父親が嫌い

お悩み相談 ＞ 家族の悩み ＞ 父親が嫌いだった 大人になり優しく接したいと思うができない

ラジオネーム：30代女性の、クラノさんからの相談です。

 

スーさんが、お父様の話を、ご著書で書かれていたり、ラジオで話をされているのを聞いて、ぜひ、スーさんのアドバイスが欲しいと思いメールをしました。
それは私の父に対する気持ちです。
父は、私の幼少の頃からとても厳しく、小さなことですぐ大声で怒鳴ったり、手もよくあげる人でした。
当時、仕事が忙しかったのだとは思うのですが、一緒にいるときはいつも不機嫌だったり、怒っている記憶がほとんどです。

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父親への嫌悪感

小学校低学年の頃までは、そういうものだと思い、ただ黙って耐えていましたが、高学年からは、思春期に入っていくのもあったせいか、だんだんと父を憎く感じ、嫌いという気持ちが大きくなりました。
普通なら、高校生以降はそういう気持ちも和らぎそうなものですが、30歳を過ぎた今も、昔ほどではないですが、あまり父と仲良くできず、父も年をとり、手をあげたりすることもないのに、私が冷たい態度をとってしまいます。
また、父でなくても、男性に対して怖いという感情が出てしまい、私に関係のない場面でも、男性の大声を聞いたり、職場などで男性の不機嫌な様子を見ると、恐怖を感じます。

感情の処理

そして、最近はなぜか、ふとした時に子供の頃のことを思い出すようになったり、周りの仲の良さそうな親子連れを見ると、どうしてあんなふうにられなかったんだろう？と悲しくなってきます。
父には、教育に係る学費や、生活していく経済面では不自由なく育ててもらい、本当に感謝をしていますし、私もこの年齢になって、どうしてこの感情をうまく処理できないだろうと情けなくなります。

どう切り替えるか

父はもうすぐ70歳になりますし、私も気持ちを整理して、優しい気持ちで、接していきたいと思っています。
スーさんも、お父様との関係で、悩んだ時期もあった、ご著書などでありましたが、今の関係にするまで、どうやって気持ちを切り替えたのか、アドバイス頂けると嬉しいです。

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ジェーン：はい、というわけでクラノさん、30代女性の方、子供の頃からお父様が厳しくて、まぁ声を大きく上げたりとか、あとまあ、仕事が大変だったのか、不機嫌だったり、あんまり子供時代、いい思い出が、お父様となかった。

 

ジェーン：で、大人になってから今度、父親ではなくても、男性に怖いっていう感情を持ってしまったりとか、後はやっぱり昔のこと、今更思い出して、なんであんな風になれなかったんだってことで、悲しくなったりとか、っていうことなんですけど･･

 

小笠原アナ：うーん･･

 

ジェーン：お気持ちほんと、痛いほどよくわかります、うちもですね、今となっては、父親をネタに飯を食うってところまで、わたくしが、図太くなりましたけれども･･

 

ジェーン：ま、子供の頃、家には必ず帰る、外泊はしない男だったんですが、まぁ、帰ってくるのは夜中、朝は寝ているっていうような･･父親で、あの、クラノさんと同じく･･えー、お金の事では一切、子供時代、私が子供自分には、お金のことでは、一切苦労は･･かけなかったというか、何不自由なく育てていただいたんで･･

 

ジェーン：そこに関しては、本当に感謝をしているんですけど、じゃあ、父親としてどうなのか・っていう話になるとですね･･

 

小笠原アナ：うん･･

 

ジェーン：はい、ちょっと、そこ座んなさいみたいな感じの･･親ではあったので、うちもよく怒鳴ってましたねぇ･･

 

小笠原アナ：うーん･･

 

ジェーン：母親にこう、ゴルフクラブを、わぁーって投げて、私と母親は、ひゅーっと避けて、私は何かそれ見て言ってたの、私には人形投げて、あっ、この人やっぱり、自分のＤＮＡが入っていると、こっちには、優しい物、投げるんだなと思ったの、すごい子供の頃に覚えてますけど･･

 

家中、ひっくり返す

ジェーン：で、父親は、私が生まれるまでは、なんか、父親はですね、なんかこう、家中･･ギャーって、とにかく、瞬間湯沸かし器で、すぐ怒って、ギャーってなって･･

 

ジェーン：私が、いる時は、そうでもなかってですけど、昔はなんか、家の中、ひっくり返したりしてたらしいんですよ。

 

小笠原アナ：お酒･･飲んで･･

 

ジェーン：いや、下戸です。

 

小笠原アナ：あ、そうなの･･

 

ジェーン：で、ひっくり返して、魔法瓶割ったりとか、なんとかして･･

 

小笠原アナ：ええ･･

 

ジェーン：大騒ぎになって･･母親がまた、肝が据わってるんですよね、父親が帰ってくるまで、片付けないんですって。

 

小笠原アナ：へぇ･･

 

ジェーン：父親が帰ってくると、「これ、どうしたんだ、お前って？」言うから、「あなたが、朝やったんだ」って言って、話しをしたなんて、話しは聞いてましたけど･･

 

ジェーン：まあ、ね･･よく、聞く話ですよ、家に帰ってきたお父さん機嫌が悪い、相手してくれない･･手をあげるって、手をあげる、私は、あんまりあげられなかったからなぁ･･

 

ジェーン：お尻、叩かれたとかは、あったと思うけど･･いわゆる、顔殴られたりとか、なんか、げんこつで、みたいなの、なかったんですけど･･

 

