主人と私の両親と同居中
ラジオネーム:箱入り娘さん
私は7歳の女の子と、 3歳の男の子の母です。
主人と私の両親と同居しています。
私の悩みは、主人と私の両親が、仲が悪いことです。
両親と私の主人の不仲のきっかけは、うちの主人が、前に勤めていた会社でリストラにあい、私たち家族は事実上食べていくことができなくなって、その結果、私の実家に入ることになった事でした。
また、私たち夫婦は、いわゆる、できちゃった結婚で、このことも両親からすると、主人を嫌いになるきっかけになってしまいました。
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主人抜きの七五三参り
同居していても、ほとんど会話を交わすこともありません。
去年の11月、子供たちが、七五三のお祝いの年齢となり、神社にお参りに行ったんです。
でも、私の主人が働きに出た、その留守を狙って、子供2人、私、そして私の両親の5人で、お参りとお祝いをしたのです。
そのあと5人で写真も撮りました。
しかし、そのこと自体、主人抜きでやったことなので、とてもいい写真が出来上がってきたのですが、その写真を飾ることができません。
今もタンスの奥に隠しています。
もうこのような、嫌な雰囲気で生活するのは嫌です。
でも私は、両親に反抗したことがありません。
出て行くにも、経済的に苦しく、出て行かれません。
先生のどうしたらいいでしょうか?というお悩みです。
2017年1月18日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。
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加害者と被害者の立場が逆
大原:まぁ、あの、お正月はね・・
中澤:はい。
大原:明けて、数週間になりますけれども・・
中澤:はい。
大原:ちょっとこれはねぇ・・
中澤:ええ。
大原:いいですか、佳子さん?これはね・・
中澤:はい、ど、ど、ど、どうぞ、どうぞ。
大原:これは、許し難い。
中澤:許し難い?
根本:許し・・そ、そうですか?
中澤:えっ?誰を許し・・この方をですか?
大原:この方です。
中澤:ほう。
大原:これ、典型的な・・加害者が、被害者の立場になって・・そして悩みをですね・・他者に、かぶしてるんですね。
中澤:あ、この方、被害者じゃなくて、加害者ですか?
根本:加害者?
大原:とんでもない、箱入り娘。
中澤:はあ?
仲を悪くした原因はあなた
根本:あ・・というのは・・
大原:と申しますのは、えーっと、まずですね・・主人と仲が悪いと両親が・・
中澤:はい。
根本:はい。
大原:あなたが・・仲間悪くしたんです。
根本:はあ。
中澤:へええ・・
大原:まずそれだけを、思っていただきたいんですね。
中澤:はい。
大原:で、もう一つ、その一番いい例ですね。
中澤:はい。
大原:あとで詳・・あの、詳しくしますけれども・・
中澤:はい。
大原:昨年の11月の七五三の件です。
中澤:ええ、ええ、ええ。
・・・
大原:これ・・お婆ちゃん、お爺ちゃんを、悪者にしているんですよ、この方。
中澤:ああ、ああ、ああ・・
大原:これ、あなたがね、そこに、出席してなかったらいいですよ。
中澤:はい。
大原:自分はそこに、&%$、写真撮ってるんですよ。
中澤:うん・・ええ。
大原:私は、写真を撮るのね。
中澤:はい。
大原:でも、おばあちゃん、おじいちゃんは嫌だわ・・うちの主人、呼ばなくって・・っていう・・あなたは・・夫に声をかけてないんです。
かけられないんですね。
中澤:ああ、そうですよね、この方が、かけておけばねぇ。
大原:そう!つまり、おじいちゃんおばあちゃんに対しては、自分の居心地いい場所をつくる。
根本:うん。
中澤:はい。
大原:夫に対しては・・夫と私の関係がうまくいけばいいと思って・・関係を持ってる。
中澤:うん。
大原:これ、最後に・・このまますまないですよ、この女性は・・この考えでは。
中澤:ああ・・
火に油を注いでいる
大原:大事なことはね、夫がそのぅ・・お姑さん達に対して、立場悪くしてますけれども・・
中澤:はあ・・
大原:あなたも、火に油を注いでるのではないかなと思ってるんですね。
中澤:はあ・・
根本:はあ・・
大原:もっと限定で、言うと・・
中澤:はい。
