上司受けの良い後輩が嫌い

大原先生に聞いていただきたい話があります。
私は32歳の会社員で、独身(女性)です。

 

職場に大嫌いな後輩がいます。
彼女は私の3つ下なんですが、とにかく調子がよくて、自分では仕事をしないのに、手柄をもっていく・・みたいな人で、上司受けはすごくいいんです、でも、結局やっているのは私なんです。

 

失敗は全て押し付けられて、何度、関係先に謝りに行ったのかわかりません。
でも、直接彼女に何も言えない自分を情けなくなります。

 

本当に彼女を見るだけで、具合が悪くなるくらい嫌いです。
もう関わりたくない、早くどこかに異動して欲しいのですが、なかなか動いてくれません。

 

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上司との不倫現場

そんな中、私はとんでもない言動を見てしまいました。
休日、東京に遊びに行ったとき、その彼女が、会社の既婚の上司と手をつないで、ベタベタしながら、歩いていたんです。

 

明らかに不倫です。

 

私の職場は金融関係の堅いところで、不倫どころか社内恋愛も、あまり歓迎されません。
この事実を突きつけて、今までの恨みを晴らしてやろうか。

 

それともさらに上の人に言いつけてやろうか、とも思っているのですが、その上司はとても良い人なので、傷つけるのはためらわれるんです。

 

なんとか、その彼女だけを懲らしめたいんですが、どうするのが効果的でしょうか?
と言いながら、こんな風に考える私は、器が小さくて卑怯な人間なんだろうなぁ、とも思うんです。
でも今までのことを考えると、悔しくて、どうにかしてやりたい気持ちでいっぱいなんです。

 

私は、おかしいでしょうか?

 

2017年3月22日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。

 

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女心

大原:なんか、すごく、女心の心情をついて、素直ですよね。

 

中澤:なあぁ・・

 

大原:わかります、その気持ちは凄く。

 

中澤:ええ、はい。

 

大原:わかりますけれども・・これを、こうして言ってしまうと。

 

根本:ええ。

 

・・・

 

大原:彼女、最後は・・

 

・・・

 

どうなるんでしょうね?

 

ってことなんです。

 

中澤:ああ・・

 

大原:なぜかって言うと・・

 

中澤:ええ。

 

大原:心情、もの凄くわかります・・

 

根本:うん。

 

大原:わたしも、そういう経験しましたから・・

 

中澤:うん。

 

大原:わかるんだけれども・・

 

・・・

 

なにが違うかというと・・

 

中澤:はい。

 

大原:まず、この後輩・・あなたにとっては・・羨ましい人ですよ、きっと。

 

根本:ああ・・

 

中澤:あああ・・

 

大原:これどこか、共通性のある人です。

 

中澤:へええ・・

 

 

見た目は大事

大原:ねぇ、でね、この、後輩は・・結構、服装はきちっとしてるはずです、間違いなく。

 

中澤:ほうう・・

 

根本:ほう・・

 

大原:人間は・・同じ失敗でも・・服装によっては・・失敗が、失敗でない場合が、あるんですよね。

 

中澤:ええ?そうなんですか?

 

大原:だって、今日の、根本さん、また背広なんですよ。

 

中澤:ですよねぇ。

 

大原:根本ちゃん、仕事ね・・

 

中澤:月曜日は、ねえ・・

 

大原:そうでしょう?

 

中澤:うん。

 

大原:素敵なのよ、今日、今週も。

 

中澤:なんかこの、大原先生・・

 

大原:どうしたの?

 

根本:いや・・だから、先生に会うには、やっぱりこう、ピシっとした方が、いいかな?と思って。

 

中澤:ふーん・・

 

大原:根本さんね、ここだけの話し・・

 

根本:はい。

 

大原:仕事がゼロでできなくっても・・

 

根本:はい。

 

大原:その服装見たら・・有能な・・

 

中澤:あははははは・・

 

大原:根本さん。

 

根本:仕事は、ゼロでもっつうところ・・

 

中澤:できなくても・・

 

大原:も・・

 

根本:いらないと思うんですけど。

 

大原:百に見える。

 

根本:ああ、そうですか。

 

大原:中、空っぽでも、百に見える。

 

中澤:あはははは・・

 

根本:いや、いや、そう、まあ、表面だけでも、嬉しいです。

 

大原:でしょう?・・で、その服装が、似合う顔なんですよ。

 

根本:あ、そうなんですか?

