人に教えるのは難しい仕事を覚えてもらえずイライラする

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人に教えることの難しさ

このページの目次

- アルバイトにイライラ
- 教えることを放棄
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ラジオネーム、クリンクリンさん、30代女性から、人に教えることの難しさについての相談です。
スーさん、おぐらさん、こんにちは。
いつも楽しく拝聴しています。
早速ですが、相談です。
人に教えることの難しさについて悩んでいます。
現在私は飲食店に勤めています。
ソムリエとしても楽しくやっているのですが、新しく入ってきた大学生アルバイト君に、仕事をなかなか覚えてもらえず、イライラしてしまいます。

アルバイトにイライラ

大学生は、我々社会人とペアになって、サービス業務に当たるのですが、何と言っても同じミスを繰り返します。
暖かい料理は、暖かいうちに･･など、スピード勝負の部分もあるのですが、その彼は動きも遅く、タイミングがことごとくずれてしまうのです。
また、返事はきちんとするのですが、言われたことの優先順が付けられず、そんなことまで言わなきゃ分からないのかと、だんだんイライラし、ついには自分でやった方が早いという気持ちになって、自分ひとりで仕事を進めてしまいます。
しかし、かなりの繁盛店の為、ひとりでこなせる仕事量ではなく、また、周りの協力が不可欠であることも、自覚しています。
ちなみに、これまで私は何人かの大学生アルバイトの教育にあたってまいりましたが、みんな覚えも動きも早く、これほどまで悩むことはありませんでした。
週に5日から6日働いている我々とは違い、大学生は、週に2～3日のシフトで勤務しているので、忘れてしまうのもわかります。
私の教え方にも問題があるかもしれないと、周囲とも話し合い、他の担当が教えたり、言い方を変えてみたりもしましたが、改善されません。
いい加減に働いているということではないし、一生懸命なのもわかります。
が、入店して半年経った現在でも、ひとりで任せられるレベルには、到底至っておらず、そんな大学生が、仕事の合間に、他の人と談笑していると、イラっとしてしまいます。

教えることを放棄

ちなみに、客単価は、ランチでおよそ5,000円、ディナーだとおよそ1万5,000円。
フロアの担当者が、一品一品料理説明をして、お客様の食べるスピードを見計らって、料理の場に、次のオーダーを出すというスタイルで、夜はサービス料もいただいておりますので、出来る限りきちんとしたサービスを提供し、喜んでもらいたいと思っております。
教え方がわからなくなってしまった自分。
覚えてくれない苛立ちで、教えることを放棄し、この大学生を無視して、ひとりでこなしてしまう自分が、嫌な奴に思え、他の仕事もイライラしながらやっつけでやってしまう自分に、落ち込む毎日です。
うまく人に教えること。
一緒に仕事を進めていくことについて、何かいいアドバイスがあれば、ご教示いただけると幸いです。

2017年1月18日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月-金 11:00-13:00)にて、作詞家でコラム二スト、人生の酸いも甘いもつまみ食いしてきた、ジェーン・スーが、リスナーから寄せられた、シリアスな悩みから、トホホな相談まで、一緒になって考える『相談は踊る』のコーナー。

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ジェーン：クリンクリンさんは、すごく真面目だし、自分のやってらっしゃる仕事に、結構ちゃんとプライドを持ってらっしゃるんだね。

だからやっぱり、一貫してお客様に迷惑をかけないこと。

小倉アナ：うん。

ジェーン：お客様に対してきちんと、払ってもらった分、それ以上にサービスを提供すること、味を提供することってことに、こだわってらっしゃるのか、よく分かるメールでしたね。

