家を出た夫と話し合う余地はあるか

ラジオネーム、タヌキの母さん、という39歳の方です。

 

私には2人の娘と夫がいます。

 

20代前半で長女を授かり、結婚、この15年間暮らしてきました。

 

若くして結婚したので、衝突も多く、ケンカばかりの日々 。

 

相手の欠点を見つけては冷たい言葉を浴びせあい、そんな生活に耐え切れず、夫は家を出て行ってしまいました。

 

敷地内に、義理の父と母の住む家があるので、そちらに居るんです。

 

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戻ってきて欲しい

夫からは、「子供が高校卒業をするまでは家に居てもいいが、いずれは出て行って欲しい」と言われています。

 

離婚という言葉も出てきました。

 

夫が出て行き、初めはマイペースな生活が送れて、清々しくて良かったんですが、片親での生活は体力的に大変で、当たり前だった暮らしはだいぶ夫に支えてもらっていたんだなぁということに今更気づいています。

 

心にぽっかり穴の空いたような寂しさもあります。

 

戻って来て欲しいです。

 

家族4人で暮らしたい

義理の父と母は、夫婦喧嘩は、「犬も食わない」と呆れながらも、見守っていてくれて・・義理の母が作ってくれる夕食を、一緒に食べさせてもらっています。

 

(夫は帰りが遅いので、多分、一緒にならないということですね。)

 

ただ、こんな生活を1年も続けてしまいました。

 

娘からは、「パパがいない方が細かいことを言われないし楽」「パパはすぐ怒るしママはヒステリーだから、今のままがいい」」と、言われてしまいました。

 

週末は、子供だけにご飯を作って招待したり、時に私の留守に、こちらの家を覗きに来るようにです。

 

お互い冷静なったところで、話し合えばまた4人で暮らせるんじゃないかな、という私の考えは甘いでしょうか?

 

もし話し合える余地があるならば、私はどんな心構えでいたらいいでしょうか?教えてください。

 

2018年2月14日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。

本当に大事なのは誰か

中澤:え・・看護師さんをされているので、きっと夜勤などもね、忙しく・・されてる方でしょうか?

 

大原:うん・・

 

中澤:あ、はぁい。

 

大原:佳子さん。

 

中澤:どうでしょう?

 

大原:あんぐりです、これは。

 

中澤:あんぐり?

 

根本:はあ?

 

大原:すごい女性ですねぇ。

 

中澤:ああ、そうですか?

 

大原:えっ?だって・・夫が自分の家の近くに居られなくって。

 

中澤:はい。

 

大原:ね、夫が実家に帰って・・

 

中澤:はい。

 

大原:彼女、ここに居座るんですよねぇ?

 

中澤:そうです・・

 

根本:そうですねぇ・・

 

大原:その後に・・夫のお母さんの食事を・・

 

中澤:はい。

 

大原:食べる。

 

中澤:食べている。

 

根本:はぁい。

 

中澤:はい。

 

大原:いやあ・・こういう生活をさせていただいて・・

 

・・

 

も、ま、今、看護師さんとおっしゃってますねぇ・

 

中澤:はぁい。

 

大原:夜勤などでね・・

 

中澤:はい。

 

大原:それも、思いますけれども。

 

中澤:ども。

 

大原:でぇ、わたし達はもう、もうそろそろね。

 

話し合いをしてね。

 

4人で仲良く暮らそうって・・

 

・・

 

あのぅ・・

 

・・

 

ん・・どうですかね?根もっちゃん?

 

根本:う、うーん・・

 

大原:わたしは・・ま、いいとこもあるんですよね、向こうのお母さんが、お人好しなのか・・

ズボラ

大原:お爺ちゃん、お婆ちゃん、今更、同居って言ってませんよ。

 

中澤:はぁい。

 

大原:これで、いいですもん。

 

根本:うん。

 

中澤:うん・・

 

大原:ねぇ・・でぇ、お婿さん、これでいいですもん。

 

あ、あ、息子も。

 

中澤:***ね、はぁい。

 

大原:じゃあ、あなたはどうするか?

 

中澤:うん。

 

大原:話し合い、云々よりも。

 

あなたが、変えなくちゃいけないんですよねぇ。

 

中澤:はあ・・

 

大原:一番不思議なのはね。

 

中澤:ええ。

 

大原:15年間の、14年間は・・

 

中澤:はぁい。

 

大原:こんな生活、してなかったんですよね。

 

中澤:うーーん・・

 

根本:うん。

 

大原:でぇ、わたしは、うがった考えですよ。

 

中澤:はい。

 

大原:間違えたら、電話くださいね。

 

なぜ、こういうことで、彼女は後悔したかっていうと。

 

14年間は、看護師さんとして、働いてたんじゃないかと思ったんです。

 

中澤:ああ、ああ、ああ・・

 

大原:そうすると、夫も我慢できる、うるさい事も。

 

中澤:はぁい。

 

大原:うるさい妻がいないじゃないですか?

 

中澤:ええ。

 

大原:だから・・

 

・・

 

自分も・・

 

中澤:はぁい。

 

大原:嫁と、一緒に同居できた。

 

中澤:うん。

 

大原:ところが、ちょうど、丸1年なんですね。

 

中澤:はぁい。

 

大原:1年が、夫が、出て行った時・・***

 

中澤:はぁい。

 

・・

 

大原:でぇ、彼女も、1年間、そろそろ飽きたな・・ってことは。

 

・・

 

すっごくうるさい、彼女だってことです。

 

・・

 

中澤:ああ・・そうですか?

 

根本:うん・・

 

大原:どうですか?根もっちゃん?