 

中澤:ふん・・

 

大原:一度、見せてあげたい。

 

ねえ、佳子さん?

 

中澤:いぃ・・・やぁ・・・

 

根本:いや、そんな・・

 

大原:こんなに、いい顔になるなんて・・

 

中澤:いやぁ・・

 

大原:惚れ惚れしちゃう。

 

中澤:いやぁ、そこまで、わたしは・・

 

根本:あら、そうですか?

 

大原:うん。

 

根本:いやいやいや・・

 

大原:そのように、服装って、大きいんですよ。

 

根本:そうなんですか?

 

中澤:うん、でも、もう、見た目はね、大事ですねぇ。

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嫉妬

大原:そうです、この彼女ね・・

 

中澤:うん。

 

大原:服装で、負けてるはずです、きっと。

 

根本:はあああ・・

 

中澤:はあ、そうですか?

 

大原:例えばですね、全部、この後輩がね・・

 

中澤:ええ。

 

大原:彼女の、せいにしたとします。

 

中澤:はい。

 

根本:はい。

 

大原:服装が、あまりにも、きちっとしてしまうと・・

 

中澤:うん。

 

大原:わたしが上司の場合に、うん?・・・

 

違うだろうって・・あっち・・こんなに、きちっとした服装で・・まさかと思いますよね。

 

中澤:ああ・・

 

根本:ああ・・

 

大原:そう、思いませんか?

 

中澤:はい。

 

根本:ええ。

 

大原:それがね・・何度も、わたしが謝りに行ったと・・言ってますよね?

 

中澤:書いてありますね、はい。

 

大原:たぶん、ピッタラ、ピッタラ、出て来て、「すいませーん」って言った時に・・

 

だから、君だから、困るんだよ、になっちゃうんですよ。

 

中澤:はああ・・

 

根本:はああ・・

 

大原:これ、まず第一に、服装がね・・悪いとかは言わないですよ。

 

根本:ええ。

 

大原:あなたに合った服装っていうのが、自分にないはずなんですよ。

 

中澤:うーん・・

 

根本:はあ・・

 

大原:はい、まず、後輩に、服装で差をつけられました。

 

根本:はい・・

 

中澤:差をつけられました・・はい。

 

大原:うん・・そうです、これは。

 

根本:はあ・・

 

中澤:はい。

 

大原:例えばね、えーっと、同じ・・例えば、とにかく調子が良くって・・自分ね・・では、仕事をしないのにってこと・・

 

中澤:うん・・

 

大原:しないって彼女は、あなたは言ってます、同僚で・・本当かもしれない。

 

中澤:はぁい。

 

大原:でも、しているように見えるのは、どこで見えるかってことです。

 

根本:うん。

 

大原:言葉遣い・・めりはり・・

 

中澤:はあああ・・

 

根本:はああ・・

 

中澤:実際に、してるようには、見えてるわけですからね。

 

大原:そうです。

 

見えてるんですよ。

 

会社だって、馬鹿じゃないですから・・

 

根本:ええ。

 

中澤:ふーん。

 

大原:そうすると、もしかしたら、あなたがね、ヒラヒラのね、スカートを履いたとする、ながーく、ロングで。

 

中澤:うん・・

 

大原:で、サンダル・・例えばの話しね。

 

根本:ええ。

 

大原:で、キシって書いたとします。で、一方はね、シャッキっと事務的にやった時にね、「あ、それ、わたし持ってくは」と、持って行かれたとします。

 

中澤:うん・・

 

大原:と、本人が、「え?ちょっと、わたしがやったんだけど」って、言っても、その時の状況、一瞬の光景を見た時に・・

 

一方は、事務的に、スマートにやってますよね。

 

中澤:ええ、ええ。

 

大原:一方は、ビタビタとしますね。

 

中澤:ふーん・・

 

大原:と、何やってるんだよって言ったときに・・ああ、わたしが、持っていって、先に持って行った人間が・・ビタビタの服だったら・・

 

中澤:うん・・

 

大原:あいつは、なんでも仕事を取るんだになってしまうけれども。

 

根本:うん。

 

中澤:うーん・・

 

