母に決められて来た人生
ラジオネーム、操り人形さんという方からいただきました。
20代、長女、既婚、子供はいませんが、そういった私です。
私は母の敷いたレールに沿って生きてきました。
母はすべて自分が正しいと思い込んでいる人です。
母は常に私を思い通りに従わせてきました。
高校、大学、バイト、就職先も。
私が希望したところはレベルが低いなどと否定され、すべて母に決められていました。
少しでも反対意見を言うとキレるため、言う事を聞くしかなくて、父も頭が上がらない状態でした。
さらに、洋服の趣味や髪型なども口出しし、母は私を世間に自慢するための道具として使ってきました。
「あんたを産んでやったのは私なんだから、私に決定権がある」という考え方なのです。
母がキレるのを恐れ、反抗できなかった私も弱いのですが、私の意見はすべて否定されるので、言うだけ無駄と思っていました。
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自由に決めた人生を生きたい
仕事をしていたので、妊娠は希望していないのですが、それを伝えると、「子供を産んだ私を馬鹿にしているのか?」と言われました。
「今は子供を産まない人も、望まない人も増えているのに、ろくでもない娘に育っちゃった」と、私の妹に愚痴っていたそうです。
それから、「子供は親の思い通りにならない」と、嫌味を言われています。
この発言で私は我慢の限界が来ました。
子供は親の思い通りにならないって言うけど、子供は親の所有物じゃないと言い返したいくらいです。
妊娠以外はすべて母の希望に沿って生きてきたというのに、それでも「思い通りにならない」なんて言われるなら、最初から自分のやりたいことをやればよかったと思いました。
私としては、何より母に、あんたの人生を決め付けてきてしまって、申し訳ないという自覚を持ってほしいのですが、何もかも自分が正しいと思っている母の考え方を変えるのは、難しいでしょう。
私の人生は、母が理想とした人生であって、私の人生ではありません。
母の抑圧的な意見に怯えることなく、自分で自由に決めた人生を生きたい。
そのために私はどうしたらいいのでしょうか?
2018年3月21日放送のSBC信越放送の『らじカン』(毎週月-金 14:05-18:15)の水曜日のコーナー『敬子と佳子の子育て相談』、テレフォン人生相談でお馴染みの、幼児教育研究の大原敬子先生のお悩み相談。
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結婚する意思、しない意思、子供を産む意思、産まない意思。
大原:これねぇ・・
中澤:はい。
大原:もうホントに、いたぶ・・ってるんですね、お互いが。
中澤:お互いがですか?
大原:たぶん・・お互いが。
中澤:ふぅん。
大原:でね、なにかあなた、もしかしたら、本当は・・お子さん欲しいんじゃないですか?と、わたしは思っているんです、実は。
中澤:ああ・・はぁい。
大原:それはねぇ、こ・・心の中で、事実なことはねぇ。
中澤:はい。
大原:「子供を産んだわたしを、馬鹿にしているのか?」って・・
中澤:うん。
大原:これは事実なんです。
中澤:はい。
大原:その後は、妹から聞いたって言ってるんですね。
中澤:ええ。
根本:うん。
大原:この言葉ってね、一見、見るとなんでもないんですけど、なんでもあるんです。
中澤:ああ、そうなんですか?
大原:要するに、彼女が、「わたしねぇ、仕事が忙しいの」、でぇ、「すごく難しい仕事してるのよねぇ」「だから子供なんか産んでいられないわ」・・って言った・・
中澤:うん。
大原:女のレベルを・・子供を産むことよりも・・要するに、非常にインテリ的なね、じゃあ仕事をしている・・キャリア的な物の方がいいっていうような、表現だとこの言葉出るんですよ。
中澤:ほう・・
大原:でぇ、なんでそれをお母さんに言うのか?
中澤:ええ。
大原:子供を産んでないという劣等感を、自分はもってるんじゃないですか?ってこと。
中澤:はい。
大原:でぇ、ここまでね。
中澤:はい。
根本:うん。
大原:母の言いなりになったっていう割には・・結婚は、自分の意思でしょう?
中澤:うん。
根本:うん。
大原:自分の意思は、結婚をしたことと。
中澤:はい。
大原:子供を産まないのが、自分の意思なんです。
中澤:うん。
大原:これだけ出来れば十分ですよね。
一番大事なことは、この自由を、母から奪われたら別なんです。
中澤:ええ、それすらを奪われたら・・はぁい。
大原:これは、自分の意思を通してるわけでしょう?