 

・・

 

根本:あ・・結局、その・・奥さん・・

 

大原:いい?・・15年間・・が、家にね。

 

根本:うん、か、か、顔は・・

 

大原:14年間だけ・・

 

根本:合わせる時間、少なかったんですね。

 

中澤:うーん・・

 

大原:と、思います、わたしは。

 

根本:ふぅーん・・

 

大原:でぇ、だんだん、だんだん、その、看護師さんの仕事か、云々、わかりませんけれども。

 

だんだん、視点が・・主婦の方に来た時に・・

 

根本:うん・・

 

大原:夫との、顔を合わせる時に・・

 

・・

 

ですねぇ・・で、もう一つは、食事を作らないってことでしょう?

 

中澤:まぁ、そのぅ・・義理のお母様がね、作ってくださってるっていうことですね。

 

大原:彼女は、作らないってことでしょう?

 

中澤:はぁい、今のところ、そんな感じですね。

 

昔からそうだったかは、わからないですが・・

 

根本:昔から、そうだったから、今も、その生活、続けてるってことなんじゃないですかね?

 

中澤:はあ、じゃあ、まったく、夕飯は、作ってない・・っていうことですかねぇ?

 

大原:ということは・・

 

中澤:はぁい。

 

大原:もっと言うと、これで彼女の性格、分かるのは。

 

ズボラで書いてるんですねぇ。

 

中澤:はあ・・

 

大原:今の自分の現状が・・

 

中澤:ええ。

 

大原:どんな現状で、10年間は、こうでした・・で、この1年間は、わたしは職場でこうでした。

 

夫との、顔を合わせる時間は少ないですってこと、そういう状況ないんです。

 

ほん・・っとに、彼女が・・その場、その場で、来てる人だと、わたしは思ったんです。

 

中澤:うーん・・

 

大原:非常に、情報源がないんです。

 

中澤:ええ・・

 

根本:うーん・・

 

大原:まぁ、なんか、極端に言えば・・

 

・・

 

たらふく食べちゃって・・そば湯を用意をしながら・・そろそろ・・まぁ、元の4人家族に戻ろうかなぁ・・っていう・・

 

中澤:はああ・・

 

大原:イメージしか浮かばないんですよ。

 

中澤:ふぅーん・・

 

根本:はあ・・

 

大原:だから、ざ・・

 

・・

 

っくり(ざっくり)考えてる彼女だから。

 

中澤:ええ。

 

大原:ざっくりなんですねぇ。

 

中澤:はぁい。

 

大原:っていうことは、もっと言うと・・このまま行ってしまったら・・離婚されるのが、怖いんじゃないかしらねぇ?

 

中澤:はあ・・でもねぇ・・子供が、そう、高校卒業したら、家、出てってね・・って、言われてる・・って・・

 

大原:高校卒業するってこと、彼は言ってますけれども。

 

中澤:ええ。

 

・・

 

大原:必要ないですもんね、妻として。

 

・・

 

中澤:まあ、このご主人にとっては、今は別にっていう感じですねぇ・・

 

大原:そう・・それが1番の・・危険なこと?

 

中澤:うん。

 

大原:今日の質問は、あなたは、この家族の中で、唯一、子供が2人いたので・・必要とされてるけれども・・このお子さん2人が居なくなってしまったら・・あなたは、だ〜れも・・

 

・・

 

必要とされない人間になりますよってことですねぇ。

 

中澤:うん・・

 

根本:うん・

 

大原:だったら、どうしますか?・・ってこと。

 

中澤:どうしたらいいんでしょ?

 

・・

 

必要とされてますか

大原:わたしは、あなたに・・

 

・・

 

ぃ・・伝えたいのは、もしかしたらですねぇ。

 

すごく、一生懸命、看護師さんの仕事をして・・頑張っている、あなた・・かもしれませんが・・

 

この人生を見て、これだけざっくり書くってことは・・

 

・・

 

けっこう・・

 

・・

 

自分は頑張ってると言っても、ざっくりな分、自分が、1番大事なものが・・わかってない。

 

中澤:はあ・・

 

大原:ということは、今日の・・答えは、あなたは、本当に・・大事なものが、誰であるかを知っていますから。

 

中澤:うん。

 

大原:あなたは、この家族から・・必要とされていますか?

 

この2つが、自分の位置が分かれば。

 

今、自分が・・どうしようか?・・って、自ずから、分かってくると思うんですね。

 

根本:うん。

 

大原:アドバイスじゃなくって。

 

中澤:ええ。

 

大原:あなたが、1番大事な人は誰か?

 

中澤:うん。

 

大原:この家族の中で・・あなたは、必要とされてるだろうか?

 

中澤:うん。

 

大原:子供2人も、お母さん、居なくてもいいよ、と、言われてしまったら・・もう、あなたの行く場所は、なくなるんですよ。

 

中澤:うーん・・

 

大原:そうして、自分の位置が、分かった上で・・

 

・・

 

さあ・・

 

第一歩を・・あなたは、どう生きていきますか?・・っていうのが、今日の・・この彼女に対するメッセージなんですけれども。

 

中澤:はああ・・

 

根本:うん・・

 

中澤:分かりました、いかがでしょうか?タヌキのお母さん。

 

大原:タヌキのお母さん(笑)

 

中澤:え・・ラジオネームね、タヌキのお母さん。

 

え・・先生、厳しい話もありましたけれども、是非、あの1度ね、自分を見つめていただいて。

 

大原:そうです、これは、ほんっとにそうです。

 

中澤:ねぇ、また、そこで分からなくなったら是非。

 

大原:はいはい。

 

根本:そうですねぇ。

 

中澤:こんなふうに、お便り、お電話などをいただきたいと思います。

 

(音声で確認)

 

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