トラウマだけじゃない

ジェーン：そうとはいえ･･70ぐらいになってくると、仲良くしたいなとか、なんで、親を大事にできないんだって、自分のためにもね･･親のためにもというよりも、自分のためにも･･

 

ジェーン：子供っぽいのは、嫌だなぁっと、思ったりもするんですけど･･

 

小笠原アナ：うん･･

 

ジェーン：そりゃねえ、これ、自分に関係のない場面でも･･えーっと、男性の声聞いたり、職場などで、男性の不機嫌な様子などを見ると、恐怖を感じるのは･･それは普通だと思いますよ、その･･

 

ジェーン：そんなに、なんだろ、お父様、トラウマだけじゃないというか･･大きい声出してる人がいたら、女の人だって、たぶん、わぁってなるし･･

 

小笠原アナ：うーん･･

 

ジェーン：そんなに、そこは、関係があるかどうか、ちょっと･･まだ、わからんぞという感じなんですけど･･

 

小笠原アナ：30代ですか･･そろそろ、やっぱり、なんとかしなきゃいけない年齢では･･あるんですかね？

 

ジェーン：いや、そんなことはないですよ。

 

小笠原アナ：そんなことはない？

 

ジェーン：人それぞれだし･･そこは、年取ったからって、そんなことは解消できるわけじゃないし･･

 

小笠原アナ：うん･･

 

ジェーン：まあね、金の苦労は、させなかったっていうとこは、感謝はしてるんだと思うんです。

 

小笠原アナ：うん、はい。

 

ミュージカルっぽく

ジェーン：そうですね、私もなんだろうなぁ･･まだ、この人はこういうふうにしかできない、不器用なところがあるんだっていう･･ふうに、納得をする前に、1回派手に、なんか、ブチまけた記憶がありますね。

 

小笠原アナ：え？それは･･

 

ジェーン：若干、大袈裟に、お父さん、今日、聞いてないといいなぁ･･バレちゃうから、あはは･･

 

小笠原アナ：学生時代ですか？

 

ジェーン：いや違う、もっと大きい、三十四、五ですね。

 

小笠原アナ：ああ、あの時に･･

 

ジェーン：あなたが、なんとかやったから、うぇ〜ん、みたいなのをやったんですよ、すごい、ミュージカルっぽく･･すっごい気持ちよくて･･

 

小笠原アナ：あ、ほんと？

 

ジェーン：うえ〜って･･

 

小笠原アナ：ど、ど、その時、お父さんは、どうなんですか、やっぱり、それを見て･･

 

ジェーン：すっごい、びっくりしてました。だって、やっぱり、70過･･あのね、60代の父親にはできなかったです、まだ、元気だったから･･

 

小笠原アナ：ああ･･あああ･･

 

ジェーン：で、70過ぎるとやっぱり･･敵も、だいぶこれ･･ちょっと、体力落ちてきたぞっていうのが、わかったんで、今なら、私が怒鳴っても、大丈夫と思って･･

 

小笠原アナ：うん･･

 

ジェーン：ここぞとばかりに、うぇ〜ん、ってやったら、結構、ちゃんと、聞いてくれましたね。

 

小笠原アナ：うーん･･

 

時には爆発する

ジェーン：謝ってくれて、そう、なんか･･あのぅ･･

 

小笠原アナ：今までのこと、ひっくるめて？

 

ジェーン：そうです、そうです、私、子供の頃、こうだったから、嫌だったとか、なんとか、うわーって、こう結構、ドラマチックルネッサンスでやったら･･ぎゃあ、ぎゃあ泣きながら･･

 

ジェーン：そしたら、結構、ちゃんと聞いてくれて、すごい、あとから、あの、反省してごめんなさい、みたいな･･

 

ジェーン：まあ、直るかって言ったら、直んないですけどね、別に･･

 

小笠原アナ：でも、今はね、その、お父さんの話し、よくするじゃないですか。

 

ジェーン：はい。

 

小笠原アナ：も、僕は、ただ、仲が良くてね、ああ、いい、親子だなっていう感じで、聞いてますけどね。

 

ジェーン：いえいえいえ、迎えの日、父親が運転する車、ハンドル、ガーっときって、車、ぎゅーんってスピンしそうになったことあります･･ふざけんな！ガーって･･

 

小笠原アナ：そっか、爆発するときは、爆発した方が･･いい？

 

ジェーン：いいと思います、で、クラノさんが、もし、お父さまが、そのぅ、例えば･･

 

小笠原アナ：うーん･･

 

ジェーン：家族を愛しているんだと、この人は、この人なりに、家族を愛してるんだっていうのを･･確信できるんだとしたら･･ホントにね、わぁーっと、1回、ミュージカル調に･･

 

小笠原アナ：うん。

 

ジェーン：感情をですね、バーンと出すのは、お勧めですよ。

 

小笠原アナ：うーーん。

 

ジェーン：そうすると、だいぶ、解消されるというか･･

 

小笠原アナ：うーーん。

 

ジェーン：どんどん、自分で自分、あの、盛り上がってきて･･面白いように、涙が出て、こう、わぁわぁ、出てきますから･･

 

小笠原アナ：うん。

 

ジェーン：1回、なにかのきっかけで、やってみるの、いかがでしょう？

 

小笠原アナ：ということで、ございました。

 

ジェーン：はい。

 

小笠原アナ：クラノさん、いかがだったでしょうか？

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