中澤:はぁい。
根本:うん。
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不幸の原因
大原:そうすると、全部がこの、ぜん・・こう、今、わたしが、このように、不幸な・・このように考えるってことは、全部、お母さんよってことは、なぜ今、この時期に言うのか?ってことなんですね。
中澤:うん・・
根本:うん・・
大原:なんでもないじゃないですか?
中澤:はぁい。
大原:仕事もしてるし、妹さんも言ってるしって。
今・・このお母さんが、昔、自分が生きていくためには、この娘が犠牲として、やってあることは、確かと思うんです。
中澤:うん。
大原:妹ではなくってね。
中澤:はぁい。
大原:そうしなければ、夫と、上手くいかなかった。
中澤:うん。
大原:今度、逆に今、彼女、なにかが不満なんです。
なにかが人生を・・今からでも子供産んで、間に合うのかどうか・・なにがあるのか、わかりませんけれども。
中澤:うん・・
大原:なにかあるんです。
中澤:うん・・
大原:でぇ、こうしてしまったのは・・あのお母さんのせいだとしてるんです、今。
中澤:はああ・・
大原:でぇ、今、わたしの不幸なのは・・って言うんで、ボロボロになったお母さんを引きずり出して、「このお母さんがやったのよ」「この原因なのよ」「こうして今わたしは、不幸なんだ」ってことを今、叫んでるんです。
中澤:うーーん。
大原:なにが原因なのか?ってことです。
中澤:原因は、別にあると?
大原:そう・・
根本:うん。
大原:それが、赤ちゃん、妊娠じゃないかな?と思ってるんです。
根本:ああ・・
大原:妊娠は出てるんですね、すごく。
中澤:はぁい・・そうですねぇ、でも、ここの言葉は・・はい?
大原:でも妊娠は、子供・・仕事をしているから産まないと。
中澤:うん。
根本:うん。
大原:でも、産まないことを、お母さんになにか、喋ったでしょう?
中澤:うん。
大原:その時、お母さんが・・
中澤:はい。
大原:「子供を産んだ、わたしを馬鹿にしてるのか?」ってことは、わたしはこういう凄い仕事をしているために、子供を産まないのよ・・って、言い訳をしゃべってることが・・
中澤:うん。
大原:お母さんにとっては、非常に面当てになってるんじゃないかと思う。
中澤:うん・・
大原:普通、こんな怒り方、お母さんしませんから。
中澤:はああ・・
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子なし
大原:そうすると、この中に、なぜ、これだけ、ねじって、ねじって、ねじった・・感情に、彼女が持ってきてしまうのか・・というと。
今、夫のとの関係が、上手くいってるのかな?ってことです。
一番上に、「子なし」って書いてあるんですよ。
中澤:はい。
根本:ええ。
中澤:既婚、括弧、「子なし」・・って書いてありますね、はい。
大原:子供産まない言葉と、また違いますよね。
中澤:はい。
大原:どうですか?
中澤:うん・・
この、括弧の「子なし」は、気になりますねぇ。
大原:うん、気になるんです。
根本:求めて、子供がいないのか・・
中澤:うーーん・・
大原:うん。
根本:それとも、最初から産む気はないのか、どっちかですよね?
大原:そうでしょうか?
根本:あえて・・「子なし」って書くのは、うん。
大原:そうしたら・・普通、既婚ですが・・あのぅ・・
根本:子供は・・
中澤:いません。
大原:子供はいません・・って。
中澤:ええ。
大原:「子なし」ってことは・・
根本:要するに、求めてるのに、出来ないってことですか?求めてても、出来ないってことですか?
大原:それを、知りたいってことです。
根本:ああ。
中澤:あああ・・
大原:それをもしですよ、違った場合、「子なし」って言葉を書くっていうことを、今、根もっちゃん、おっしゃったようになると。
根本:うん・・
中澤:うん・・
大原:この不満は出るんです。
中澤:ああ・・
根本:うん・・
あとこれ、旦那さんに、子供の事で、なんか言われてるってことありませんか?
