娘の彼氏
高校生の一人娘がいる、専業主婦です。
最近、娘にボーイフレンドができたんですが、私の方が彼のことが気になって仕方がありません。
ボーイフレンドといっても、年齢が年齢ですので、付き合いも曖昧としたものです。
ま、そこが可愛いのですが、私は不安で仕方がありません。
娘に対して、気が覚めてしまったのではないか?
他に好きな子ができたのではないか?
なんでもないささいなことから、彼の行動が、不安でたまらなくなります。
苦しい
細かい事情を知らないと気が済まないので、彼とのFaceboobでの繋がりで、彼のことをチェックしています。
当の娘は、私は愛されていると自信満々なんですが、この私の不安と心配は一体なんなのでしょうか?
私は昔、大親友に恋人を取られたことがあるのですが、その時の恐怖や絶望感を、娘を通して思い出すことがあります。
また、この恋愛に関してだけなのですが、娘と私を区別できなくなるような感覚があります。
もしくはアラフィフ、 50代前後になって、私が、相手の男の子を好きになったということなのでしょうか?
自分でもさっぱりワケが分からないのですが、とにかく苦しいし、娘の手前みっともない真似もできません。
何か解決策がありましたらぜひ教えてください。よろしくお願いします。
2017年8月30日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。
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夫婦の触れ合い
大原:もう、これ普通ですよね。
まあ、一般的に言えば、あの母親っていうのはね、娘の恋人っていうのは、すごく興味があるんですね。
根本:ああ・・
中澤:ああ、そんなもんですかね?
大原:自分がその気になったつもりっていうのがあるのです。
だから、このお嬢さん、すごく素直で、お母さんに何でも話すんでしょうね。
話せないお母さんだったら意味がないんですけど、で、このお母さんも恋愛が好き。
ただし、ちょっと申し訳ないですけど、夫婦関係が、他人から見てもうまくいっていると思うんですけども・・
お母さん寂しいのか、夫に遠慮している関係なのか、それを感じるんです。
まず、 「私は変なのでしょうか?」・・「はい、変です。」
中澤:あ、変ですか?
大原:変っていうのは、精神的なものじゃなくって、自分の中の女の部分が、満たされてないっていうことを自覚してくださいということです。
そしてそれをですね、自分が、現実を受け入れ・・なくって、その娘の・・子・・ボーイフレンドを見ながら、昔の再体現、始まるんですね。
・・・
そうすると、再体現と・・そのボーイフレンドが、昔の彼に重なってきちゃうんです。
・・・
すると、夫の存在がなくなっちゃうんです。
そうすると今度は、その中で、現実忘れたいものですから、その娘のボーイフレンドを、どんどんどんどん自分の想像の中で・・こう、広がっていっちゃうんですね。
そうすると、 「ああ、振られるかもしれない。」・・って。
まさに、私、昔のことを・・って、本当にそうです。
昔のことを・・ま、昔の、この人が、好きだったんでしょうね。
夫が、れ・・もしかしたらですね、これもまた、欲しいんですけどね(多分、連絡)、こういうケースの方の、パターンです。
大雑把ですよ、あくまでも。
統計的には、まず・・えーっと・・
・・・
今の夫は、恋愛結婚であれ、お見合い結婚であれ、好きだったことはあるんですけども・・
好きだったっていう一瞬の・・欲望で結婚する、あるいは、家なら・・煩わしいから、結婚して、独立する・・って。
そういう人なんです。
で、結婚した場合に、この彼女の中にですね、彼女じゃなくてお母さんの中に、あるいは、まあ、他の人でもそうです。
前の・・
今、ちょうどこの、ボーイフレンドで思い出した。
彼、今でも引きずってるんじゃないでしょうかね?
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親友に取られた彼氏
根本:ほお・・
中澤:へええ・・
・・・
根本:彼氏・・取られたことを?
中澤:取られたことを?
大原:うん。
根本:はああ・・
中澤:かなりもう・・何十年も前の話し・・に、なりますけど・・
大原:いやいや、絶対忘れてないですから。
・・・
そして、娘の恋愛、心配ではなくって
もう自分、そこに入っちゃってるんですね。
・・・
そうすると、娘・・そこで、自分が昔、願望・・よ、要するに、自分が満たされた・・が、なかったものを・・
自分が、心の中で・・娘さんを通して、恋愛してるんですよ。
・・・
だから、もの凄く、苦しくなると思います。
ドキドキしちゃうし。
もう、娘さんの・・その・・娘を取ってしまったら・・
逆のタイプです。
・・・
親友に、取られましたって、言いましたね。
今度、自分が・・娘の・・これ、娘をAさんとしましょうか。
中澤:ええ。
大原:逆の友達のパターンに、自分がなりたいんです。
わかります?
根本:ああ・・ああ、ああ、ああ。
中澤:え?え?・・ちょっと待って下さい。
えっと、じゃあ・・自分・・
根本:結局、お母さんが、その親友・・みたいに・・
大原:の、立場になった時に・・ドキドキしちゃうんです。
根本:なっちゃって・・うん・・うん・・うん・・
なっちゃんじゃないかっていうね・・
大原:だからこれ、娘と書いてあるから、ややこしくなるんであって・・
これを、実は、わたしの妹とか・・
ね、妹とか・・それから、え・・
誰だろ?誰だろ?・・親戚の・・従妹・・なんでもいいです。
・・
に、置き換えたら・・
ドキドキするの、わかるでしょう?