大原:非常にね、切れ味のいい服装だった時に、言わないですよね。

 

つまり、この後輩は、仕事の悩みではなくって、まず返事・・言葉遣い・・行動、機敏なはずなんです。

 

中澤:はああ・・

 

根本:あああ・・

 

大原:そ、それは・・人が見てね、見た目ですよね。

 

中澤:うん。

 

大原:見た目で、差があると。

 

で、全て、わたしがしてると・・

 

中澤:はぁい。

 

大原:結局、やってるの、わたしなんです・・って言うけれども・・なぜ、それを周りが見ないんだろうかってことです。

 

中澤:はあ・・

 

根本:うーん・・

 

中澤:わかりますもんね、きっとねぇ、会社だって・・

 

根本:そっか、そこら辺をちょっと、嫉妬してるんですねぇ。

 

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仕事ができるとは

大原:そうです、例えば、えー、佳子さんが、それ書いています。

 

中澤:はい。

 

大原:で、仕事は細くやってますよ。

 

でも、一生懸命、なんかやってます、なんか・・

 

中澤:うん・・

 

大原:で、わたし来た、「あ、まだ?あ、わかった、わかった、ちょっと貸して・・あ、これとこれ、線引いて、じゃあ、わかった、上司に持ってく」ってなったら、あなた、「ああ」でしょう?

 

中澤:「ああ」ですね。

 

大原:で、立ち上がったら、スカート、ビラビラ。

 

中澤:はい、ビラビラ・・あはは・・

 

大原:違います?

 

中澤:うん・・

 

大原:その時、持って行った時に・・あ、上司、コレって言った時に・・

 

誰が、やったとは言わないですよ。

 

中澤:はい。

 

大原:わたしが、持っていったの。

 

中澤:うん。

 

大原:でも上司、「ああ、ありがとう、君、助かるよ」って言った時に、やられたと、あなた、思うわけですよね。

 

中澤:ああ・・ふーん、なるほど。

 

大原:誰に見えてもね、人の仕事を持っていったら、周りが気付くはずです。

 

中澤:ええ。

 

根本:うん、うん、うん。

 

大原:要するに、「君がやっても、最終的な、決済は、彼女の方が、安心だ」ってものが、あったんじゃないかと思うんです。

 

中澤:ふーん・・

 

根本:うん・・

 

大原:職場っていうのは、仕事ができるっていうのは・・やっぱり、即決の判断。

 

中澤:うん。

 

根本:うんうん。

 

大原:スピード感。

 

中澤:うん・・

 

根本:うん。

 

大原:あの、もたもた説明しない、言い訳しない。

 

中澤:うん。

 

根本:うん。

 

大原:そういう人達、仕事ができるっていうんですね。

 

中澤:はぁい。

 

大原:仕事ができても、遅かったり、言い訳した時は、これ、できない能力になっちゃうんです。

 

中澤:はい。

 

大原:だから、是非とも、このあなたはね・・

 

中澤:はい。

 

大原:仕事を貰った時に、絶対に彼女に負けたくないわ。

 

だから、この書類は、100%完璧にするわと言って・・長い時間、書類を、自分の手元に置かないことですね、まずは。

 

中澤:うんうんうん・・はあ・・

 

根本:はあ・・

 

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和の世界

大原:この彼女の場合、言いたいのは、コミュニケーションが下手。

 

中澤:はい。

 

大原:立派な女性が好かれると思ったら大間違い。

 

中澤:うん・・

 

根本:うん。

 

大原:学校の勉強と違って、会社は、和です。

 

中澤:はい。

 

根本:うん。

 

大原:和の世界。

 

本当に真面目で、仕事ができることは認めていいです。

 

でも、学校の勉強と違う・・社会とは、そんなもんじゃないということ?

 

中澤:うん・・

 

大原:それを・・自分が気付いたことと、自分が、何を求めているかを気付けば・・

 

彼女は、上手くいきます。

 

中澤:そうですか?

 

大原:うん。

 

中澤:是非、みなさん、ねえ、もう、きっと、ああ、わかるわかるって方も、いらっしゃったかもしれませんね。

 

根本:そうですね。

 

大原:もう、この気持ち、わかりますから。

 

中澤:うん。あのぅ・・上手くやってください。

 

根本:ふふふふ・・

 

大原:頑張って。

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