大原:あります。
中澤:あああ・・
根本:特に・・うん・・
大原:でぇ、お母さんに言われたんでしょうね。
その時、自分、仕事の為に子供を産まなかったって。
根本:うん。
大原:でぇ、お母さん、劣等感で・・
根本:うん。
大原:こういう**って、劣等感多いですから。
お母さん、ホント、子供産まないのは・・
根本:うん・・
大原:こういう事情があってじゃなくって。
根本:うん・・
中澤:うん・・
大原:わたしはこういう素晴らしい仕事をしているっていう・・ことで、お母さんに言ったんでしょうね。
根本:うん。
大原:と、お母さんとすると、単なる普通のおばちゃんが、子供産んでるみた・・
根本:うん。
大原:これも、許せないと。
中澤:うん・・
根本:うんうん。
大原:お母さんも劣等感。
中澤:はああ・・
根本:はぁ・・びっくりしちゃった、やっぱり・・
大原:ってなると・・この、言葉が、「子なし」ってことと・・
根本:うん・・
大原:その、子供を産んでね、「わたしを馬鹿にしてるのか?」っていう、お母さん、この2つをくっつけると・・
中澤:はいはい。
大原:1番のキーワードは・・子供がいなかったという、彼女の、他人には見せない、自分の中の忸怩(じくじ)たる思いがあるんじゃないか?ということです、今日の相談は。
根本:です・・はぁい・・
中澤:言えない・・これはねぇ・・
大原:うん、なければ、何の相談もない、問題もなくって。
子供・・産んでも・・いいんでしょう?
産まないんだから。
中澤:うん・・
大原:やっぱり、自分の中に、どうしても欲しいってことじゃないかと思うんだけど。
根本:うん・・
大原:それが、前提条件になると、ご主人さまとの関係が一点。
中澤:はい。
大原:でぇ、お母さまに、これだけあなたがね・・
どの家でも、もう、あなたみたいに、たぶんね、幼児期、いい子だったような気がするんですよ。
そうすると親はねぇ、全部・・お母さんと、お父さんの関係が悪いと・・
・・
表面的でも・・心の中ですよ。
根本:うん。
中澤:うん。
大原:悪いと、一番感受性のいい子に、依存するんです。
中澤:ああ・・
根本:ああ、ああ・・
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夫との関係性
中澤:今までも、そういう方いましたねぇ、大勢にねぇ。
大原:それに入っちゃった。
中澤:はぁい。
大原:この子の場合、少し違うのはね。
中澤:うん。
大原:結婚してるんですよねぇ。
中澤:はぁい。
大原:家を飛びだしてるの。
その強さあると、お母さん、一貫性ないんだな・・と思ってるの。
中澤:うん・・
大原:出れないんです、親が怖くて。
中澤:へええ・・
根本:うん・・
大原:うん、ですから彼女なりにも劣等感・・ある。
今日の相談は、今、あなたがお母さんに・・これだけ今、不満を言っても、元には戻らないのに・・なぜそこまでいいたいのか?
中澤:うん・・
大原:幸せならねぇ・・お・・まず幸せって何か・・って言うと、「お金がある云々」じゃなくって。
1番愛する・・男性が、理解してくれること、1番じゃないかしらね?
根本:うん、うん・・
大原:2番目は・・
中澤:はい。
大原:好きな仕事があるって。
中澤:うん。
根本:うん。
大原:3番目は、こうして、夫婦2人で居られること。
中澤:はぁい。
大原:不幸せな者は、ないものを・・
手に入らない物を、これは必要としないと・・自分は、言いきった時が、不幸せになるってことです。
中澤:ほぅーん・・
大原:そのお子さん・・ではないかな?と。
中澤:はあーい、そうですか・・
どうでしょうか?操り人形さん?
大原:でもねぇ、子供がいるから幸せ云々じゃないですね。
中澤:は、そうですねぇ、違いますねぇ。
大原:今、あなたが言ってるのは、わたしはこの不幸ってものを、お母さんのせいにすることによって、現実を見てないってことです。
中澤:うん・・
大原:もうここまで来たら、お母さんのせいじゃないですよね。
中澤:はぁい。
大原:あなたの人生と思いますけど。
中澤:また、ご主人との向き合い方とか・・
大原:はい、はい。
中澤:もう一度ねぇ・・でぇ・・それでも尚ということであれば、またねぇ・・
大原:また・・はい。
中澤:お電話やファックスをね、入れてくださればねぇ。
大原:はい。
中澤:お寄せください。
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