大原:だったら、そんなにね・・酷い親だし、文句言うし、夫ももう、つまんない顔してるし・・家の中がもう、うんざいするなら・・
中澤:はい。
大原:出て行くことですよ。
中澤:そうですねぇ。
大原:ありがたく、出て行って、そして夫と4人で生活したら、初めてわかる・・できない状況を知っていて・・私のできない状況は、実家でまかなって貰う。
中澤:うん。
大原:っていう、土台を忘れて・・もう、そこからが・・自分の都合のいい、土台で始まっているとかですね。
根本:うん。
中澤:ふーん・・
大原:まず、できちゃった結婚。
中澤:はい。
大原:お父さんお母さん、すれば・・絶対に・・面白くないですよね。
中澤:はあ・・
大原:でも、これは・・あなた、箱入り娘さんが、夢中になったことだと思うんですね。
中澤:はぁい。
大原:娘が好きになって、子供を作ってしまったために・・ご両親は納得したんだと思うんですね。
根本:うん・・
中澤:うーん・・
大原:そして、夫がリストラにあったら・・あら?住む家がなかったわ・・じゃあ・・実家に行きましょう。
っていう・・その・・抵抗もなく。
中澤:うん・・
大原:実家に入れる、あなた達、夫婦。
中澤:はぁい。
大原:そしたらね、よく、この、御両親がですね、七五三のお祝まで、してくれるってことは・・まさに、箱入り娘であったかもしれないけれども・・
この箱入り娘、いつまで続くかね・・
根本:うん・・
中澤:うーん・・
大原:問題は・・
非常に、世の中に多いんですけども・・自分の位置、忘れてしまうんですね。
中澤:はぁい。
自己中心的な生き方
大原:今、あなたの位置は・・第三者・・両親でなければ、できないことやっているんです。これ全部。
中澤:うーん・・
大原:佳子さん、やりますか?
中澤:いやあ、なかなかできないですよねぇ。
大原:ね、これ逆に、姑さん達じゃないと、できないですよ、これ。
中澤:絶対にできないですねぇ。
大原:ね?
中澤:はぁい。
大原:結局何かっていうと・・この彼女が・・常にこれからですね、大事なことっていうのはですね。
自分さえよければということです。
中澤:うーん・・
大原:自己中心的な生き方。
中澤:うーん・・
大原:で、もっと言うとね、キツイこと言ってしまいますけれども・・優柔不断なやり方してるんです。
それ優柔不断って言えるのは、この言葉が本音であるならばですね・・
中澤:はい。
大原:『私は、両親に反抗したことがありません』
中澤:ええ、ええ。
根本:うん。
大原:これだけ、唯一の、私が信じられる部分なんです。
根本:はい。
中澤:ふーん・・
大原:いい子だったんでしょうね、きっと。
中澤:ねえ。
・・・
大原:ですから、そのいい子っていうのは、世の中にないんです。
・・・
中澤:ない?
大原:はい。
ないですよ、いい子って・・自分でいい子って、&%$ありません?
中澤:はい。
大原:いい子っていうのは、第三者が見ていい子ですよね。
中澤:うん、はぁい。
大原:で、本人は・・自分が第三者で見て・・わたし、すごくこうして不満があるんだけども、お父さんもお母さんの話を聞いてるわ・・なんていい子でしょって、いい子なんです。
中澤:ふーん・・
根本:うーん・・
大原:怒りとか、憎しみを持っているけれども・・それを我慢してる・・このわたしが・・いい人なんです。
中澤:はあ・・
大原:それぐらいに彼女は・・お父さんお母さんの・・の・・中で、優柔不断に生きているんでしょうね。
中澤:ええ。
優柔不断な生き方
大原:で、わたしはね、この彼女に理解できるんです。
優柔不断に生きることはね、人は責めますけれども・・
中澤:はい。
大原:優柔不断でなければ生きて来れなかったんですね。
中澤:ふーん・・
大原:もう、言いなりに・・
中澤:はい。
大原:イエス、ノー、はっきり言わない。
中澤:ええ。
大原:相手に任せる。
中澤:うんうん・・
大原:ことをやってきたんです。
で、初めてこの彼と結婚したときに、そのできちゃった結婚の時に・・
・・・
お父さん、あの人と、結婚しますと言う前に・・
中澤:はい。
大原:子供を作った、早いっていう・・
中澤:はい。
大原:彼女にとっての優柔不断な生き方は・・
言葉で言質はとられないで・・
中澤:はあああ・・
大原:できた形で、相手に訴えることです。
根本:うん、うん。
