疲れたと言う母
26歳のラジオネーム、リンさんという方からの相談です。
母と私の28歳兄について悩んでいます。
母は私が小さい頃に離婚し、それ以来、誰も頼りにせず、1人で私たちを育ててきました。
兄は小さい頃からゲームが好きで、そんな兄は高校を中退後、どんどん非行と引きこもりがひどくなりました。
今は母と兄2人で暮らしています。
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依存
10年ほど前から母は睡眠剤、兄は抗うつ剤が欠かせません。
私は20歳の頃、家を出て一人暮らしをして、それ以来あまり実家に戻っていません。
昔からいつも家がピリピリしていたので、早く家から出たくてたまりませんでした。
母と兄は昔から仲が悪いです。
母は私をひいきしていたと思います。
私に依存しているような気さえします。
兄はそんな母が憎かったのかもしれません。
私は最近結婚して遠くに住んでいます。
以来、「リンは、私をひとりぼっちにして、自分だけ幸せになるのね」という旨のメールを送ってきます。
今の生活は楽しく満足しているんですが、これを言われてしまうと罪悪感でいっぱいです。
母は私を、いつも母を嫌ってしまうのではないか、と聞いてきます。
そんなことないよ、いつでも私のところを訪ねてきていいんだよという趣旨の手紙を書いて渡しましたが、母は信用できないと言いました。
カウンセリング
兄はバイトをしていますが、 1人で生活できる経済力はありません。
パチンコで負けると攻撃的なります。
お金は母に頼っています。
兄の精神科医は、これは性格であり、病気ではないと判断し、抗うつ剤のみ処方しています。
カウンセリングをしたらと何度も言ったのですが、母は「もう疲れた」「なんで私に全部押し付けるの?」と言って、カウンセリングの力を信じてくれません。
私としては、これ以上事がひどくなる前に、一刻も早く誰かに相談した方がいいと思っています。
母は兄に疲れて愛情なんてなく、自分の身を守ることを最優先にしています。
私は兄と会って話すときは、普通に会話ができます。
問題は、母の兄に対する接し方、兄の母に対する失望感と寂しさが問題ではないかと思っています。
でも私1人では解決策が出ません。
離れて暮らしているので頻繁に訪ねることもできません。
どうかアドバイスをお願いします。
2017年11月8日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。
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母の生きる支え
大原:このね。
中澤:はい。
大原:今日のお話なんですけども。
中澤:はい。
大原:何を言ってるのかなと思ったんです。
中澤:ええ。
根本:はい。
大原:で、結論から言いますと。
中澤:はい。
大原:なるべく、自分のところに・・その母親が来なくて。
中澤:うん。
大原:で、いい娘で演じて、なるべく今の幸せをですね。
中澤:はい。
・・・
大原:続けたい・・どうかして、お母さんとお兄さんが、上手く生活できない・・には、どんな方法がありますか?としか、私には受け止められないんです。
中澤:はい。
根本:はあ、はあ、はあ。
大原:で、もし、それが違ってしまったら、後でいただきたいんですけど。
中澤:はい。
大原:まずですね、このお母さんとお兄さんは、離れられない関係です。
中澤:ふーん。
根本:うん・・
大原:と申しますのは、あの10年前にということは彼女はまだ、16歳ぐらいの中学か高校なんですね。
その頃お兄様は、もうすでに、え・・
・・・
引きこもりとか・・
中澤:非行に・・
大原:非行に入ってるんです。
中澤:はい。
大原:で、お兄さんはずーっと、お母さんといるのに、彼女は・・
・・・
20歳でもう家を出たんです。
根本:はい。
中澤:そうですね、はい。
大原:出れるってことは・・お母さんにとって、このお嬢さん・・このリンさんって方は・・
必要はないんですね。
・・・
中澤:ああ・・
大原:私はえこひいきしていましたと彼女は言っていますけれども。
中澤:はい。
大原:お母さんにすると、リンさんが家に出ようが、出まいが。
・・・
どうでもよかったんですね。
中澤:うーーん。
大原:このお母さんにとっては、このお兄さんが。
中澤:はい。
大原:自分の生きる支えなんです。
(続きは4:15過ぎから)
※聴けない方はコチラ⇒YouTubeからお試しください。
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