小倉アナ：でも、そうですね。

アルバイトの仕事なのか

ジェーン：一方では大学生だろう･･みたいな、こういう、わたしの･･

小倉アナ：そうなのよね･･ビックリ！･･ランチ5000円、ディナー15000円で、お客様に、フロアが説明する業務を、バイトの学生がやるのかと･･ねえ。

ジェーン：わお。今BGMとちょっと合っちゃたね。

ジェーン・小倉アナ：わお。

ジェーン：っていうところが、若干、なきにしもあらずではありますなぁ。

小倉アナ：うん･･

すごいなぁ･･

ジェーン：これ、なんか、いわゆる･･1000円以上するランチ･･あ、ま、2000円以上するランチってことでしょう･･

小倉アナ：い･･かない、いかない、いかない。

ジェーン：いったことはあるじゃん。

ジェーン・小倉アナ：ある、ある、ある、ある。

ジェーン：そうすると･･大学生が給仕してくれることって、ほとんどないよね。

小倉アナ：と思う。あの、方々が、大学生だと思うなん･･

ジェーン：っていうか、大学生だとしたら、社会人入学でしょう。

小倉アナ：あははははは･･

ジェーン：だから･･ここは、アルバイトに任せるっていうのは、経営者の、でも、方針なんでしょうね。

たぶん、クリンクリンさん、経営者ではないから、板挟みになってるなと、思うんですけど･･

小倉アナ：ああ･･

、ま、だからこそ、こういう経験あるスタッフと、ペアになってやるってことなのかな？

ジェーン：んん･･で、半年･･でしょう？

小倉アナ：うん。

アルバイトだから

ジェーン：で、クリンクリンさんが、イライラして、他の人も教えたりしてるわけでしょう？

でも本人、半年続けるってことは、たぶん･･全然、伝わってないんでしょうね。

小倉アナ：それなりに、やる気もあって、気付いていない部分もあるっていう･･

ジェーン：あのねぇ･･

後輩とか･･

小倉アナ：はい。

ジェーン：ま、たぶん･･それこそ、何十年も、ちゃんと社員として雇用してたりとかっていう･･

人の気持ちを、考えると･･

小倉アナ：うん。

ジェーン：後輩とか、育てる役の人とかね･･本当にこう･･頭が下がるんですけど･･

小倉アナ：うん。

ジェーン：向き不向きが、まずあるじゃない。

小倉アナ：はい。

ジェーン：人には必ず向き不向きがあるっていうのが1つ。

あと、アルバイトだけど頑張ろうっていう人と･･アルバイトだからいっかっていう人が、やっぱいるんですよ。

小倉アナ：うん、うん、うん、うん。

ジェーン：で･･それは･･社会保障もついていない･･給料･･給料と時給換算してみたら、社員とは全然違う･･ということで･･

ま、その程度以上の仕事は、求めないでくださいって言う人もいて･･

だったらそういう仕事をさせて、おけばいいんだと思うんだけども･･

本来ならこれ、多分アルバイトの人がする仕事じゃないんだろうね、ここまで求められるんだとしたら。

小倉アナ：うん、ね･･

他の業務とか･･って、フロア募集だったのかな？

ジェーン：うん･･なんか、洗い場に行ってもらうのはどうかい？
って、今、思ったんだけどね。

小倉アナ：どう説明するんだろう？

なんか･･

ジェーン：いや、担当、持ち場変更ですとかって言えばいいんじゃないの？

それぞれの人に、得意なことはあるはずだから･･

小倉アナ：うん、うん、うん。

ジェーン：でも半年言われてもね･･怒られるとこ、わかんない、これはわかんないけど･･

怒られたり、嫌な思いするの含めて、バイトだと思っちゃってるところも、あると思うんだよね。

小倉アナ：うん･･

期待

ジェーン：自分が昔･･その、学生だった頃とか･･
ま、飲食の場合、わたし、したことないけど･･

新入社員のところとか、あのね･･

伝えるのが1番難しくて、個人的に思うのは･･

で、働いてる人間として･･ 1番わかってなかったのは･･

･･･

このクオリティ、この仕事量で、あなたを雇用しているわけではないんですと。

小倉アナ：うん。

ジェーン：もう少し･･質、量ともに･･あなたがここで働いている間に･･

多くのものを私はあなたに期待していますって･･

小倉アナ：うん、うん。

ジェーン：言うことが理解できてなかったと思うし、言うのが一番大変だと思う。

小倉アナ：うん、うん、うん、うん。

ジェーン：もっと、ちゃんとやってとかさ･･間違えないでとかって言うのって、子供の頃から言われてるから･･

小倉アナ：うん。

ジェーン：右から左で、ある種、聞き流せてしまうし･･

小倉アナ：うん。

ジェーン：ただ･･あなたを、月いくら･･あなたを1時間くらいで雇用しているのは･･

この時間帯に、これだけの仕事量を、このクオリティーで、やってくださいという、期待とともに、契約を結んでいるつもりなんですがっていうのは･･

なかなか紙面にはできないじゃん。

小倉アナ：うん･･

ジェーン：だけど、実はそれって、明確にあるんだよね。

小倉アナ：うんうん、うんうん。

ジェーン：で、それ以上の物をした人に･･

もしくは、それと同等のものを･･ばら･･バラツキがない･･人達に、次のチャンスがやってきたり･･

昇給のチャンスがやってきたりするんだけども･･

･･･

1時間適当にやってれば･･

いや、適当にやってもちゃんとやっても、給料一緒だし･･とか、時給一緒だしっていう･･

感覚の人に、どうそれを気付いてもらえるかだよねぇ･･

小倉アナ：んん･･

ま、とりあえず、今の･･ことを、本人に伝えて、出方を見てみるのも･･

手なんだろうけど･･

給料とのバランス

ジェーン：ん･･やった、その、TO DOリストなんかを作って･･

小倉アナ：うん。

ジェーン：どこ･･が、出来てるか出来てないかってやると、多分、追い込んじゃうん･･だと思うんですよ。

小倉アナ：うん。

ジェーン：単純に、あたふた、あたふたして、追い込んじゃうと･･もともとそんなに、得意ではないんだと思うけど･･ただ･･

えー･･半年続けてるっていうことと、他の人と、笑顔で喋ってるっていうこと･･

で、考えると･･

小倉アナ：うん。

ジェーン：わたしが思ったのは、自分が、期待されてるレベルっていうのと･･どこまでやることで、この時給が発生してるかってことを、理解していない可能性はあると思う。

小倉アナ：してないよね･･うん、うん。

ジェーン：わたしも多分、新入社員の時は理解してなかったし、バイトの時も理解してなかったし、それがわかったら結構背筋が凍るよね。

小倉アナ：うん、ぞっとする。

ジェーン：うん･･

小倉アナ：たしかに･･

ジェーン：給料泥棒とは言わないけど･･

まあ、わかんないよ、これで時給がいくらなのか、わかんないけど･･

そのよ･･その時給で、その期待はダメだろうみたいなのもあるからね･･

小倉アナ：まあねぇ･･

ジェーン：難しいバランスですね。

この方まあ、期待してることが、もう少し、高いうえで、続ける意思が、あるのかどうかは、聞いてもいいかもしれないなぁとは思いますね。

小倉アナ：確認してねぇ。

ジェーン：もしくは、人目につかない･･人目って、お客様と接しないところの、場所にするかだなぁ･･

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