中澤:でも、許してもらっちゃうっていうか・・
大原:そう、そうです。
中澤:自分で、ほら・・ねえ。
大原:そうです、そういう状況に、持っていくってことです。
中澤:持っていっちゃう・・ほう・・
大原:そういう、交渉のやり方なんです。
中澤:ほう・・
大原:だから、七五三も、もう、お父さん、お母さん、駄目・・あの子は、余計って言ったら、それは、先ほどの幼児期と同じ、優柔不断で合わせちゃうんです。
中澤:ふーん・・
大原:怒りが凄くあるんです。
中澤:ふーん・・
大原:そこと、もう一つはね。
中澤:はい。
大原:でも、写真は綺麗に撮ってる。
中澤:ええ。
根本:うん。
大原:この写真は、飾りたい。
中澤:うん。
根本:うん。
大原:でも・・夫に言えない。
中澤:うん。
根本:うん。
大原:それまた、悔しいんです。
中澤:はああ・・
根本:ふーん・・
大原:今度は、この写真を、みんなに見せたいんですよ。
中澤:ええ、ええ。
大原:うわー、綺麗に撮れてるなって。
中澤:ねえ。
大原:でも、夫がいないことが、不満じゃない。
中澤:はああ・・
大原:自分が、夫に言えないんですね。
だから、夫に事実を喋れない自分に・・苛立ってるんですね。
その、自分を苛立ってるのを、全部、ここに最後に書いてありますね・・
中澤:はい。
大原:こんなものは嫌だと。
中澤:ふん・・
大原:自分自身が、もう、どうしていいか、わからないと。
中澤:はい。
大原:こんな、嫌な雰囲気でって・・
中澤:はい。
大原:あなたの感情ですよってことなんです。
根本:ええ。
大原:あなたは、優柔不断であるけれども・・わたしが、作ってるんだってこと。
中澤:ふんふん・・ふんふん。
大原:私自身が。
中澤:ええ。
愚痴は言わない
大原:優柔不断、わかってるならば・・今度は、夫には・・
自分の両親の愚痴は、絶対に言わない。
中澤:はい。
大原:もっと言うと・・ねえ、わたしね、両親の悪口、言ったんだけれど、友達から言ったらね、うちなんかね、その、あなた達みたいなやり方・・やったらね、みてくれないわって・・
中澤:ふーん・・
大原:出て行けって言われちゃうのよね。
中澤:うん・・
大原:だから・・あんな&%$っても、いい、両親かもねってことを、あなたが・・
中澤:はい。
大原:言うべきなんです。
中澤:夫にね。
根本:うん・・
大原:夫に。
中澤:うん、もう、本当にわたし・・
大原:$%&ても、いいけども、今日ね、なんとなくね、母は言わないんだけど、ここに、ビール置いてあるけども、飲んでいいっていうことだと思うわよ、だから飲もうよ。
飲みながら・・
中澤:うんうんうん・・うん。
・・・
大原:うん、すっごく子供をみてくれるの、君たちの子供だからって・・言うのよねって・・
中澤:うんうん・・う、うんうんうん・・
大原:ありがたいわねって・・ことを、あなたが、言わなくちゃ、いけないんです。
中澤:夫にね。
大原:言ってないです。
中澤:ああ、ちゃんとその、橋渡し・・
大原:そうです。
中澤:するべきですよねぇ。
大原:でも、こういう関係、言えないんです。
中澤:うん・・
大原:お婆ちゃん、お爺ちゃん、夫の、悪口言う時は、黙ってるんです。
中澤:ああ・・
根本:ああ・・
大原:言ったら、お爺ちゃん、お婆ちゃんに、嫌われると思ってるんですね。
中澤:ああ・・
根本:はあ・・
大原:で、今度、夫に言う時は、黙ってるんです。
中澤:ふーん・・
大原:で、両方とも、やっぱり彼女、言ってると思ってるんですよ。
中澤:ああ、そっか・・
根本:ああ、感じ・・
大原:だから・・この、言えないってことです、その、優柔不断っていうのは・・
言葉に出してしまうと、駄目なんですね。
中澤:じゃ、まず、この方は、自分の立場をしっかり考えるということですねぇ。
大原:ええ・・そうです・・はい。
中澤:でも、どうしてもアレだったら、出てって・・
根本:出てくのが、また、近道だってことだね。
中澤:ね、ちゃんと現実を見なさいっていうことで・・
大原:そうしたら、お父さん、お母さんの・・感謝がわかります。
根本:うん・・
中澤:うん、はい、わかり・・
大原:でも、知ってると思いますよ。
出て行ったら、いけないってことはね。
中澤:はい。
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