのは、また違うんですね。
でぇ、この夫も・・
ここのところ、汲んで欲しいっていうの、あるんですね。
夫はたまたま・・子供・・ダイナミックに・・一点、もっと詳しく知りたいんです。
ここだけガッチリと、大ざ・・大雑把に書いてるんです。
で、ダイナミックにきて・・わたしはそれも、ストレスになるって、言うんです。
そこに二人の・・感情の・・ズレを感じるんです。
つまり、深く話し合ってないってことです。
・・・
ですから、食事をしてても・・たぶん、お母さん、きっちっと、食事を作っていると思います、これ見てるとね。
作っていても・・お母さんの心・・子供に作る時は、一生懸命、作ります。
でも、「さあ、食べなさいね、食べなさいね」って、言いながら・・
頭の中・・心は、夫の方に向いてるんです。
・・・
そうすると、子供は、アレ、お母さんアッチの方に、行ってるなと・・
だけど、お母さん、こちらに・・話しを聞いてと言えない。
優しいお母さんだから、僕たちにとっては。
そうすると、「なに言ってるの?お兄ちゃん、こうだよ、ああだよ」ってことで・・
「なにやってるの?」って、関心を引く。
中澤:はああ・・喧嘩することで、関心を・・
大原:そうです。
根本:あら・・
大原:関心・・そいで、僕の方だよ、僕の方だよ・・って・・いや、僕の方だよ・・って、やってるんです、一生懸命・・この、喧嘩は。
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関心を持って
でも、兄弟・・自身が・・本当にいい子ですから、具体的に、物を盗った云々はないんですね。
これが・・僕のおもちゃを隠したってなると・・これ、 嫉妬が入ってくるんです。
・・
お母さんは、あの人ばっかり・・あの子ばっかり見てるけれども、僕を見てないよね、ホラ、こんな悪い事しているんだよという強い&%$で、関心を持つと、子供にとっては、関心・・喧嘩っていうのは・・
お母さんいなければ、この2人喧嘩しないんです、実は。
中澤:へええええ・・
大原:誰かが、お母さんが、どっちに、審判を下すかを、見ていたいんです。
必死なんです、この子達。
で、お母さん、「やめなさい!やめなさい!」って、やってるでしょう?
ね、で、「やめなさい!やめなさい!」やってると、お父さん来て、わぁーって、やってて、「うるさい!」ってくるわけでしょう?
でも、そのお父さん、なぜ、「うるさい!」って言うかってことです。
俺にも、関心を持ってないから・・ふふふ・・
中澤:えっ?
大原:僕にも、心を配って欲しいんです、お父さん。
根本:ほう・・
中澤:あ、お父さんも、子供?
大原:子供・・ね、子供だった時は・・
「いい加減んに・・」って、やった時に、ほんとは、子供の向けてますか?どっちですか?
根本:あ、そん時は・・怒ってるの半分は、女房に向けます。
大原:絶対、そうなんです。
中澤:ああ、そういうことなんだ・・
大原:ダイナミック・・要するに・・
「お前、しっかりしろよ」・・って・・
だけど・・
言ってしまったら、怖いから・・
中澤:だから、子供に向けて・・やる。
大原:すると、女房が・・「ああ・・この人、こんな強いとこ、あるんだわぁーってことで・・』
もうちょっと・・お酒、一杯、持って来いよ・・って、感じ・・にはなるんです。
言えないんです、このお父さんは。
中澤:へぇ・・ああ・・お父さんが悪いんですか?じゃあ・・
大原:いや、悪くない。
お母さんが、自分を出した方がいいってことです。(続きは音声で確認を)
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※聴けない方はコチラ⇒YouTubeからお試しください。
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