・・・
中澤:ああ・・え?・・じゃあ、この後、もの凄く、苦しい・・じゃないですか?ずっと・・
大原:お、お母さん、恋してますもん。
中澤:どう・・すればいいんですか?
大原:それで、第三者から見るとね。
え?こんな学生を?と思うかもしれません。
もう、お母さんの目には・・昔の彼が、来てるんですもん。
眼前に。
・・・
見てる本人は、坊やちゃんよ・・その、学生。
だけど、自分の心と・・喋ってる内容と、頭の世界は・・
だからもう・・ドキドキしちゃうんです。
と、夫の手、触れるのも嫌ですよ、きっと。
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夫との関係
中澤:どうしましょう?
これ、だって、娘が別れない限り、ずっと、そんな苦しい・・でも、別れて欲しくもない・・でしょうし・・
根本:さ、冷めないんですかね?
中澤:どうしたらいいんですか?先生・・
大原:まずこれは・・まず、これは、誰でもあるってことですよね。
で、ある面で、良かったと思う、わたし・・
自分が・・自分が・・
取られたり・・関係の中のものを、もう一回、自分のところの、取る側に立ってるんですから。
の、経験を味わってる。
取ってないですよ。
中澤:ええ、ええ、ええ。
大原:その・・娘の恋人を、好きになっちゃったってことです。
背景は。
・・
それを・・経験したことは、良かったですね・・ってことです。
もう、受け入れることです、自分が。
・・・
ただし・・
ただし・・
これを、解決するには、夫との関係を、元にもど・・もど・・戻せるじゃダメなんですよ。
中澤:そっか・・
大原:どもっちゃいました、興奮しちゃって。
・・・
夫と、触れてないと思いますよ、絶対に。
中澤:戻ります?・・でも?
根本:夫との、関係が、戻らない場合には・・
大原:だって、本来は・・
夫と・・ね・・いい関係だったら、行かないですよ。
中澤:きっと、そうですよねぇ。
根本:まあまあ、それはねぇ。
大原:問題は、なぜ、こういう現象が、起きてしまったかというと・・
夫との関係が、疎遠になってしまったんです。
・・・
それなった時に・・ふと、昔の彼を、思い出す時あるし・・
あるいは、心のどっかに、あったはずなんです。
それ、たまたま・・
・・・
娘と、あった時・・自分で、再体現しちゃったんです。
・・・
中澤:だけど・・
そんなに、目の前に、好きな人がいて・・
夫との関係を、修復っていうのは、難しいじゃないですか?駄目なんじゃ・・
大原:いや、好きが、成人だったら、いいんですけどね。
大人だったら。、
学生ですから。
・・・
どっかに、現実を・・見たら、まだ、子供だわ・・って思う時、あるでしょう?
中澤:そっか・・
大原:だから、安心だ・・って言ったの、そこなんです。
根本:あっ・・いつかは、冷めるってことですね、じゃあ。
大原:冷めます、それは。
中澤:ああ・・
大原:それ、冷めます。
中澤:あ、さぁ、それが・・じゃあ、逆にその職場での誰かだったとかじゃなくって、良かった・・
大原:それ、気付いて欲しいのはね。
今の、解決じゃないんです。
これ、娘さんが、別れてね・・「もう、別れちゃったは、あの彼と」と、言った時にね。
本人、「えっ!?」・・って、ショック受けますよね。
でも、ある時期。
あ、違うわ、わたし、ちょっと・・
・・・
仮想の・・
根本:バーチャルだったと。
大原:バーチャルだったんだと。
根本:うん。
大原:いうこと、気付くでしょうね。
・・
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再体現
だから、今、完全に、自分が、「どうしたんでしょう?」ってことを、いや、あなたは、昔の・・
再体現を、してるんですよ。
で、もう一つは・・
今の夫と、結婚する前から・・その彼が、忘れられないんです。
どっか、心にあったんですよ。
それが、出てきた、思いっきり。
で、たまたま、娘さんの話しが出た時に、なんか、もう、ドキドキして・・
娘さんが、彼がね・・こうねって、喋った時に、自分がですね・・
その親友に・・
喋ってること、娘さんに、やってるんですよ、きっと。
・・・
で、娘さん、お母さんとして、安心して、喋ってるんですね。
で、お母さんが、もう、帰ったのを彼女には、もう、安心して、親友なら、喋ったという・・
だから自分が、双方の経験、今、やっているわけです。
だから、ドキドキするんです。
中澤:そっか・・
大原:なんの心配もいらない。
中澤:大丈夫なんですね?
大原:うん、バーチャルです、これ、間違いなく。
根本:今のこと、自分で、分析すれば・・
大原:そうです。
根本:客観的に思えば・・大丈夫だってことですね?
大原:大丈夫です。
中澤:いやぁ・・なんか・・
大原:全然、心配することない。
中澤:そうですか?・・現実を・・
大原:うん。、
お母さん、楽しめば、いいんじゃないの?
中澤:あ・・先、楽しんで、まだ、大丈夫・・
大原:だって、向こうの・・お子さんは・・
お母さんと、見てますから・・
おばちゃん、で、見てますから、いくら、あなたが、心、ときめかしても・・
あなたの世界の中で、楽しむことは、必要なので。
中澤:そうですねぇ。
大原:それで、早目に、夫と、向き合って欲しい。
中澤:ああ、そうですか・・
大原:絶対、夫とは、触れてないです。
100%
中澤:うふふふ・・
大原:怒られちゃうかしら?
(アドバイスは音声で確認を)
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